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露草探し
パイロット色彩雫の「露草」ロス。
結構長引いている。
とあるきっかけで使った紙が、厚めでしっかりしているのに裏抜けする。
お気に入りの露草インクでミドリのMDペーパーで書いてみると、裏抜けしない。
せっかく買ったこのシステム手帳用紙、万年筆が使えないのは辛すぎる。
メモ用紙になっておしまいなのか。
そこで、セーラーのインクカートリッジ「蒼墨」があったのを思い出し、試し書きしてみると、裏抜けしていない。
![](https://assets.st-note.com/img/1690178773635-TvF3zQUHrh.png?width=1200)
蒼墨は顔料インクで、裏抜けはしなかったけれども、一時期ハマっていたくすみカラーは、露草の鮮やかさと対称的。
「これで、真っ青なのがあればいいのにな。」と思って、買ってみたのが、同じセーラーの顔料インク、ストーリア・ブルー。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111579688/picture_pc_634d9108b61907beec85943b3a09e5c5.png?width=1200)
ストーリアも顔料インクだから裏抜けしないだろうし、蒼墨よりも鮮やかだろう。
と、思いつつ書いてみると、なんとこのストーリアブルーは露草にとても近い青だった。
比べてみると少しだけ濃いけれど、紙によっては発色が異なりかなり近い色に見える。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111580069/picture_pc_7302d6aaff5a48d80f2bd225c53b1eaa.png?width=1200)
やっと探せた、露草色そっくりさん。
裏抜け防止の為に買ってみたインクで、予想外に露草をイメージさせてもらって、なんだか少し嬉しくなった。
染料インクの鮮やかさは再現できないけれど、裏抜け防止に使いたい時は顔料インクも良いかもしれない。
ただし、注意書きには「セーラー製の万年筆、つけペン以外には使用しないでください。」とあるので、セーラー以外の高級万年筆に使うのは注意が必要。
なにより、日に日に少なくなっていく露草の喪失感がちょっと和らいだ。