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【2】個人的重大ニュースは日常の発見だった。

2019年の個人的重大ニュースを振り返ろうと自分のSNSを探ってみた。今年出来たこととか、出来なかったこと。そして、最高だったことを味わい直そうとした。でも居なかった。見つからなかった。僕は今年なにをしていたんだろう。それなのにもう11月だとか。うそでしょ?

と、書き始めたものの書きすすめられなかったので、今年一番影響を受けた本の紹介を。その本は「『ケの美』 あたりまえの日常に、宿るもの」。
もう閉店してしまったスタンダードブックストア心斎橋店で出会った本で、階段降りてすぐの棚にありました。正月のお供にゆっくりと味わった本です。ケの美のケは、ハレとケの褻。

ハレ(晴)とケ(褻)について 広辞苑第7版より。
晴:表立って,はなやかなこと。正式・公式なこと。はれがましいこと。:おおやけでないこと。よそゆきでないこと。ふだん。日常。わたくし。

民俗学に興味を持った時にハレとケの概念を知り、週末に何をしようといった週末イベント中心ではなく、日常(ケ)にも注目しようと考えていたので、自分以外の人の日常を味わうとは何か?に触れてみたくなったのです。

読んでいくうちに、「普通」とか「日常」と「非日常」について心の中がざわめいて、そのざわめきを書き留めているうちに読み切る事無く読み終えた。(こんな風に心が慌ただしくなる本が好きです。)

2019年を振り返って一番大きな出会いは、この本を通じて触れた日常の中の喜びでした。「する」に追いかけられるんじゃなくて「いる」をベースにするような感じです。目標と現状を比べて「できる自分」と「できない自分」に落とし込むのではなくて、ただやりたいとことをやるだけ。できるがベースではなくてやってみるがベース。みたいな。(うう、上手く言えない)

自分にとっての「褻の美」をかみしめるように、人との暮らしの中で、自分が何が出来るだろう、何をもって接するだろうと考えた年だった。そう書くと、人に喜んで貰うことを目標にしてそうにみえるかも知れない。でも、そうではなくて、楽しそうに寄り添うスタンスなのです。

楽しそうと思える場で、できることを淡々と続ける。
それが、僕にとって「褻」なのです。

あ、英語のDOとBEみたいな感じかもしれない?
居場所があることとも言えるかもしれない

その暮らしの中で何かが生まれたとしたら、それが美なんじゃないかな。感謝されたこととか、挑戦した証やその場の和やかな雰囲気もそう。
DO(というか何か目標を達成する事を目的にすること)も捨てきれない部分もあるんですけどね。そんな多面性をも楽しみたい。

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そんな暮らしの中で生まれたことのひとつに、オンラインコミュニティの様子を伝える「ラジオ番組:旅しゃぶラジオ局」があります。昔からラジオを聞くのが好きでしたが最近、聞いている番組を並べてみていたら、「笑い声を楽しみに聞いている」を発見した。ニュースや情報を得る為でもあり、パーソナリティの人柄に触れたいというのもあるけれど、一番の目的は笑い声なんです。健やかな空気が好きなんです。

「宣伝」
コミュニティにいるアイさんと二人でMCをやっています。
#旅と写真と文章と のラジオ「旅しゃぶラジオ局
笑い声が満載なので是非聞いて下さい。

というわけで? 次のバトンは、「クルー×笑顔」で一番に思い浮かんだ「はるかさん」にお願いしたい。テーマは「笑顔、笑い声」でお願いします。

#旅と写真と文章と #旅しゃぶ交換日記 #ケの美  

このnoteは、コミュニティ内で交換日記をやろうという試みの一環です。「○○さん、このテーマで書いて欲しいです。」と手渡すイメージで回覧しています。マガジンになっているのでよければ是非!
(このnoteはtakaさんから頂いた「みたにさんの2019年個人的重大ニュース」というテーマで書きました)


(正月に気に入りすぎて、書き初めに書いた題名)画像1


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三谷朗裕
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