体験入学でオンラインライブ 放送にチャレンジしました。
7月30日、掛川西高校中学生体験入学を実施しました。参加してくださった保護者・中学生は1500名。昨年は猛暑の中、体育館で学校説明を行ったのですが、今年は涼しい教室でやることに。
全生徒・保護者は、受付後すぐに各教室へ。
クーラーの効いた涼しい教室で、学校説明会を行ったのです。
流れは
1 校長挨拶
2 自然科学部研究報告
3 学校紹介動画
これを、本部で待機する校長のPCからZoomというシステムで全教室に一斉放送しようと試みました。
Zoomとはオンラインミーティング用のシステムです。
リアルタイムメッセージングとコンテンツ共有が可能な企業向けビデオ会議。このシステムを学校で利用しました。
使ったもの
・メインブース Macbook1台
・各教室 iPad第6世代 Apple TV HDMIコード
教室の天井に備え付けのプロジェクター
教室にある備え付けのwifiアクセスポイント
回線は県の回線(生徒用VLAN)を使用し、iPadすべてにZoomのアプリをダウンロードしました。
7月16日
各クラスにいるICT係と実験。今回は県の教育政策課と連携。県にZoomを使えるように制限解除をしてもらいます。今回の実験のメインは、全教室(26教室)で一斉にApple TVをつないで不具合無くいくか。
大会議室にICT係を集め、Zoomの解説。すでにApple TVの講習は終わっているので、全員が設置することができます。
各教室へ移動し、Apple TVの設置とZoomの実験
大変スムーズに行き、自信を深めました。
7月19日 ICT係が体験入学お手伝い係に指導
体験入学では、各教室に在校生が付き、学校生活の説明や教室の整備などを行ってくれます。その生徒たちに、当日はいないICT係が機器の設置のレクチャーを行いました。
まずはAppleTVの使い方を、初任の教員が研修を兼ねて講義。そしてICT係のサポートのもとで各教室で作業。
本部から一斉ライブ放送。
○新たに見つかった問題点
・各会場が準備OKかなかなか把握できない。
・各会場の音声をミュートにしてくれないと、何重にも音が聞こえてしまう。
<対応策>
本部からまず各会場に、音声をミュートにするように呼びかけ
各会場が準備OKか確認するために、Zoomのチャット機能を使い連絡させる
多少の混乱はありましたが、なんとか行けそうです。
7月26日 校長を交えて放送練習
メインブースを作ってMacbookを設置。ここから校長に挨拶をしてもらいます。
そしてZoomを使い配信。
はっきりと聞こえました。手応えを感じます。一応当日校長挨拶がトラブルで聞こえない場合を想定して、撮影も行いiPadに動画として保存しておきました。
今回は県の教育政策の方もZoomのIDを共有して見学してくださいました。
体験入学当日
事前にお手伝いをしてくれる高校生に、Google Classroomを使って、Zoomの注意事項を送っておきました。(講義で行ったAppleTV設置の内容も動画で共有)
そして当日ZoomのIDを県の教育政策と共有。体験入学をお手伝いしてくれる生徒にも配布。
校長挨拶のあとは、世界で2位になった自然科学部の研究紹介。Zoomの共有機能でKeynoteのシートを映してプレゼンを行いました。
最後に生徒会が作成した学校紹介動画を流します。こちらは放送ではなく、事前にiPadに入れていた動画を係の高校生が再生
最初の段階で多少のトラブルはありましたが、無事に一斉ライブ放送が終わってほっとしました。
終えてみての感想
この仕組は、これからの学校生活でいろいろと応用できると思います。
例えば、暑い中やインフルエンザ流行時の全校集会。
また外国とのオンラインミーティング。
遠方の講師とオンラインで研修。
ぜひ活用していきたいと思います。
追伸
卒業生も反応してくれました。