三谷朗裕

「好き」について考えたこと、感じたことを書いています。 #暮らし #淡々と #考える ----- 聞き手/会社員 偶然の出会いや目の前にあるものを活かす考えが好き。#セレンディピティ #ブリコラージュ

三谷朗裕

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マガジン

  • たびしゃぶ交換日記

    • 33本

    "旅と写真と文章と"のメンバーで、日常の気になることやみんなに聞きたいことをゆるりと綴っていく、たびしゃぶの交換日記。

  • わざわざ

    わざわざ手をかける楽しさを

  • 詩的ななにか

    詩は書くことによって、書き得ないものを感じる営み(若松英輔)

  • ぼくの岡山案内

    おかやまが好き。なぜ好きかをうまく言えない。 だから、我が家の部屋を案内するつもりで紹介していきます。

  • 東粟倉特集

    岡山県の最北東部にある、東粟倉地区。 そこに暮らす人の日常を聞いて、書き残す為のマガジン。

最近の記事

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ノートテイクの余白

ノートテイクとか要約筆記という言葉、聞いたことがありますか? 難聴者の耳の代わりに、話者の話を手書き文字やパソコンを使って伝えること。この言葉を知って一番に思ったのは、「それなら出来そうじゃん!」ってこと。誰かの困りごとを助けられるみたいな話ではなくて、ごく自然に。自分が参加するついでに、みたいな気軽さで。 調べてみたら、「要約筆記者登録試験」という試験が年に1度ありそれに合格すれば県に要約筆記者として登録できる仕組みがある様です。受験するためには市町村などで実施している「

    • 見えていなかった美しさを形に~作家の全体性とは。

      人の全体性ってなんでしょうね。 端的に自分のことを説明しなければならない気がして、自己紹介が苦手なのですが、そういうことありませんか? その時本当に求められているのは、単純化された言葉ではなくその人全体を煮つめて作った結晶なのかもしれません。 そして作家が手掛ける作品はその結晶そのものではないか。藤井友梨香さんにお話を伺い感じました。 【プロフィール】 藤井 友梨香 さん 高校の進学時に美術大学のガラスコースを選択。卒業後、神奈川・富山のガラス工房への勤務や海外留学を経て

      • 【大晦日】わくわくに身を任せ

        #旅と写真と文章と の仲間と始めた「旅しゃぶ交換日記」も3週目。 今回は大晦日をテーマに更新していきます。 「息をするようにできること」と「2020年にむけて」のふたつを書きます。 息をするようにできること 自信をもってこれが出来るといえることって無いなあと思っていた。 でも、呼吸は生まれてからずっと上手にできていると思った。 同じように「知らないことに興味を持つこと」も得意だ。 そうだよね。出来るとか出来ないではなくて、面白そうかとか、やってみたいかで選んだ方が絶対い

        • 【16】舞台と暮らしの共通点

          たびしゃぶの交換日記編note、16ページ目。 オンラインコミュニティの有志14人で綴る交換日記、2周目になりました。 2周目のテーマは、「最近あったうれしかったこと」です。 いよいよ交換日記っぽくなってきました。 ①最近うれしかったこと 庭のもみじが着飾って 飛び立つ準備が整った 演劇を見に行きました。 「OiBokkeShi(老いとボケと死)」が作る演劇は、いつも「『出来る』で区分けされていない」そんな世界が好きで。 看板俳優で主演の岡田忠雄さんは2時間の公演中ん

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        記事

          【2】個人的重大ニュースは日常の発見だった。

          2019年の個人的重大ニュースを振り返ろうと自分のSNSを探ってみた。今年出来たこととか、出来なかったこと。そして、最高だったことを味わい直そうとした。でも居なかった。見つからなかった。僕は今年なにをしていたんだろう。それなのにもう11月だとか。うそでしょ? と、書き始めたものの書きすすめられなかったので、今年一番影響を受けた本の紹介を。その本は「『ケの美』 あたりまえの日常に、宿るもの」。 もう閉店してしまったスタンダードブックストア心斎橋店で出会った本で、階段降りてすぐ

          【2】個人的重大ニュースは日常の発見だった。

          詩は書くことによって、書き得ないものを感じる営み。

          ひらいてページをめくって本を買った。 手に取って数秒だった。 平凡社 中学生の質問箱シリーズ 「詩を書くってどんなこと?」 こころの声を言葉にする 若松英輔 「こう言えたら良かった。」と、振り返る夜が好き。 うまい言葉が思い付かなかったことは悔いていなくて。 いや、やっぱり悔しい。 うまくいかないなって思ったとき こうすれば良かったと思ったとき それは、癒やしや喜びに繋がるとき そんな風に生きるのが僕の日常のようだ ----- できたらばよかった そう、思い付いた

          詩は書くことによって、書き得ないものを感じる営み。

          心の声の大きさ

          本を読むとき、どんな環境で読むことが多いですか? 僕は、音のする場所で本を読むのが苦手です。 映画やドラマの様にストーリーに基づいたものであれば、テレビがついていても、多少話しかけられても読み続けられる。けれど、自分の中に「ことば」を積み重ねながら読む本はどうしても静かで無ければ読めないのです。 週末、積ん読になっている本を退治しようと手に取った、「詩を書くってどんなこと 若松英輔 平凡社」は特に読めなくて。自分の中から集中力そのものが失われてしまったんじゃないかと心配に

          心の声の大きさ

          「日常」

          変わらない日常が まいにちの暮らし 絶え間ない日常が 僕に赦しをくれる ー ー ー ー ー 変わらなく巡る日常の中に赦しを見つけた。 出来たことと、できなかったことの両方にの中に隠れた「暮らし」は「赦し」

          好きになるもの使い続けるもの

          10年前からホンダのスーパーカブに乗っている。 燃費がガソリン1Lで60キロは走れる経済性が好き。車のような渋滞に巻き込まれる事も無いから移動の時間が読めることも好き。通りすがりの道に駐車して景色を撮影できる手軽さが好き。こうやって書き連ねて見ると、効率が良いところが好きな理由らしい。 確かに「わざわざ」を選択することは好きだけれど、それ以外の部分は効率的な方がいい。 Excelの使い方ひとつでも、こうした方がいいんじゃない?と、人の操作に口に出してしまうこともある。いや、

          好きになるもの使い続けるもの

          感覚をストックするために

          誰かと話をしたあと、「こんな話をしたら良かった」と振り返ることがある。むしろそろえが日常。会話の最中に緊張していればしているほど、頭の中を脅迫じみた思考でいっぱいになる。 似たようなことが写真でもある。人にPENTAXのカメラで写した緑色の山が大好きで。と話し、相手にからどんな緑なのか見せて欲しいと言われた時。どこの何が好きなのかを説明する言葉がみつからない。 見つからないばかりか、美しさへの自信すら見失いそうになる。 だから言葉と思考を書き留めよう。 自分自身の思考を明

          感覚をストックするために

          季節の風物詩

          おせち料理の受注チラシをコンビニで見かけた。 受注分だけ商品を作るのは余って困ることもないので賛成。でも、矢継ぎ早にイベントを消費しているというか、早い者勝ち戦争をしているような感じには、違和感を覚える。 変わって季節の風物詩と聞いて思い浮かぶのは、花の香り。 視覚と嗅覚の両方に迫ってくるからなのか、金木犀や沈丁花は力強い。ちょうど今は風に乗って金木犀が香る季節ですし、彼岸花やコスモスが田んぼの脇で咲き乱れてる。 自然に咲く花のどこが好きってそれぞれなのがいい。日陰の花は

          季節の風物詩

          向こう側のリアリティ

          ラジオが好き。 放送を楽しみにしている番組も6つある。 ラジオを聞くきっかけをくれたのは猫でした。高校受験の勉強をしていた頃、夜な夜な聞こえる鳴き声が恐ろしくて恐ろしくて。ラジオを、つけて音をごまかした。恐ろしさがどこかにいったかわりに面白さがやってきた。それからはラジオに夢中で勉強してなかった気がする。 毎日ラジオを聞いていると、ラジオの向こうに人がいると信じられた。それは人柄なのか声なのかは分からない。けれどパソコンを使うようになっても向こう側に人が居ると感じる。

          向こう側のリアリティ

          はじめてのフィルムカメラ

          はじめてデジカメを手にしたのは、2001年。携帯電話についているいた、 J-PHONE(現ソフトバンク)からでていた、シャープの「J-SH04」。 目の前にあるものをすぐに記録できて、確認できることが面白くて、写したい物を探すものだから、いつもよりも早く季節の移り変わりを発見できた。そして、それがとても楽しかったのを覚えている。 すぐに撮れて失敗していたら撮り直せる。そんな風にカメラを使い続けてきた。そんなデジタルカメラの相方としてフィルムカメラをはじめた。 偶然知り合った

          はじめてのフィルムカメラ

          ワクワクはわざわざから

          なんとなくやり始めたことが沢山ある。朝顔やひまわり、へちまを育てたのを思い出しながら始めた家庭菜園もそうだった。 買えばいいのに。買えば、綺麗で虫もついてなくて見栄えのいい野菜が適量買える。でも植えてる茄子とピーマン、空芯菜は収穫に行くたびにボロボロ採れる。 収穫が楽しくてスパイスから作るカレーを始めたのもこの頃。 そこにはワクワクがあった。 というか、バラがあった。 やらないといけないことや、やるべきといった 束縛から離れられる。 今までは趣味ってなんだろうと考えた時

          ワクワクはわざわざから

          わざわざのわざ ~手書き

          文字の手書きが楽しいとnoteで。 生活の中に筆ペンを取り入れて2ヶ月に経った。 正直言って上手な字ではないから、人に見せる時は手が震える。 でもつらつら考え事をする時は、手書きの方が好き。 それは、頭ではなくて手が考えている感じがするから。 というかに頭と手のスピードが同調している感覚です。 大切な人と歩調を合わせて散歩するように、急がないで考えるし急がないで書く。ついつい駆け出したくなる時もあるけれど、静かに。 文字を手書きすることについて検索していたら面白い調査を

          わざわざのわざ ~手書き

          百発一中をめざして

          面白いアイデアとか話とか、上手いこと言えた!とうれしくなる瞬間が好きです。とかいいながら、逆にもっと上手い表現があったのにと振り返る時間も好き。 どちらになるかは書き始めてみないと分からない。 その日は書けた。完璧だと思っても次の日に読み返すと、公開を後悔する日もある。(そんな日は必死で書き直しています。そーっと。) 書く過程そのものも楽しいのですが、書きつつある文章が少し前に考えていたこと繋がる時があるのです。 頭の中の視野が広がるというか点と点がつながる瞬間。世界の線

          百発一中をめざして