スリランカカレーの衝撃
あれはいつの日のことだったろう。ともだちと一緒にカレー屋さんに行った。
そのともだちは多くを言葉にするタイプではなくて、ただ「カレーを食べに行こう」くらいの話しだった気がする。
そのお店は町のなかっていうか、だいぶ中心から離れているところにある。しかもばっと見は民家。国道沿ってかんじの北海道のどこにでもある家だ。
木造の2階だて。50坪くらいの庭があって、常緑っぽい庭木が植えられている普通の家だ。
玄関も昭和で、お店感がない。靴脱いであがったんじゃないかな。普通の民家だもの。
座ったテーブルと椅子も平均的な昭和の民家のそれ。キッチンも昭和な家のそれ。ともだちはシェフ夫妻と面識があるらしく、「元気?」てきな会話をしている。
テーブルを見ると、なんかいままで見たことのない感じのカレーのメニューだ。ぜんぜんわかんない笑
わかんないから、たしかおすすめを聞いて選んだんじゃないかな。辛さは弱めにした。あとは友だちとその夫妻の会話を聞きながらだだっぴろいその家の裏庭の景色を見ていたのを覚えている。
15分くらい待ったかな。出てきたカレーにびっくり。2色ある。赤と黄色。「えっ」てかんじ。
美味しそうっていうか、キレイ。
しかも説明が「よかったら味が変わるので混ぜてたべてくださいね」ってかんじ。
「えっ、まぜんの?」て思ったよ。絵の具以来の衝撃。まんなかにはおせんべいみたいのものってる。
ひとくち食べてみた。赤から。
超おいしい。
もうひとくち食べてみた。黄色から。
こっちも違うおいしい。
まぜてみた。うす赤色。
またおいしい。
なんだこれ。これもカレーか。せんべいもたべてみた。パリパリ。うすあじ。軽いタッチでおいしい。
赤食べて、黄色たべて、うす赤色食べないで、赤食べる。パリパリ。
なんだこの衝撃。おいしい。
いや、僕もいろいろカレー食べてきたけどこれは新しい。そしておいしい。僕のともだちも「おいしいよね」って言ってる。
「おいしい、おいしい」と言いながら食べてたら「普通のカレーなんだけどね」ってシェフが言ってる。
でた。プロのひとこと。「普通なんだけど」
しっかり食べて、お支払いをしてその昭和の家を離れた。その前後のことは覚えてないのだけれど、そのカレーのおいしさは覚えている。
なんであんな地方の離れに美味しいカレー屋さんがあるのかは謎だけど、また食べに行きたいと思う。
そのカレーはスリランカカレー。
僕がいま食べたいカレーのno.1だ。場所は東旭川。車で行く必要があるけど、場所は有名な動物園「旭山動物園」のほうにある。レンタカーで行くくらいの場所だけどね。
「スサンタキッチン」
これがお店の名前だ。勝手に紹介しちゃったけど、いいのかな。ほめてるからいいか。書くことに迷ったから食べたいもの書いちゃった。
今日は雨。コーヒー飲んで、ストレッチしてお仕事しよう。
読んでくれてありがとう。ではまた
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