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"仕事"を"やめる"|為事探し日記②

我々はどうも”やめる”ことが相当苦手なようだ。
止めるのも。辞めるのも。

急激な変化に耐えられないのだろうか。
否、日々天変地異にさらされてきた日本という国に永く住んできた者たちが、耐えられないということはないだろう。
ただ、できるかぎり変化を避けようとしているだけだ。
変わらないでいられるならそれに越したことはないのだろうが。

あるいは、「何もしない」ということが極めて苦手なのだろう。
自宅待機の関係で初めて予定のない有休をとったという知り合いもいた。
チュイチューイ(เฉยๆ)したくならないのかな?
もしかしてチュイチューイは特殊技能なのだろうか。
そうだとしたら疫病の代わりに世界中に広めたい。

そして、仕事を止めて考えた。

どれひとつ、今の仕事にかすりも活かしも影響もしない。
分かっていたことではある。3年もすると向いてるかどうかは嫌というほどわかる。興味がもてるかどうも。
好きなことを仕事にするどころか、嫌いなものを我慢してすることが仕事になっていた。

辞めよう、と決めた。
仕事を止め、為事をしなくては。

とはいえ、やりたいことなんてないし(あったらこんなところにはいないか)、
好みと似合いの問題は職にだってあって甘くはないけれど、
ひとつも好みに合わないことをしてズルズル生きるよりは、
わずかでも好きなことをしてギリギリで生きたいね。
落ちこぼれても、苦しんでも、路頭に迷っても、笑われても、
私は私の味方で保護者だから。
嫌いなことだけはしないで済むようにしてあげる。

大言壮語したところで、
実際は、離職率の低さから相当驚かれたり引き止められたりするのだろうと思うと、怖気しかないのだけれど。
ただ、ことばを信じて、ことばを発するしかない。

唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。
――チャールズ・ロバート・ダーウィン


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