ほっかいどう暮らし61 白老町虎杖浜 たらこ丼
ご近所に住む飲み友達のコーイチさんはタラコや明太子が大好きです。
どれくらい好きかというと
なんて言っているくらいです。
さて夏のとある土曜日の夜、いつものように近所のオヤジ連中で集まってお酒を飲んでいた時のこと。
その日は珍しく元気がないコーイチさん。どうしたのか理由を聞くと、どうやら
健康診断の結果がすこぶる悪かったらしい
これにはさすがのコーイチさんも
なんだかんだ言っても、もう50歳目前。食事に気をつけることは必要ですね。
なんて思ってたら
コーイチさん 「せっかくだから
これにはさすがにおじさん達から、「はぁぁ?何言ってんだ!?」「今からやめなさいよ!!」「男らしくないわっ!」などと散々に言われておりました。
僕も他のおじさん達と同感なのですが、その時何故かふと口をついて
「タラコと言えば白老町の虎杖浜が有名だよね。海岸沿いには『たらこ丼』が食べられるお店もあるらしいよ」
なんて言ってしまいました。すると
「いいね!たらこ丼!!」「連れて行きなさいよ」「で?いつ行く?」などと言い出す始末。
いやいや、コーイチさんの健康の話だったのでは…。
それで翌日、おやじ4人で白老町へ。なかなかこういう機会もないので僕が
「せっかくみんなで白老に行くんだから
ウポポイとは2020年7月 白老町に開業した「民族共生象徴空間」の愛称で、アイヌの歴史と文化が学べる「国立アイヌ民族博物館」や「国立民族共生公園」「慰霊施設」からなる国の施設です。
おじさん達も「一度は行ってみたいけど、一人じゃ行きづらい」と思っていたようです。
話には聞いていましたが、やはりかなり立派な施設のよう。日曜日ということもあり、沢山の人が来ていました。
期待しながらインフォメーションセンターに行き、どこで入場券が買えるか聞いてみると
「入場は事前予約制になっています」
とのこと。(まあ、こういう時期なので仕方がありません)
しかしおじさん達からは、「事前に調べないんだ」「ホームページ見ればすぐわかるじゃないか!」「怠慢だな」
ええっ!僕のせい!?
まあ、いくら文句を言われても入れないものは仕方ありません。時間としては少し早いですが、そのまま虎杖浜へ向かいました。
お伺いしましたのは「たらこ家虎杖浜」さん。
そこで注文しましたのが
たらこ丼
さすが本場のたらこ、食感は滑らかで魚卵の旨みが口の中に広がります。やや辛めの塩加減もご飯にちょうどよく、食が進みます。また鱈の昆布締めが上品な味わいで、たらことのバランスが良い感じです。
たらこの天ぷらは絶対ビールにあう!
なんて考えながら
すっかり完食。
みんな食べ終わってお店を出たところで、コーイチさんが
「よし、やめた!」
と一言。おいしいたらこ丼を食べて「『魚卵系をやめる』決心が固まったか」と思ったら
はぁ〜〜〜〜〜〜〜!?
コーイチさん 「これからも食べますよ。やっぱり美味しいんだもん」
えぇ〜〜〜〜〜〜〜!?
おしまい
(実際にはマスクの着用、黙食などには気を使っております)
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