たった一人でもいいから…
私にYES！と言って欲しい
昨日は、一乗寺の珈琲焙煎処桃栗さんでのイベントの日でした。昨年の１１月から、毎月第２土曜日の５pm－７pmに、桃栗さんで、Safe Spaceほっこりのイベントをしています。
昨日は、シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのライブもありました。
ひろ江さんの歌は、とにかく歌詞が素晴らしい！私達の心の琴線に触れます。
私が特に好きな歌は、「YES！」という曲です。誰もが私に「NO」って言っても、あなただけには、「YES！」と言って欲しいという内容の歌詞の歌です。
そうなのですよね。たった一人でいいから、たった一人でもいいから、自分を認めて受け入れてくれる人がいたら、自分に「YES！」と言ってくれる人がいたら、私たちは救われるのではないでしょうか？
Safe Space ほっこりはそんな存在になれることを目指しています。
みんなの、そして私の安全基地
桃栗さんでのイベントを始めて半年近くが経ちました。この間、たくさんの方が参加して、一緒に楽しい時間を過ごしてくださいました。
その中には、私と同じように、統合失調症を抱えている人もお二人います。お二人ともほぼ毎回イベントに参加して下さっています。お二人の、そしてお二人以外のたくさんの方達の安全基地になれているのではないかな？と思っています。
そしてこのSafe Space ほっこりの活動は、私自身にとっても、安全基地になっています。
これからも、この活動を続けていきたいです。
誰かにとっての誰かになる
Safe Space ほっこりは心の安全基地づくりを目指していますが、活動を続けていく中で、それを必要としている方が、本当にたくさんおられるのだということを強く感じています。
「誰か話を聞いて欲しい」
「誰か私を受け入れてほしい」
「誰か私の背中を押してほしい」
そんな思いを抱えている人がたくさんおられるのです。先日、発達障害の自助会に参加してみて、その思いを改めて強く持ちました。
誰かを必要としている誰かのために…
私にできることってなんだろう？
私たちにできることってなんだろう？
そんなことをずっと考えています。そして、私たちにできることがきっとあるはずだと確信しています。
誰かにとっての誰かになりたいと思うのです。
勇気を出して「助けて！」と言ってみる
でも、そのためにはまず、助けを求めている人自身が、勇気を出して「助けて！」と声をあげることが、とても大切ではないでしょうか？
怖いかもしれない。でも勇気を出して声をあげることが必要なのです。声をあげてみたら、自分が思っているよりもたくさんの人達が、救いの手を差し伸べてくれることに驚くはずです。
私自身は、勇気を出してSOSを発信したら、すごくたくさんの人たちが手を差し伸べてくれたことに驚きました。みんな誰かの役に立ちたいと思っているのです。
わかってもらえないのではないのです。声をあげないからわかってもらえないのです。勇気を出してください！
SOSをキャッチできる存在でありたい
そんな風に勇気を出して発信したSOSをキャッチできる存在になりたいと、私達Safe Space ほっこりは考えています。そうなれるために、今、理事のみんなで、知恵を出し合って頑張っています。
理事の中の一人は、ケアマネージャーをしています。高齢者のサポートの仕事をしている彼女は、高齢になる前に、「繋がり」を持っておくことがとても大切だということを痛感しているそうです。
８０代、９０代の高齢になる前の、私たちのような４０代、５０代の世代のうちに、他者との関わりを積極的に持ち、「繋がり」を持っておくことがとても大切だと思うと、彼女は言います。私も同感です。
生きづらさを抱えている人達が、助けを必要としている人たちが、安心してSOSを発信できる存在でありたいです。
そして、勇気を出して発したSOSをキャッチできる存在でありたいです。
たった一人でも、自分を受けとめてくれる人がいたら、人は救われるからです。
まだまだ始まったばかりの私たちの活動。でもそれを必要としてくれる人がいてくれるから、たくさんいてくれるから、理事のみんなで力を合わせて、頑張っていきます。
応援していてください。
中村郁さんの講演会と阿部ひろ江さんのライブのイベント
発達障害でありながら、プロのナレーターとして活躍しておられる中村郁さん（郁さんは二人の娘さんたちの子育てをするママさんでもあります）の講演会と、元特別支援学校教員で、障害児教育に尽力して、退職後はシンガーソングライターとして活躍し、世界５大陸で歌ってきた、シンガーソングライターの阿部ひろ江さんのおライブのイベントを、５月１９日にします。あと数席余裕があります。
生きづらさを抱えておられる方、そんな方達をサポートされておられる方、ぜひ聞きにいらしてください。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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