ずっと憧れていたマグカップをお迎えした話。
先日仕事でものすごい失敗をした。
人間関係のゴタゴタに巻き込まれてしまった、と思っていた矢先の痛恨のミス。
事情はあれど私がやったことには変わりはないから、しっかりと反省してまた一から頑張ればいいだけと頭の中ではわかっているのに。
心の中のもやもやが漬物石のようにずんとのしかかる
悔しくて、歯がゆくて仕方ない。
今思い出しても、今年いちばん苦い一日だった。
気持ちの切替がうまくないこともあってここ数日はモヤモヤを放ちながら会社に行っていた。
青白い顔のまま頑張って仕事をしただけでも満点、と自分を励ましながらなんとか今週もやり遂げられた。
「マリメッコ、買ってみようかな。」
それはこの一週間を乗り越えた休日の朝に口からこぼれた一言。
心に降ってきた小さなアイディアは今がチャンス!と私に伝えてくれているよう。
これはもう、行くしかないじゃないか。
マリメッコが気になり始めたのは半年前のこと。
近所のショッピングセンターの中にある雑貨屋さんにマリメッコのブースがあって、毎回お店の前を通る度にマグカップを眺めていた。
赤、青、黄色、街並みやイチゴの柄もあってまさに色とりどり。
カップのデザイン自体はシンプルなのに洗練された色味とデザインに私は虜になっていた。
いつか欲しいなと思っていたものが実際に手に入るときってどうしてこうも胸が高鳴るのだろう。
心拍数高めで入店した私の顔はきっと赤かったに違いない。
期待6割、緊張4割で家を駆け出して約3時間。
無事私の元にマリメッコのマグカップがやってきた。
選んだのはUnikko(ウニッコ)のライトイエロー×ホワイト。
柔らかくほんわりとしたイエローをみて一目惚れしてしまった。
ブルーグレーと迷いつつも手に取ったときの発色が購入の決め手。
予算に余裕があったらきっとどっちも買ってしまっていたと思う、危ない危ない。
帰宅してすぐにスイートポテトのパウンドケーキを焼いてお盆に乗せてみる。
2年前に陶芸教室で作ったお皿ともマッチしてとてもいい感じ。
今までマグカップなんてどれも一緒でしょ〜と思っていたけれど、それもマリメッコのおかげできれいに払拭された。
1番の違いは「安定感」。
飲み口の口当たりや取っ手に指を入れたときの安定感が桁違いなのだ。
見た目の美しさだけじゃなくてデザインの裏に隠れた使い心地のよさにきっとたくさんのファンは魅了されているのだろう。
そんなことをしていたら仕事のもやもやも知らぬ間に吹き飛んでいた。
楽天家ではないんだけど、それも結果オーライ。
それよりも大問題はここからだ。
このままだと本格的にマリメッコにハマってしまう。
たくさんマグカップやらお皿やらを買い込む姿が容易に思い浮かんでしまって自分が怖い。
また一生懸命頑張ろう。
仕事も、noteも。
ほがらか
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