やぎさん取材日記|ワイナリーの島、北海道の南・奥尻島へ。
北海道の離島で南側にある奥尻島(おくしりとう)は、ワイナリーのある島として知られています。
かつて南西沖地震の津波で甚大な被害に遭い、ブドウを植えるところから始めた「奥尻ワイナリー」。
近年とくにワインの評価が高まっており、ワイン好きにとってはワイナリーめぐりも楽しみですが、いま奥尻島では新しい魅力が次々と発見されています。
まるで南国の島!奥尻島でSUPを楽しむ。
果てしなく広がる紺碧の海!
奥尻ブルーとも呼ばれる美しい海が、ここが北海道であることを忘れそうです。
奥尻ゲストハウス「imacoco」ではSUP(サップ)体験ができ、プロのアウトドアガイド外崎さんが安全な海遊びを楽しませてくれます。
目の前は海、そして後ろを振り返ると、そこには深い森が。
「ブナ林ガイドツアー ~ハンモックCafeで奥尻タイムを~」では、マイナスイオンたっぷりの森林浴で心も体も癒されます。
夕方になると美しい夕日が姿を見せます。
結局この日は、外崎さんと夜の星空まで見に行きました。
南国気分でいたら、そこはやはり北海道。上着を忘れて寒さにふるえてしまいましたが、それでも満天の星はとってもきれいでした。
流政之の彫刻「北追岬」は、夜になると独特の存在感を放つ。
奥尻島も6月からお盆くらいまではウニのシーズンとなります。
食堂「さくらばな」でウニ丼を撮影したら、おかずに付いていたイカの酢漬けがとっても美味しかった!
奥尻島でもいくつかのグルメやおみやげを取材したのですが、感動したのは島のお母さんのあたたかさと、お母さんがつくるおかずの美味しさ。
お母さんたちに「写真を撮らせてください」といっても「絶対いやだー」というので、雑誌ではお一人しかOKがもらえませんでしたが、奥尻島に行ったらぜひ、あちこちでがんばっているお母さんたちに会ってみてくださいね。
離島の旅、フェリーターミナルの楽しみ方。
さて奥尻港フェリーターミナルの2階には、イタリアンが味わえる「Bella Vista(ベラヴィスタ)」があります。
港のそばでペスカトーレをいただけるなんて、うれしいです! ウニの時期にはウニのパスタも出るそうなのでお楽しみに。
こちらではマリンスポーツや海鮮BBQなども企画しているので、ぜひ問い合わせてみてください。
同じく2階には「辻みやげ店」があり、おみやげや島の海産物はもちろん、奥尻ワインや奥尻の日本酒などもしっかりそろえた“奥尻の百貨店”。
奥尻ワインアイスを買って、フェリーに乗りました。
ほんのりワインが香って、奥尻の取材の長い一日をゆっくりと思い出しながら、「ああ、また行きたいなあ」とすでに望郷の念が湧いてきました。
フェリーで行く奥尻島の旅、函館からは飛行機で飛んでいくこともできますので、それぞれのスケジュールに応じて楽しんでみてくださいね。
(「北海道生活」編集長)
※この記事は「北海道生活」本誌2024年夏号より一部転載しています。
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