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#5 コスプレ大好き、ブックウィークパレード〜オーストリアの学校現場から〜

こんにちは。オーストラリアの小学校でアシスタントティーチャーとして働く2児の母、ホジコです。

今日はオーストラリアの小学校で毎年行こなわれる楽しいイベント、ブックウィークパレードを紹介します。

毎年8月のある1週間はブックウィーク(book week)と設定されていて、子供たちが本に親しみ読書を楽しむ期間とされています。オーストラリアでは1919年から毎年続いているイベントです。今年は8月17日から23日の間で行われました。
ブックウィーク中には、例えば自分のオリジナルの本を作ったり、自分のお気に入りの作家について調べたり、本を読む時間が普段より多く取られたりと、本にまつわるアクティビティーが毎日のようにクラスで行われます。

その中でも一番の目玉が、パレードです。
子供たちは本の主人公になりすまして仮装をし、学校内を歩き回ると言うイベントです。とにかく華やかで賑やか、そして子供の仮装は本当に可愛いと思う私も大好きな学校行事です。

息子君の一昨年プレプライマリー(小学校0年生)の集合写真
私が働く学校のパレード。ランウェイが作られ音響までセットされた本格的な仕様。
男性の先生がバービーに女装しました。

人気のキャラクター(例:ハリーポッター、ディズニープリンセス、ウォーリーを探せ、キャットインザハットなど)に変装するコスプレ一式はお店で売っているのでそれらを着てもいいですし、ダンボール箱やキルトで創作してもよし、コーディネートを自分で行ってもよしといった形です。
顔中がペイントとグリッターでびっしりになって来る子もいます。笑
創作好きなお母さんたちにとっては腕の見せ所でもあります。

我が家の1年生の息子君は、Oliver Jeffersのとても有名な本『Lost and Found』の男の子に変装しました。男の子が迷子になったペンギンの家を探す物語なのですが、イラストが可愛くてずっと持ち続けておきたい本です。

小学校1年生の息子君。家にあるものをかき集めてドレスアップしました。毎日一緒に寝ている巨大ペンギンが大活躍しました。

そして、このイベントは先生たちにとっても一大イベント!
裁縫が得意な先生は毎年手作りでコスチュームを作ってきますし、そうでない先生でも恥ずかしがらずに、本の主人公になりきってランウェーを歩いたりダンスしたり。こういうのをナチュラルにさらっと、そしてプロフェッショナルにできるのはウエスタンだなーと思ってしまいます。
とにかく盛り上がります。

息子君の学校の先生たち
手作りコスチュームでドレスアップした先生

今年は私も学校で働き始めて初めてのブックウィーク。
まさかと思いましたが、初めてのコスプレパレードをすることになりました。仕事とは言え、死ぬほど緊張しました。
小さい頃から人前で自分を表現することに慣れておくことは大事なことですね。

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