ほっかいどう暮らし154 鹿部町 プレミアムたらこ御前
毎年元日には分厚い新聞の束が届きます。
まぁ分厚いと言ってもほとんどがチラシやTV・芸能スポーツ関係なので、見るともなく目を通していたところ1枚の写真に目が止まりました。
その写真とは
国宝「中空土偶」
中空土偶は、道南の「道の駅 縄文ロマン 南かやべ」と同じ建物内にある「函館市縄文文化交流センター」に常設展示されています。
そう言えば昨年の11月、ご近所の飲み友達のコーイチさん(50代初め)とゆういちさん(40代後半)と僕の3人でスタンプラリーのため道南の「道の駅」巡りをしていた時のこと。
南かやべの道の駅で、僕が
「せっかく来たんだから、国宝の土偶を見て行こうよ」と提案したのですが
そう言われて、結局見ることができませんでした。なかなか行く事もできない場所ですし、今思えば無理をしてでも見ておけばよかった...。
さて、お正月休みも明けた3連休の土曜日の夜。
いつものようにおじさん達と3人でお酒を飲みながら「お正月はどうしてた?」という話になり、まだお休み中のコーイチさんが
「今年の正月休みは、1日だけ実家に寄った以外はず~っと飲んで食ってゴロゴロしてたわ」
と言い出す。そして
「あぁ~、つまんねぇ
..いや、どこかへ連れて行けと言われても...。
そこで僕が、「それじゃあ、この間見れなかった『中空土偶』を見に南かやべに行かないかい?」と言ったら
コーイチさん 「どぐ~う~っ?興味ないわ~っ」
ゆういちさん 「だいたい遠すぎるだろ。無理無理っ!」
と反対される。しかしその後も行先が決まらないので
ゆういちさん 「1人ひとつ行きたいところを書いて、『あみだくじ』で決めようぜ。決定後の変更は無しねっ!」
コーイチさん 「いいともさ、絶対変えるなよっ!」
..なんて言っていますが、こういう時の僕は
引きが強いのです。
翌朝
早い時間に3人で出発。
約5時間ほどかかって到着しました
道の駅 縄文ロマン 南かやべ
さっそく併設の「縄文文化交流センター」へ行きました。
第1,2展示室には縄文土器などの出土品の展示があり、その奥の第3展示室に入ると
真っ暗な中に浮かび上がるように
国宝 中空土偶
想像していた以上に精巧に施された紋様や顔の表情に、縄文ロマンを感じずにはいられません。さすがに実物を見たおじさん達も「来てよかった」と言っていました。
その後は、目的も果たしたのでそのまま帰路に着きました。
車中やることもないので、僕がクイズを出したのですが...
僕 「それでは歌問題です。お題のワードを入れて歌って下さい。今回のお題は『ビール』」
ゆういちさん 「歌詞にビール?そんな歌あったっけ?」
僕 「ビールのコマーシャルを思い浮かべればいいんだよ..例えば『ビールをまわせ、底まで飲もう〜♪』とか」(三貴 哲成「すごい男の唄」)
ゆういちさん 「なるほど...じゃあ『生ビールが〜あるじゃないか〜♪』」(細川 たかし「応援歌、いきます」)
するとコーイチさんが歌い始めたのは
いやいや、コーイチさん。そこから歌い出したら...
もうビールは出てこないよっ!!
なんて事をやっているところで、お昼の時間になりました。
タイミングよく通りかかったので
「道の駅 しかべ間歇泉公園」に寄りました。
そこでお昼ご飯を食べようと、道の駅の中にあります
浜のかあさん食堂へ
鹿部町の名産品といえば「たらこ」らしいので、注文しましたのが
プレミアムたらこ御前
ご飯の上にたらこがド〜ンと丸ごと一本
柔らかな塩気で、旨みたっぷりのたらこ
魚の煮付けは旬のものが使われるそう。この日の魚は「アサバカレイ」でした
身がフワフワでおいしいです。ちょっと濃いめの味付けはご飯に合う
ホタテの出汁が出た味噌汁は、甘く感じるくらい
ごちそうさまでした。「浜のかあさん」の味、堪能いたしました。
ご飯を食べた後
スタンプラリーで来た時は、時間が無くて見ることができなかった「間歇泉」(かんけつせん)をじっくりと見ました。
10分から15分間隔で熱湯が噴き出すのですが、近くで見るとかなりの迫力です。
しばらく間歇泉を眺めた後、満足して車に乗り込みました。
しばらく走ったところでコーイチさんが
いやいや、コーイチさんっ!今オナラしましたねっ!!
急いで窓を全開にし『クサイ』を回避。
「寒い!寒いっ!!」と後ろの席で言っているコーイチさんは無視して、しばらく換気をしました。
しかし「もう大丈夫だろう」と窓を閉めた途端
...思いついた「おもしろい事」って、それ?!...コーイチさん...
全然おもしろくないから〜〜〜っ!!
おしまい
(縄文文化交流センターは撮影可となっておりました)