フィードバックを文化にすると、組織はもっとオープンでごきげんになる #コンカーアカデミー で感じたこと【実践編】
2021年3月に、#コンカーアカデミー の「フィードバックとはなんぞや?」といったセミナーを受講しました。
受講以来、下っ端ながら、いつも心に「フィードバック」を合言葉にーー忙しくなると時々忘れもしましたがーー過ごしてあっという間に10ヶ月が経ちました。
誰にも頼まれていませんが、その経過と実践の報告(主に良いご報告)をいたします。
なお、主催のコンカー株式会社は2021年も「働きがいのある会社」ランキングを総なめしているようです。おめでとうございます🎉
日常にフィードバックを取り入れてみる
まず、私が働いている環境をざっくり説明します。
・テレワークを一部導入
・MicrosoftのTeamsで主にやりとり
・しかし根本的には昭和のストロングスタイル営業会社
・私は2021年始めに転職してきた下っ端一般社員(非営業チーム3名+管理職/部下なし)
コロナでテレワークを開始したようですが、なかなかチャット文化に慣れていないように見受けました。
投稿してもリアクションがない……
フィードバック以前の問題です。
まずは、ヨソ者ポジションで投稿には「即レス&全リアクション&ゆとりがあればコメント」を心がけるようにしました。
あまりすぐに効果は見えませんでしたが、一部の人は反応率が良くなりました。
ちょっとした内容にも「良き〜😊」「即マネします(`・ω・´)キリッ」みたいなゆるいリアクションを重ねていきました。下っ端には変わりないので基本的にポジティブフィードバックをメインに、またチャットだけだとどうしても固くなるので絵文字をつけたり、ボケを挟んでみたりやわらかさを心がけました。
信頼感というか、「この人いい人そうだな」「この人話しかけやすいな」といったポジティブな印象を獲得することができました。
普段はなかなか話しかけられないけど、ポジティブフィードバックきっかけで社内に味方を増やしていった感覚もありました。
これを意識的に3ヶ月ほど続けました。
結論、「評価が上がりました」
フィードバックの本筋とはズレるのですが、下世話な話をすると昇級とお賃金もアップしました。
上司からしたら、このような発信が新鮮だったようです。
多忙な上司にとっては「今私が何をやっており何を考えているか分かるから評価もしやすいし、全体的に会社にポジティブな空気が生まれた」みたいな講評だった気がします。(うろ覚え)
「フィードバックってだるいな~」という方は、まずは自分のためにもフィードバックを発信してみるのも良いかもしれません。
というか、もしかしたら社会人の基礎スキルとしてもっと評価されるべきかもしれませんね、フィードバックは。
「報告・連絡・相談・フィードバック(する/される)」みたいな。
フィードバックの質を上げる「組織貢献としてできること」
ということで、フィードバック研修実施後3か月程度はゆるポジティブフィードバックもできてきて、社内の心理的安全性も掴んできたところで、次のステップに行こうと思いました。
つまり、より「組織貢献につながるフィードバック」を心がけたのです。弊社の場合、ゴリゴリの営業会社なので「こうすると売上に繋がるよ」といった視点を含んだフィードバックです。
意識的にフィードバックの質を上げようと思ったというよりも、在職期間が長くなってきたことによって、「売上・会社の利益」の解像度がクリアになってきたというのが正直なところです。
また「ギャップフィードバック(端的に言うと、会社の利益に関わるような行動の改めを要求するもの)はしてなかったかもなぁ…」と振り返ってみると、1回だけありましたね。
レポートラインを超えて、指示を出してしまった社員がいて、「その責任をとるのは誰?」みたいなお話は一度させてもらったと思います。
自分が管理職・リーダー職でないので、指摘するのは非常に難しかったです。「事象に対して一瞬の怒りに任せてないかな?」「管理職(自分より視座が高い人)なら何て言うかな?」「仕組みで改善できないかな?」といったことに気を付けたと思います。
いやぁ…ギャップフィードバックはあんまりやりたくないものですね。私のようなビビりには心臓に悪い(笑)。これを日常的にやっている管理職・リーダー陣には頭が上がりません。
課題①:キャラクターによらないフィードバック習慣を
今回、私の立場としては転職間もない「ヨソ者」キャラを演じていたので、フィードバックしやすかったというのがあると思います。
また、テキスト(チャット)文化に慣れているといったこともあります。
これがもしシャイな人、言語化が苦手な人(喋るのは得意でもチャットで言葉を書くのが苦手という人も)、「後輩指導なんてやってらんないぜ!」といったモチベーションの人……などなどだとなかなか難しいだろうなと思います。
また、同じ内容をフィードバックしても「この人が言うと温かく/冷たく感じる」といったことが起こりかねないなと思います。
日々の関係構築が大切と言えど、自社ではフィードバック文化が根付くのはまだ少し先かもしません。
これは管理職人にも「フィードバックを文化にするように」を伝えていきたいなと思います。というか、コンカーの研修、次回開催されるなら管理職に受けて欲しい…(笑)
(せめてサンクス制度とか、月間・年間で感謝を伝えたい人の表彰制度みたいなのがあればね…と思います。)
課題②フィードバックを与えてばかりだと欠乏症になる
つまり、フィードバックを一人で頑張っていると「自分ばっかりフィードバックしているな」「私もフィードバック受けたいな」といった気持ちがムクムクと……。
個人的な課題としてはフィードバックもらい上手になることが、今後重要でしょうか。
1on1は毎週あるので「フィードバック・クレクレマン」になってみようかと思います。
あとはくり返しになりますが、もうちょっと社内にライトにフィードバックをする人が増えて欲しいなぁと思いました。
まとめ
中途半端な時期の振り返りになってしまいましたが、フィードバック研修の効果はこんな感じです。
フィードバックを知っている/知らないでは、この数か月の働き方や組織の見え方も大きく違ったと思います。
また受講の目的であった「ごきげんに働きたい」といった目的はそれなりに達成できているのではないでしょうか。自社をますます成長させられるようにフィードバック文化を根付かせていきたいと思います。
あらためて、三村さん・コンカーの皆さん・受講者のみなさん、ありがとうございました!
(なんか受講時よりも筋肉質になられた…?)
https://twitter.com/Masa_Mimura?s=20