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北海道の素材で作ってみたバーニャカウダ的なソース
バーニャカウダはピエモンテ州の郷土料理です。
にんにくとアンチョビ、牛乳、オリーブオイルが一体となったソースをあたためながら野菜につけて食べる、日本ですっかりおなじみになった料理。
家庭では、一人分の鍋でなく、大き目の鍋を使ってみんなで鍋を囲むこともあるようです。わたしの友人の実家ではそうしていました。
ピエモンテ州はオリーブオイルの北限を越えていて、そのうえ海がありません。
材料のオリーブオイルとアンチョビは、南の山を越えたお隣のリグーリア州からやってきました。
アンチョビは、リグーリアのものだけでなく、スペインのものも。
海の交易です。
上はピエモンテの丘陵地帯での写真。向こうに見えるのはアルプスです。
下はリグーリアで。海からすぐの急斜面に見える畑はオリーブか、ぶどうか、バジリコでしょうか。
山と海の組み合わせのソースです。
あるとき、アンチョビと間違えてオイルサーディンで作ったことがありますが、やわらかい感じになって、それもおいしかったです。
北海道にある素材で作ってみようと、
アンチョビをお味噌に置き換えました。
お味噌は発酵調味料の中では比較的作るのが簡単ですね。
わたしも2月に仕込みます。
それではお味噌を使ったバーニャカウダ的なソースを。
作り方は、こうです。
👉にんにく1個は片にばらします。皮をむいて縦半分に切り、芽はとりのぞきます。鍋に入れます。
*にんにくの皮をむくときは水につけておくとつるっと剥けます。
*芽は苦いし、焼くときは焦げやすいので取りのぞきます。
👉牛乳200mlと大さじ1杯の水も鍋に入れ、弱火にかけます。
にんにくがすっかり柔らかくなるまで煮てください。
👉にんにくがすっかり柔らかくなったときに水分が残っていたら捨てます。
フォークかスプーンを使ってまんべんなくきれいにつぶしてください。
👉味噌大さじ1を混ぜ、牛乳大さじ2を混ぜてソース状にします。
👉オリーブオイル大さじ2を少しずつ混ぜます。
分離しやすいですが、少しくらい分離しても大丈夫です。
ピーマンは手でオリーブオイル少々を塗り付け、アルミホイルに乗せてオーブントースターで200度で焦げ目がつくまで焼きます。こうするとつるっと皮がむけて、果肉は甘さを感じます。
カリフラワーは生でもおいしいです。
にんじんは生が圧倒的におすすめです。
友達の家ではバーニャカウダで目玉焼きも食べていて、わたしも好きでした。茹で卵でもOK。写真は沸騰した湯に冷蔵庫から出したての卵を入れて7分茹でです。
日本的バーニャカウダ。
この組み合わせですもの、まずかろうはずがありません。
お試しあれ~。
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![松田真枝](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13307539/profile_4d5d3c7249ac474743d5db4714df7fcd.jpg?width=600&crop=1:1,smart)