色彩雫 「露草」に想いを馳せて
2021年12月で生産終了となった、パイロットの万年筆インク「露草」。
この色をずっと愛用している。
共に姿を消すことになった稲穂と土筆も今は手に入らない。
稲穂は、残っていた在庫を買っておいたものの、露草は今手元にある残りを使い切ったら終了。
なんとかして、この色に近いものはないか探しているけれど、どれも違う。
色相表で近かったのが、Watermanのセレにティーブルーだったので、購入してみたけれど、全然違う。少し濃いめで文字を書くと薄めのブルーブラックという感じ。
同じ色彩雫の朝顔も紫陽花も似ているようで全然違う。いちばんにているというと朝顔かもしれない。
この露草の、青くて柔らかくて花のような可憐な色は、もう手に入らないのだろうか。
使い切ってしまったらもうノートを走る露草の軌跡は描けなくなってしまうと思うとなんとも寂しい。
なぜ、このタイミングで露草が生産終了になってしまったのだろう。
パイロットからまた露草に代わる他にないブルーが発売されるのを心待ちにしてしまう。