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きくすいばし(かみしべつちょう)
水彩画 横178×126mm 2014年制作


上士別町は士別市の東にあります。

幼少のころ、この橋を大人たちが建設している写真を見た
ことがあります。
太い柱を組み立てた木の橋だったように記憶しています。

次は小学時代ではないかと思いますが、鉄筋で完成し
記念に「三世代の親子」が渡り初めをした記憶があります。

「菊水」とは楠正勝の紋章のことだと大人になってから
知りました。
橋を渡った川南地域には多くの奈良県から開拓に入った
十津川村民がおりました。

南北朝時代、楠正勝は南朝後醍醐天皇を擁護して足利尊氏と
交戦するが敗れて十津川村へ逃亡しました。
再起を図るが十津川村武蔵で1404年病没。

南朝遺臣として十津川村民の敬愛を受け墓のある武蔵では
毎年4月3日供養祭が行われてるといいます。

北海道に移住した人たちも楠正勝を偲んで菊水の名をつけ
たのでしょう。

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