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成果を「育てる」ためのアイデア〜PV50、CV1件でも成果と言えますか?

広告を打ったところ、1週間後、
インプレッションが20,000、CV1件の成果が出ました。
あなたはどうクライアントに報告しますか?

A 成果が出た
B 成果が出なかった


「お問い合わせ・CV・リードほしい」を叶えるサービス、ホギコト代表のWebマーケター・コピーライター日野成美です。

前回のnoteはこちら💁‍♀️

復帰直後にも関わらず見てくださった方々愛してる!スキ!


さて、今日はこんな方々にむけた記事。

「成果が出ない。PV50とか100しかつかない」
「成果が出ない。リスティング広告打ってもCV1件しか来なかった」

ここからどーすんねん!?と上司やクライアントから詰められるアレね!苦しいね!

結論からいえば、小さな数字は「成果のタネ」であることが多いです。
どんなに少なくても、数字のむこうには生身のお客様がいる。

転んでも、タダでは起きない。長期で成果出せるマーケティングに必要な考え方を、シミュレーションしながら解説します。

※ホギコトのnoteはPRを含みます

CV1件?成果出とるやないけ。

まず、CV1件のケース。

おめでとうございます‼️
お問い合わせが来た!ニーズはあるということです!!

あとは仮説を立てて、この1件のCVを活かす方法を考えましょう。
ざっと検討しただけでこれだけ打ち手があるよ!

  • インプレッションがある分は潜在層と考えられる。継続してキャンペーンを実施し、よりユーザーに刺さる訴求やクリエイティブを模索する

  • クーポンや割引などでCVのきっかけを作る

  • 「○月○日の終了まであと×日!」みたいに期間限定であることを明示。SNSにてカウントダウン方式でイベント化し、最終日にまとめてCVを刈り取る

仮説ですが、広告打ったのが1週間やそこらの期間なら、顕在ニーズのHOTな層にしか刺さっていません。

世の中には即購買に至る層だけではなく、
悩む時間が好きな層もいるんです!

※多忙で上司の決裁が遅い法人様とか、稟議が多い大企業とか、マネーリテラシー高くて高額買い物には家族会議必須の消費者とかも含まれるよ!

そういった層にもアプローチできるようになると、マーケティングの効率がグッと上がる。

CV1件の中身も気になりますね。

温度感は?
年代層はどうでしたか?
お問い合わせ経路も気になります。LPのフォーム?コーポレートサイト?それとも電話でしょうか?

その広告を打ってどんなお客様が来てくださったか、営業やカスタマーサポート担当者と連携しつつ取れるデータはすべてとりたいですね!

え?
違うそうじゃない?

期待してた成果と違うから、クライアントに「成果出なかった」とレポーティングしないといけないのでは、と?


OK。たしかに、ドヤ顔できる成果じゃないですね。
しかしお忘れではないでしょうか。

マーケティング全体の効果検証には最低3ヶ月かかる。
広告一発打っただけでは「成果出なかった」と判断するのは時期尚早!

人間は出されたカードで勝負するしかない。
マーケティングも然りです。

まったくニーズがない層に打ったら、まずCV0件ですし、インプレッションも稼げません。
とりあえず興味関心は引けたということ!

興味関心は引くことができているけど、CVする顧客となる層の母数が足りない。
そんな時は、時間と手数で勝負です。

「もうちょっと安かったら買おうかな」
「いい製品みたいだけど、使う場面限られそうだしな」
「他社のほうがイカした発信してるし、そっちにしようかな」

安さを求める層にはクーポン発行だ!期間限定キャンペーンを銘打ってセールで囲い込め!

活用シーンを思い描くことができたら、人は自然と購入ボタンをポチる。インフルエンサーに頼んで活用シーンをコンテンツ化してもらい、紹介してもらうのもアリ!

イカした他社の発信を分析して、それよりも魅力的な発信を継続してがんばるんや!!マーケは筋トレと同じ、ダラダラ続けるのがまず大事!!!

あと、「広告」って一口に言ってもいろいろある。
リスティング広告ならいざ知らず、
SNS広告で売ろうとすんな!

いいですか、SNSは今でこそ一大市場、そこから直で買われることもめずらしくない媒体ですが、
「ダラダラ閲覧して、おもしれー投稿とかクスッと笑える画像、ちょっと泣けるいい話とかそういうのを見たい&共有したい」
っていう、SNSってそもそも、そういうもんじゃん?

SNSに基本、人は買いに来てないと思え!
SNSで「売ろう!」とするとマジで嫌われる。SNSマーケティングの基本!

それでも売りたいなら「あなたのお困りごとを解決!」「見てみて、このリールで使ってる商品おもしろいよー!」みたいなエキサイティングなコンテンツ作りで訴求しよう!

温度感が低いところに売ろうとしてもまず売れない。
それでも選んでもらいたいならECモール出店するかGoogleショッピング枠に出稿するとか、「買う気マンマンですが何か?」っていう層にアプローチできるフィールドを選ぼう。

え、BtoB商材?
BtoB商材でリスティング広告CV1件だった、と?

いいじゃないか!
BtoBなら決済者にアプローチできると受注確度がグンと上がります。そこにたどり着くまでに「わかりやすいホワイトペーパー」「商材ベネフィットが一発でわかるコピー」「テレアポや商談での丁寧なヒアリング」など畳み掛けていけ!

BtoB商品・サービスのCV化に関しては、職場の困りごとをどう解決するか具体的にわかるコピーライティングがキモです。

迷ったらホギコトにお問い合わせください!

LPOを実施しました。よりご利用ベネフィットがわかりやすくなりました!
ホギコト日野に直接聞いてみたいという方はnoteコメント欄やhogikoto.co@gmail.comへのご質問も大歓迎です。


CMはここまで!
次はCVにすらたどり着かないパターンだよ!

PV50とか100でどないせいっちゅうねん

もう1つのパターン。
そもそもアクセス母数がバリ少ないというケース。

SEO対策が未済のオウンドメディアの場合。
3ヶ月目とかで1日の全体PV50、100というケースも珍しくありません。

私も自前でWordPressブログ立ち上げたときは、1日PV20とかで心が打ちのめされたな!10年近く昔の話だよ!懐かし!

しかし冷静になって考えてみたら。
SEOで上位でもない、サイトとしても未熟なコンテンツを閲覧してくれているエンドユーザーが実際にいらっしゃるのです。

この、初期の「PV50/日」をどう捉えるかで、その後のコンテンツの伸びが違ってきます。

Googleアナリティクス、アクセス解析を開きましょう。

どのページにアクセスが多いのか?
流入元はどこから?
離脱につながってるのはなぜ?

目の前のPV50に真摯に向き合えば、
翌年には10,000PVも夢じゃない!!

嘘じゃないよほんとだよ!

SEOで上位表示されるには「キーワードの裏側の読み手の状況」を推測し、仮説を立案〜検証することが不可欠です。
たった50しかないアクセスだけど、どこからお客様が来てどういう部分に興味を持っているか?
分析するための数字はすでにある!

繰り返すけど、まったく興味関心をひけなかったらPVは0とか10とかだから!!
サイト内コンテンツを回遊してくださってるユーザーには手を合わせて感謝しようや!

っていうか、ちゃんとエンドユーザー目線になってる?
ニーズとジョブに刺してる?「弊社の良さを知っていただく」はエンドユーザーのベネフィットじゃなくて自社ベネフィットだからね?お客様がどんな情報を求めて来訪するか、ちゃんと考えてサイト構成や記事企画組んでる?

「まるで弊社のコンテンツが、お客様目線じゃないとでも言いたげではないですか」

うん!
そのとおりだ!!よく気づいたね!

いやごめん、メディア全体のPVが50とか100で止まってるのって、
純粋に、エンドユーザーニーズを無視した発信ばかりである可能性がかなり高いんですわ。あと他社記事と同じような内容で目新しくないとか。

コーポレートサイトの広報とかプレスリリースならOK。
「弊社はこんな部分を頑張って、こういうサービスを実施しているんです!」

企業からのメッセージを伝える広報PRとしての発信なら、たしかにブランディングやエビデンスとして有効!

しかしマーケットに出たとき、お客様にとって!
そんなん、シンプルにどうでもええ!!


自分の困りごとを解決したくて検索窓にキーワードを打ち込む。
それがSEO!

そこの分析とPDCAを冷静に実行することで、「だらだら更新続けていたらいつのまにかニッチなキーワードで上位表示!流入数爆上がり!」てなことになるのですよ!
ホギコトもだらだら続けてたおかげで、いくつかの記事がSEO上位表示されるようになりました!読者のみなさまGoogleアルゴリズム様、愛してるよ!

SNSやnote、オウンドメディアといったコンテンツマーケティングは、いかにユーザーファーストの記事を発信してアカウントの信頼性を高めるかにかかっています。
他社の上位コンテンツを分析し、自社コンテンツを改良していけば、かならずどこかで日の目が出る。

SEO上位記事はキーワード使用率が高めとか、導入部がイカしてるとか、なんかスッと入ってきてわかりやすいとか、
うちになくて他社にあるもの、上位コンテンツには絶対なんかあるから!


あとはテクニカルSEOがんばれ!XMLサイトマップとか、メタタグを駆使するとか、SSL導入するとか、メタディスクリプション工夫するとか、できること山ほどあるから!

noteやSNSなら他社アカウントフォローやいいね爆撃で露出を増やそ!返報性の原理で他アカウントからいいね返し・フォローバックが来るよ!


たった50PVだけど、見てくれているお客様がいる。
そこに感謝できたら、絶対次に進めるから!

諦めたら!!
そこで試合終了だぜ!!!

「成果の種」をどう育てるかがマーケターの腕の見せどころ

成果がほしい。たくさんCV出てほしいし、CVRは高いほうがいい。

そりゃ、みんなそうです。
でもうまくいかない日もある。

「CV1件」も「PV50/日」も、
育てれば芽が出る可能性が高い、成果の種です。

あきらめず、その数字の奥のお客様に応え続ける勇気を持ちましょうよ。

だってこんな(一生懸命作りはしたけど)くだらないコンテンツに、来てくださってる人が、リアルにいくばくかでもいるんだからさ。

そもそも刺さる訴求で効果的なクリエイティブを広告展開しても、すぐにお客様は問い合わせたり購入するわけじゃない。
悩みたいし納得いくまで検討したいし、「ちゃんと有効な買い物かどうか検討しました!」っていう言い訳がほしい。

いや、だってね。
「なんでそんなもの買ったの?」
ってツッコまれるほど、苦しいものはないじゃないですか。

「いつもより安かったから」
「今だけのデザインで、前から欲しかったものだから」
「セットにするとお得だったから」
「肉より魚の気分だったから」

って言い訳がほしいじゃないですか!

「これを買ったら(導入したら)こんなにいいことがあって、みんなハッピーになる。」
そういうイメージを読者に抱かせるコンテンツができたら、売上につながるCVがグングン伸びていく。

SEOコンテンツマーケティングでもSNSでも、リスティング広告でも。


……通常、広告費用やコンテンツ制作予算をかけておきながらCV1件、全体PV50というのは「失敗」とみなされることが多い数字です。

でもマーケティングは失敗してからが本領発揮。
失敗したということは、「現状ではまだダメ」というデータが手に入ったということ。

少なくともホギコトでは、これらの小さな成果を「より大きな成果の種」と判断して、育てていくことで成果を出すことが多いです。

ここで止まったら間違いなく「失敗」で終わるけど、
改善して立ち止まらなければ、成功する可能性があるから。

どんなに小さな数字でも、その向こうにはお客様がいるから。
生きた人間が閲覧してくれてるから。

画面をのぞきこんで、記事に目を通すそのとき。
お客様が、エンドユーザーの時間が、満ち足りたものでありますように。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

次回「お客様のために。という嘘をつく。」お楽しみに!

ホギコトのサービス詳細、法人様向けはこちら


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