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だてぎょこうからのやまなみ(だてし)
油絵 F8 キャンバス 横455×縦380 2016制作

誰が言ったのかわかりませんが北海道の伊達市を「北の湘南」と言っています。おそらく噴火湾に面し、温暖な気候であったので広まったのでしょう。

伊達市は宮城県南部の亘理町から移住した亘理藩士によって開拓されました。戊辰戦争後、仙台藩は大幅に領地を没収され、亘理伊達家もほとんど失うことになります。
15代伊達邦成は新天地を求めて新政府に移住の許可を願い出ます。幸か不幸か割り当てられたのが現在の伊達でした。

他の仙台藩も認可を受けますが、くじを引くようなもので、とても作物が作れない土地を与えられた藩もあります。移住は明治3年から始まり総勢約2,700人が入植しました。
東日本大震災の時に、宮城県亘理町の人たちに手を差し伸べたのが伊達市でした。

宮尾登美子が丘に住まいを移し「平家物語」を書いた町でもあります。
北の湘南というので、噴火湾に突き出る漁港から町を描きました。


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