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#11 保育者にも必須の「自己認識」

プラトンが「汝自身を知れ」と考えを紹介してから現在まで、自己認識について人類は向き合ってきたらしい。

人間らしい最も顕著な特徴のひとつとも言われる「自己認識」

自分自身を理解することは、他者を理解することにつながる

とも言われている。それは、自己認識にある2つの大きな分類から探ることができる。


一つは、内的自己認識。自分自身を明確に理解する力。

もう一つは、外的自己認識。外の視点から自分を理解する力。


子どもから出発する、子ども主体の保育を実践するとき、保育者には自己認識の高いスキルも求められる。それは、保育者のあり方や言葉、行動パターンが子どもに大きく影響するからだ。

子どもの主体性があふれ出すとき、保育者の自己認識も高い状態にある。

そして、自己認識はスキルというだけあって、驚くほど鍛えることができる。


しかし、自己認識にはこんな葛藤がつきまとう。

自己認識の最大のジレンマは、自己認識が最も必要な人こそ、最もその必要性を理解していない。(『insight』 / 英治出版 より引用)

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1,208字

私にとっての「保育」という存在にも向き合っていきたい。子どもにとっての「保育」も、保護者や社会にとっての「保育」も考えていきたい。その営み…

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