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保育は人生そのものだ!

私にとっての「保育」という存在にも向き合っていきたい。子どもにとっての「保育」も、保護者や社会にとっての「保育」も考えていきたい。その営みも生活の一部であり、自分らしい人生の一部…
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保育は人生そのものだ!

探究スタジオを購読いただき、誠にありがとうございます。 学生時代に「文章表現」の講義で先…

#63 「わからなさ」にとどまれるゆたかさ

「これってどういうこと?」 子どもが疑問に思ったときに、図鑑をみたり、ネットで調べたり、…

#62 気づいたら夢が叶ってた夏

今年は、ひとつは20年越しに、もうひとつは10年越しに、ふと「あ、これは夢が叶ったってことだ…

#61 ひとことの厚みで保育に違いが生まれる

たったひとつの単語にある、人それぞれの背景や物語。 ひとつの言葉が語るのは、ひとつのこと…

#60 「適当」〜いい加減と、ふさわしい加減〜

6月29日。土曜の午後。 午前中の仕事終え、梅雨の晴れ間にちょっとそわそわしながら定禅寺通…

保育日記|007|「そのままがいいんだね」

年長児と繰り返し読んでいた絵本。 「自分で読む!」と、声を出しながら自分で読むことが多く…

#59 「観察」で変わる保育の実践

【観察】を保育方針の軸のひとつにして、開園前から実践を重ねて5年。 今年の3月に発売された「新時代の保育のキーワード(小学館)」という本で、汐見さんが真っ先に取り上げていたのも【観察】でした。 保育士養成校の講義では、その本にある【観察の四分類】を参考に、実際の保育中の動画を使って観察のワークに取り組んでいます。 学生の取った記録を見ていくと、いくつかの発見と仮説が生まれました。 ひとつは、その子自身のことだけでなく、保育士や友だちとの関係性も感じ取ろうとしていること

#58 保育における「自由」

新年度が始まり、講師をしている保育士養成校にも新入生が入学しました。 学生たちは、さっそ…

#57 7年越しの卒園式

保育園の立ち上げに向けて動き出した2017年。 保育園の立ち上げが始まった2018年。 保育園が開…

#56 イヤイヤするっていうことは…

自我が芽生えてくると、「イヤ!」という表現を始めとして、大人にNOを突きつける主張が出てき…

#55 「安心」と「信頼」と保育

保育では、安心・安心感、信頼・信頼感・信頼関係という言葉がよく使われます。 それだけ大切…

保育日記|006|他者からもらった肯定で自分を肯定することができる

自己肯定は高ければいいというものでもないし、低いことが悪いわけではない。 大切なのは、自…

保育日記|005|子どもの権利を保障する対話的な保育実践

子どもの権利を保障する。 子どもの主体を尊重する。 そのような保育の営みを支えるのは「対…

保育日記|004|「主体性」を取り扱う視点

自分で考えて判断して行動しようとする態度ではなく、「関係の状態」主体性をみる。そうすると、どんなに未熟な赤ちゃんでも主体性を認めることができる。 主体性は「無」から「有」に向かうのではなく、最初から「ある」を起点にして発達していくもの。 人間の主体性の発達は、一見「受け身」のような姿から始まる。「他者からのはたらきかけ」を起点として、主体性の発達を描いていくことができ、「してもらう」主体性から「する・してあげる」主体性が統合されていき、「させてあげる」主体性へと発達してい