緒頭苫法界

僕は虐待児・・・ そう、僕は今でも虐待児だ。 加害者だった父も母も亡くなった。 今、「僕は、虐待児だった」と云うべきなのだろうか? https://x.com/hokkaiozu

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僕は虐待児・・・ そう、僕は今でも虐待児だ。 加害者だった父も母も亡くなった。 今、「僕は、虐待児だった」と云うべきなのだろうか? https://x.com/hokkaiozu

マガジン

  • 青い鳥の記憶

    ボクが吐き出したウタのイメージに合う曲と曲に触発されて描いたウタを、併せて掲載しています。 ウタと紹介したいお勧めのリンクだけで、曲の無い投稿もあります。 Xになる前のTwitterでの呟きが多いので、既知のウタかもですが、新しいウタも投稿してくつもりです。 また、曲は、それなりに思い入れの強い曲ばかりなので、貴方に寄り添い、心に響く曲であることを願います。

  • 虐待児の詩

    ラップや詩のボクシングみたいに対戦的なものじゃ無い。 歌や曲に触発されて詩を書いたり、書いた詩にフィットする歌や曲を探したりしてみた。 それは、きっと、映画音楽のように 僕のウタを 七色の空気で 膨らませてくれて・・ たぶん、 もう 僕のウタ だけじゃ足りなくなった 僕の詩集 もし僕のウタに 心震えたなら それは きっと選んだ曲が 素晴らしいから 拓郎は「人生は恋と歌の旅」なんて謳っていたけれど・・ 僕にとって 詩や 音楽は 心が空爆された時に 逃げ込むための 防空壕だった 朗読や 演奏は 流血も 命も奪わない 僕の爆撃だ 絶賛された映画から いくつもの名曲が生まれた 映画にサウンドトラックが在るように 詩にもサウンドトラックが在っても良いではないか 僕の詩ウタは、選んだ曲を紹介するためのDJだと思って貰えれば、それで良い。 どれも素晴らしい曲ばかりだから・・

  • 『白虎の路』甲州街道とうりゃんせ

    世紀末も近く、世界の終わりが巷で囁かれ出した時代、二十五歳の秋、直人達は若さを持て余し、毎夜、渋谷、恵比寿、六本木と遊び回っていた。 短大を卒業した奈津子は、勤め先で妻子持ちの上司との不倫関係に戸惑い乍らも、「妻とは別れるから一緒になろう・・」などという、その場凌ぎの言葉に戸惑い始めていた。 優柔不断な不倫男の嘘に翻弄され乍らも、軽率な直人の過去に嫌悪する奈津子の揺れる心。 すれ違い、往き違う中で、二人の想いは、引き合い反発し合い乍ら、中央道を往き来する。 白虎が見守る甲州街道、とうりゃんせ♪ そんな、二人の歯がゆくも愛しい想いの結末は・・

  • 新潮文庫の一冊

    その昔、当時の嫁が妊娠中に「ヨンダ パンダ」のぬいぐるみが、可愛いと言って欲しそうにしていた。 それなら、出産後,退院の時にベビーカーに「ヨンダ パンダ」を乗せて迎えに行ってやろう・・と、新潮文庫100冊を読んだ時に、読書後、気まぐれで手記を書き残していたものに、加筆修正したモノです。

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『白虎の路』 甲州街道とうりゃんせ 1

その1 「プロローグ」 あらすじプロローグ1.中央道  土砂降りの豪雨の中,中央道を河口湖から大月を抜けて、八王子方面へと向かう一台の車があった。 時間は、午前零時を回っている。 「うぉーっ。。。」  青年は、流れる涙もそのままに、叫びながらステアリングを握っていた。 その絶叫と涙を掻き消すかのように、雨がフロントガラスを叩き付け、背後では直列4気筒DOHC16バルブのエンジンが地面を叩き付けるように咆哮を放っていた。 MR2 G−Limited、その型式からSW20と

    • 『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

      「後悔など無い」何度も なんども キスをした 想い返せども おもいかえせども 数えきれぬくらい どのキスでも 良い 想い返す おもいかえす ただ それだけで・・ 熱い想い 蘇り 心 救われる こころ すくわれる ##後悔など無い 辛い思いも したけれど 出逢ったことに 後悔は無い

      • 『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

        「何気ない日常」何気ない 日常は 何気なく 過ぎて往く ただ なんとなく そこに在る 小さな 幸せ ちいさな しあわせ 笑顔の奥 泪の奥 心の奥を こころのおくを 碧い月が 見ていた 碧い光りに 灯された ##何気ない日常 それが リアル 僕らの 信じる真実 日常を抱いて 過ごす

        • 『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「奇跡という名の必然」奇跡 なんて言葉 信じない 偶然 なんて言葉 信じない 凡ては 努力の先にある 必然 積み重ねられた 努力の先に在るモノは 努力した者だけに 与えられる褒美 諦めなければ 誰もが掴める ##奇跡という名の必然 何度でも やり直せば良い 初めから やり直せば良い

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        『白虎の路』 甲州街道とうりゃんせ 1

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          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「優しくない僕」優しく 成りたい 優しく 成れない 煩悩だらけの 人々は 譲らず 競い合って 生きて居る 殺伐とした気は 優しい気を 陵駕して 殺伐とした気に 塗り替えて 往く 優しい振りは していても 優しい人は 居ないのか 皆 己で精一杯 嗚呼 ##優しくない僕 泣けてくる

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「荒野を生き抜け」どんなに 綺麗に 整備されていても どんなに 近代的な ビルが建ち並んでいても 此処が 荒野であることに 変わりは無い 無関心な 粉塵が舞う 交差点に 孤独な心が 往き交っている 毎日 人身事故が起こる 荒野で 生き抜いた あんたが 奇跡だ ##荒野を生き抜け

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「笑えぬはずさ」笑い飛ばすな 理解できぬことを 他人を笑った 自己の非力を恥よ 他人の事など 分からなくて 当然さ 同じ体験をした者など 居ぬのだから 笑い飛ばす前に その言葉の意味を どれだけ真剣に 考えたと云うのだ 熟慮もせずに 笑い飛ばすな 熟慮したなら 笑えぬはずさ ##誰のことも笑えぬはずさ 人の生き様を 笑うんぢゃねぇ〜

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「人間どもよ目を覚ませ」烏が 案山子を 啄んで ぽろぽろ ぼろぼろ スケアクロウ 烏に 逐われる 案山子など なんの役にも たちはせん そんなら 私が 逐いましょう 猿が 烏を 追い払う 畑も 田んぼも 猿のもの 我が物顔で 食べ尽くす 畑は 誰のモノでしょう ##人間どもよ目を覚ませ

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「此処に居る」何故 私は 考えて居る 何故 私は 悩んで居る 何故 私は 生きて居る 何故 私は 愛せず居る 何故 私は 憎めず居る 其れでも 私は 必要か 其れでも 私は 人間か 何故 私は 此処に居る 其れでも 私は此処に居る ##此処に居る 私は 逝くまで 此処に居る

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「別れなきゃな」めんどくせぇ やってけねぇ そう思って 別れを切り出した いつも横に居た お前が もう 横に居ない 習慣付いた 肌の温もり 消えた 違和感は 想像を超えた 三日と経たぬうちに 寂しさに耐え切れず 縒りを戻す 嫌いに なったんぢゃない けれど・・ ##別れなきゃな

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「雨を掻い潜って飛んだ」キィーーーーン 耳鳴りがする その刹那 ボクは異次元に居る 治まらない 耳鳴り 頭の中で 無数の蝉の合唱が 始まった 蝉の声は 雨音へと変わり 土砂降りの 雨に ズブ濡れの 僕は独り 君の名を 叫ぶ声は 雨音に 打ち消されて 聞こえない ##雨を掻い潜って飛んだ

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「真夜中のハイウェイ」真夜中 眠れなくて ハイウェイを走る 選曲は オッケー 爆音で 走れ 煌煌と 人工灯が 鏤められた ダストタウンを 見下ろして も少し走れば 工業地帯のシンデレラ城 ダストキャッスルが 姿を見せる 笑え 泣け 叫べ 踊れ・・ ##真夜中のハイウェイ 慰めてくれ

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「空回る以心伝心」伝えたくても 伝わらず 空回り なにを求める 訳でも無く 言った言葉 裏の無い言葉の 裏を読まれて 立ち往生 善意が悪意に 悪意が善意に 掏り替わる 相手の経験か こちらの普段の行動か 空回る 理由が分かる 訳も無く 今日も一日 過ぎて往く ##空回る以心伝心

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「ある愛の情景」麒麟の建ち並ぶ 築港 龍が炎を吐く 工業地帯 其の一角に 僕らは 車を停めて 対岸の 夜景を観ていた 汚れた汚物を 覆い隠した 其の街は 浪漫的で 磨り硝子の様に 曇った窓は 揺れる車の中で 夜景を 滲ませていた ##ある愛の情景 二人だけの世界は 夜明けまで・・

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「心の在処を探せ」雄大な空に 悠悠と浮かび 流れる雲 雲 追いかけて 話しかける 意識はあるのか? 蒸気の塊に そんなものは無い 本当に? 人間だって分子の塊 雲だって分子の塊 同じだろ 意識の在る場所 知る者なんて 居ないだろう 分からずとも 探してしまう ##心の在処を探せ

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶

          「砕け散る想い」暗闇に 叫んだ なにもできぬ 己に 苛立って 暗黒の森を 走り抜けた 夢から覚めぬ夢を 振り切ろうと 狂った 想いは 虹となって 遠い過去まで 飛んで往け ##砕け散る想い どこまでも 続く この暗闇は 凡ての色を 奪い去る けれど・・ 走り続けよう どこまでも

          『虐待児の詩』 青い鳥の記憶