抗精神病薬からの脱出と副作用について。その3 完結
はて、サクッと終わらせるはずの記事がとんでもなく長くなってしまいました(^^;;)そして、とんでもなく重い話ですよね〜(*´Д`*)(←他人事かい!)
すみませんが、もう少しお付き合いください!
諸々の手続きが終わるまで、私は昔から好きだった母方の祖母の家に居ました。そもそも、私は幼い頃からおばあちゃん子でしたが母は嫉妬深く私が祖母が好きなのを知ってからと言うもの電話を掛けるのも会う事もあまりさせてくれない様になり、10年ぶりの再会でしたがこんな形での再開となってしまいましたが以来今でもずっと祖母とは毎日メールを交わす仲です。そして、漸く全ての手続きが終わりそれまで一度も泣けずに遺骨を祖母の家に持ち帰り隣で寝た時も不思議と全く実感が湧かず、只闇雲に今やる事をやらなければ!と忙しさで思考を停止していたのかも知れません。そして、無事に四十九日を迎え東京の家に帰るとどっと疲れがこみ上げ、その日の夜やっと彼が眠りについてから大泣きしました。しかし、泣いても泣いても涙が止まらず私はヒステリーな母は怖かったですが優しい時の母は大好きでしたので今迄の様々な思い出が溢れ出し、嗚咽を漏らしながら何日も毎晩泣いておりました。
しかし、このままでは又繰り返しになってしまう……と、再び心を落ち着ける為に本を読みバイトにも出て弱い自分を認めて泣きたい時には思い切り泣いて、人は死に向かって生きているという言葉を噛み締めて眠れない時は薬に頼りながらも気丈に過ごしていました。
するとある日、偶々いつも飲んでいた薬を飲み忘れていた事に気付き慌てて飲もうとしましたがふとその意味について考えたのです。
薬を飲むと、いつもふわふわとしてあまり何も考えられなくなる。故に、考える事をやめストレスも掛からない。でも、それで本当に病気は治るのだろうか?そして、何より私にはもう親と呼べる人は居ない。これからはもっと、一人で生きてゆく為に強くならなければならないと。更に、私は色々とパソコンで薬についても調べておりましたのでその依存性や脳や体への影響も理解しておりました。
そして、主治医に相談をしたところ本来病気の治癒には発症した年と同じくらいの年月が掛かるとの事でしたが、減薬をお願いしてからその後数日でキッパリと薬を止めてみました。その後、妖精から言われた事があります。それは、「貴方は、精神疾患と言うものが本当にあると思う? 心の病と言うものは、本来普通の人間だって必ず持っているもの。そして、昔は気狂いなんて言われたりもしていたけれどある時からうつ病や心の病は大衆に認知され許容され、それにより抗精神病薬の様な脳へ作用する薬が世に溢れ処方され、同時に患者も増えていった。ストレスがない人間なんていない。重度の精神病の人が居るのもまた事実だけれど、それを生み出したのはこのストレス社会と人間。ウイルス性の風邪には原因のウイルスがあるのだから、それを撃退する作用のある物質を処方すればいい。でも、心の病は社会と人から受けたものだから治せるのは社会と人の心、そして自分自身でしかないのよ」と、毎度妖精さんはこんな感じで断定的な口調で話すのですが、その言葉には説得力があるのです。それからと言うもの、私はまだ服用歴も数年と浅かったからか深刻な離脱症状なども起きずにまるで元の自分を取り戻したかの様に明るくなり「ああ、これが本来の自分だったんだ」と実感できる様になりました。そして、私が元気になると同様に妖精さんの出現する率も減って行き逆に人や植物や動物と関わる事が多くなりました。
でも、絶えず母の死を経験して思うのが自分で死んではならないという私が昔から考えていた「人の生きる意味」です。私は、人はなぜ生きるのか?という問いにこれは持論ですが、『人は死ぬために生きており、そして最後の時を迎えるまでは生きる事が人間に課せられた使命であり、決して自ら死んではならないと。さらに、自死は加害者でもあり被害者でもあると思います。そして、どんなに辛くても生き抜いた先に必ず掴むものがありその時に初めて人は成長し、全ての物の見方が変わるのだと』身をもって経験しました。
人の言葉や態度は、凶器にもなれば薬にもなる。
これは、今のデジタル社会では更にSNSなど顔が見えず言葉のみが伝達する世の中となりその刃は鋭利になり、逆に心は人との直接の関わりが少なくなり繊細になっているのかも知れません。そして、毎日時間やお金に追われ更に今ではコロナという新たな生活様式も含めストレスが生まれています。
今大事なのは人を思いやる心と笑顔。そして、今の社会の風潮からは逸脱しておりますが人と接する事がとても大事に感じます。
人に苛立った時に、自分の事も考えてみて下さい。そして、疲れたのなら自分をちゃんと労ってください。私は、人と接する事は好きですが今でも友達は欲しいとは思わず一人でいる方が気が楽で自分の時間を楽しんでいます。要は、限りある人生今しかないこの時間を楽しんだもの勝ちです!辛い時は、周りに助けを求めて下さい。それでも誰も振り向いてくれなくても、辛い時は永遠に続く訳ではなく必ず終わりが来る。自分を客観的に見る事も私にとっては重要でした。
心の病は、ストレスが自分のキャパを超えてしまった時に起こる体の防衛反応だと私は思います。そして、残念ながら他人を変える事は出来ません。だから、辛い時は病院を頼り病名を貰いゆっくり休むのも手だと思いますが根本的な解決をするのは自分自身です。
薬と病名はサポーターであり、抜け出すには自分の意思と意識の変革が必要です。そして、何でもそうですが長期の服用に良い事なんて一つもありません。幸せを掴むのは自分自身であり、又幸不幸を決めるのも自分自身です(^^)
最後に、人と少し違う事や同じ事が出来ない事は欠点ではなく個性であり自分を認めてあげて下さい。どんなに辛くても、周りが分かってくれなくても自分だけは自分の味方でいてあげてください。この世に死んでいい人間なんて一人も居ない。動物も植物も人間も必ず生きている事には意味があります。皆同じ、ストレスを感じており弱い者ほど強がったりもします。本当は、皆元を辿ると同じ兄弟なのです。そして、今自分がここに居るのは何百年何千年もの江戸時代、平安時代よりももっと昔からずっと縁が繋がり奇跡的に生まれてきた命で私達の後ろにはずーっと昔からのご先祖様からの縁があります。そう、一人でも本当に一人ではないのです。そう思うと、少し心が楽になりませんか?そして、素直に今生きている事って凄いんだなって私は思いました。
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