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昆布の日に作ったミルクスープ
朝起きたら冬だった11月15日。昆布の日。
あたたかな、じわーっとおなかと心に落ち着くスープを作りました。
★いも・たま・にん。じゃがいもと玉ねぎとにんじんは、北海道の貯蓄野菜の定番です。そこに冷蔵庫にあったキャベツ。白く見えるのは昨日の鍋で出た大根の皮ですよ。これがうまいの!ピンク色はベーコンです。
全部だいたい1㎝角を目指してに切ります。にんじんとじゃがいもはなんとなく3㎜くらいの厚さ。
★全部の野菜とくるみ大くらいのバターと(イタリアで15gのバターをくるみの大きさって言っていました)水をテーブルスプーン(カレーのスプーン)で5~6杯、塩を二つまみ、そして、1㎝×10㎝の昆布をハサミでちょきちょき1ミリくらいに切って全部入れて、蓋をして強火で蒸し煮します。(途中で煮汁を味見したらおいしくて驚いた!)
昆布はこれを使いました。羅臼昆布は高価なイメージですが、おつまみ用なら買いやすい。やわらかくなりやすいし、うまみのグルタミン酸が多いのでこうして使うにはうってつけです。10㎝くらいの長さです。
★水分がすっかりなくなれば、野菜はやわらかく、おいしい出汁を吸い込んでいます。そこに牛乳と水を200mlずつ入れて沸かします。粉チーズ大さじ2と味噌を小さじ1で仕上げの味付け。こしょうを少し。さぁ、できあがりです。
1300年もの時を超えて伝わってきた日本の「出汁」の底力は昆布。
昆布のグルタミン酸と母乳のグルタミン酸は同じだから、人が心底おいしい、と思う味なのです。かつお節や干し椎茸、魚や貝、そして肉。さまざまな出汁食材と合わさってうまみはぐぐっと大きく感じます。
ほぼ北海道から都へ運ばれた昆布。道産子としても物語がいっぱいで面白すぎる昆布。
気候・海の変化で生産量が激減している中で、北海道から昆布がなくなるのは止めたい気持ちで色々発信しています。次の次のそのまた次の世代にも、昆布のチカラを楽しんでもらいたいと願っています。
そうしてできたこの連載。ポップな昆布ワールドへ。
ぜひ、行ってみてください。
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![松田真枝](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13307539/profile_4d5d3c7249ac474743d5db4714df7fcd.jpg?width=600&crop=1:1,smart)