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にじフェスにいってきた

9/30のFANTASIA Day1から10/1、2にかけて開催されたにじフェスに参加してきました。前夜祭のFANTASIA_Day1から秋葉原MOGRAで行われたにじフェスDJ前夜祭、さらに本番のにじフェスDay1,Day2という怒涛の3日間。

この記事を書いているのはイベントから既に一週間が経つ10/9なのだが、未だにFANTASIAのライブアーカイブ、にじフェス当日のオープンステージ配信、ライバー特別授業、会場を巡っていた公式配信のアーカイブ、チケットが取れずに見られなかったメインステージの配信、更に国内外のライバー達の感想配信と見るものがまるで尽きずに未だにイベントの余韻を引きずっている。

このイベントの熱が冷めきる前にこの楽しかった文化祭の感動を備忘録として残したい。

FANTASIA Day1

地方民なので午前中から新幹線に乗り東京へ移動。新幹線の中や東京駅の構内でもにじさんじのアパレルや痛バなどのグッズを身に着けた人が散見されてこの時点でテンションが上がる。
当日は前日物販には申し込んでいなかったのでゆっくりと会場へ向かおうと思っていたはずが気がつけば14時ころには会場入り。掲げられたにじフェスのキービジュアルに感動しつつ周囲のオタク達を観察していると前回のFANTASIA延期の際に配信されていた樋口楓によるライブ参戦コーデ企画の際に印象深かったファンの方を発見してつい声をかけてしまった。

ライブ本番の感動は配信などでもしっかりと伝わるだろうから現地にいて特に感じた事を書いておきたい。

・会場の幕張メッセに近づくにつれどんどん増えていくにじさんじのグッズを身に付けたオタク達が同じ場所へ向かって集まっていく。このイベント前の流れすらも現地イベントの醍醐味と感じた。
・ライブ会場の広さに圧倒される。
・バンド隊の音響が凄い。広い会場の中で力強くギターやドラムの音が響き渡って体へ伝わってくる音の力に感動させられる。
・座席が全体の中央ということもあり、ライブステージをよく見渡せた。
・これまでのライブステージに比べてよりもライバーが”そこにいる”感覚が強かった。配信のARカメラによる現実にいるという感覚も強いが、それ以上にモニターの存在を感じさせなかったように感じた。
・委員長が歌う「サクラあっぱれーしょん」でのド派手に舞う花びらや銀テープなどの迫力は現地ならではだった。委員長のMCが始まるまでなかなか落ちきらないというオチも含めてあの時の驚きだけでも現地に参加してよかったという満足感があった
・ういはちゃんのステージでのパフォーマンスは見事の一言。1曲目の「Virtual to LIVE」からステージ全体を見ていても自然とういはちゃんに注目してしまうような華があった。ソロ曲が歌えなかったのは残念だがそれでも今後にとても期待したくなる見事なステージだった。
・ライブを通じて一番印象が強かったのは夜見のソロ曲。プリパラを全く知らなくてもプリパラの楽曲だろうと察する事が出来たし、あの変身シーンは3Dお披露目からの流れを汲んでいるようにも感じて素晴らしかった。

にじフェスDJ前夜祭

秋葉原MOGRAへ移動する最中、にじフェスコラボに張り替えられているアトレに感動しつつ会場へ移動。
移動したのは開演の少し前という事もあったが既に長蛇の列ができていた。近くの人に話しかけるとこのイベントが初めてのクラブイベントという人もたくさんいて、Vtuberの音楽が好きでクラブイベントにハマるようになった自分としてもとても嬉しかった。
イベントは前半はにじさんじの楽曲オンリー、後半はにじさんじの楽曲クリエイター達によるDJという構成だったが流れている音楽はほぼ全てにじさんじのオリジナル楽曲やにじさんじの歌ってみたでお馴染みの曲など。イベント開始までの翌日への体力温存とか何もかも忘れてはしゃいだ、とにかく楽しい一夜だった。時には緑仙やリオン様などのライバーが流れる楽曲に反応している場面もあり、そこも見ていてライバー達と同じ音楽で盛り上がれているという実感があり嬉しかった。


にじフェスDay1、Day2


いよいよにじフェス当日。一晩踊り倒してフラフラになる足を銭湯で休ませつつ会場へ。

会場の幕張メッセには前日のFANTASIAでの入場待機列とは比べ物にならない程、入場口から長蛇の列が出来ていてとにかくその人の数に圧倒されてしまった。これほどまでの人達がにじさんじを推しているのかと思うと感動すらあった。朝から厳しい日光に照らされつついよいよ会場へ足を踏みいれた。

学校の校門を模した入り口を抜けて会場の中に入って一番最初に思ったのはとにかく見るものが多いという事!

想像を遥かに超えた幕張メッセのホールをぶち抜く広い会場。多数設置されたライバー達のパネル、壁に書き込まれたライバー達の落書きやサインに数多の展示物。各所に貼られたにじさんじMFからにじフェスに至るまでのイベントのキービジュアル。各々が愛嬌を振りまく着ぐるみステージ。中央にはFANTASIAでの共通衣装を再現した実物の衣装。奥にはオープンステージの大きなモニター。

それまでに組んでいた予定表など頭からすっ飛んで一体何をどこから見ればいいんだ!?と心底驚いてしまった。

美術展


会場のド真ん中に展示されたフラッグに一言コメントを残した後はひとまず目についた美術展示、私物展示などを見て回る。絵葉書やライバー達の描いたペイントアート、石膏像などや書道など展示物なども予想していた以上のクオリティのものばかりで面白かった。
特にライバー達の配信部屋を再現したジオラマではライバーの生活感や日常を感じ取る事が出来て新鮮だった。

また、私物展示では香水やシャンプーなどの日常使いのグッズ、中には私服などもあり見応えがあった。しかしその中でも一番インパクトを残していたのは月ノ美兎のマネキンだろう。何故か視線があうように感じたし写真を撮ろうとするとカメラが顔認証をするのが妙に恐ろしかった。

余談だが何の気なく写真を撮って投稿したオリバー教授の私服がかつて見たことない程拡散されていて驚いてしまった。みんな教授の私服にそんなに飢えていたのか……。

ライバーのパネル、落書き

会場に入って真っ先に飛び込んできたのはこの等身大パネル達だ。会場の各所に展示されていて早速ライバー達と一緒にツーショットを取る人やアクキーと一緒に撮ったりといつでも盛況だった。時間ごとでの入れ替わりもありお目当てのパネルを探すという楽しみもあったのが現地ならではという醍醐味があった。

また、壁を埋めるライバー達の落書きもとても良かった。Day1でも満足してしまう程数多くのサインがあったにも関わらず、Day2には更に増えていたのには驚いてしまった。2日間でパネルもサインもかなり見つけたし探したのだがそれでも全てを見つける事は出来なかった。サインや手書きのイラストを残すもの、宣伝をするもの、中にはライバー同士の煽り合いや関係性も垣間見る事が出来て素敵なサプライズだった。普段の配信では味わえない実在感がそこにはあった。

特に海外勢のサインが国内ライバー達に混じって残されているのには、彼ら彼女らが海を超えてこの会場に来てくれたのだという強い感動があった。中にはパネルとサインがともに存在する事で思わぬお笑い要素が錬成されてしまったものもあり、そういった事故もなんともにじさんじらしい化学反応だなと思う。

セレン龍月のサイン
数多のライバーが矢車りねと化したゆうた事件
でび様最推しになった椎名と夜見
相羽ういはの背くらべと手描きイラスト


プラネタリウム

にじフェスでは各所でライバー参加の企画が広げられていたが、自分が取れたのは竜胆尊様とラトナ・プティが案内を務める回のプラネタリウムのみだった。その感想も書かねばならないだろう。入場や物販チケットすらも落選した人が数多いた事を考えるとこれだけでも幸運な方だと思う。

プラネタリウムのブースへ入場するとそこは教室を模した広いスペースの中に無数に置かれた椅子とその横にはVRゴーグルとヘッドホンが。入場するとまずはVR機材を身につけるのが、これが少々重たいもので自分はなかなかバランスが取れずに結局片手でゴーグルを支えながら鑑賞する事になった。

プラネタリウムが始まるとそこは目の前に森が広がるウッドデッキに置かれたチェアの上。まずは尊様が秋の四辺形からなる星座を案内してくれるのだが……ゴ、ゴーグルが重くて頭上を見上げにくい! ゴーグルを支えようと悪戦苦闘する中、尊様の案内は進んでいく。星空が進むと尊様からプティへ案内人がバトンタッチ。この時のバトンタッチが素晴らしく、尊様から案内を交代したプティが屋内からゆっくりとデッキに出てきて自分の横に置かれたチェアに腰掛けて星空を案内してくれる。この時の質感が気のいい友人同士という雰囲気があってとても居心地良かった。
恐らく本来であれば星空なんぞ見ずにプティの一挙一動足に目を見張るべきだったと思うのだが自分は律儀にゴーグルを支えながらプティの案内で動いていく秋の星空を見ていた。夜が明け空が白むとプラネタリウムも終了。プティは最後までこちらに手を振りながら去っていった。

ダイパンチャレンジ

現地で楽しめたイベントといえばダイパンチャレンジとローションカーリングを忘れてはならない。この2つの体験コーナーも2日間長蛇の列が出来ていた大変な時は1時間以上待ちの時もあった。自分は1日目はダイパン、2日目にローションカーリングという形で参加した。

ダイパンチャレンジのお馴染みのサイレンが鳴り響く中列に並ぶ。自分が並んだ時は優に50分待ちの列になっていたがそれでも回転がスムーズだった事もありアナウンスされた待ち時間よりも体感よりは早く感じた(徹夜明けの疲労がここにきてピークに達していて半分寝ながら列に並んでいたのでそれもあるかもしれない)
いざダイパンチャレンジの台の前に立つとゲームセンターに置かれていても不思議ではない大きさの筐体で驚いた。やることと言えばただ筐体のド真ん中をぶん殴るだけなのだがレバガチャダイパンでのWDCを再現した社さんと笹木の実況が入る事でよりチャレンジ前の臨場感があり楽しかった。

ローションカーリング

2日目はエリーラとハナちゃんの3Dお披露目を見届けた後にまず何を見ようかな…初日に行けなかったフードドリンクに挑戦でもしようか…となっていたところに飛び込んできたスタッフさんの「ローションカーリングいかがですかー!」という元気のいい呼び込み。ローションカーリングいかがですかってなんだよと思いつつ列に並ぶ。ライバー達が乗ったストーンをレーンの中央にある穴に落ちないようギリギリを攻めながら高得点を狙い押し出すというもの。得点に応じてなにかあるわけではないのだがどこか哀愁漂う体育座りしたライバーの背中を力強く押し出すというだけでなかなか楽しいものがあった。

オープンステージ企画

こちらは配信で見ていた方も多いと思う。ステージは広く設けられていて座席も相当数あったがそれでも企画によっては周囲に立ち見が出るほど大盛況だった。立ち見用のラインもしっかり設けられていた為、立ち見が出る事での混乱は周囲に発生しなかったのが良かった。
メインフロア側のガーデンステージ、物販エリア側のカフェステージに分けられていてステージ企画は交互に行われていた。時にはガーデンエリアでカフェステージの企画を見る事も出来たが公式配信の中継をしている時間もあり、どの企画はガーデンステージでも配信されるのかが今一つ分からない場面もあった。

現地で見る事が出来たステージ企画で特に印象深いのはDay2の「Daylight Dimension Dive 3D」と「第2回 にじさんじ歌うま選手権!!」、それに「Anisong Time!」と「舞元力一出張版」だ。
エリーラとハナちゃんの3Dお披露目になった「Daylight Dimension Dive 3D」は朝1の企画だったにも関わらず自分が入場した時には既に黒山の人だかりが出来ていて立見で見守る事になった。ステージの楽しさは言うに及ばず素敵なものだった。また、ハナちゃんの3Dお披露目告知の時にはステージ中からオレンジ色のサイリウムの光と歓声も起きる程の盛り上がりでみんな海外勢の3Dを楽しみにしていたんだ……という実感を感じる事も出来てとても良かった。
「第2回 にじさんじ歌うま選手権!!」はアーカイブが残らないという事もあり現地でもかなりの盛り上がりだった。歌自慢なライバー達による抜群の歌唱力はカラオケ企画だとは思えない程のクオリティだったが、中でも特筆したいのはエリーちゃんによる「魔笛」だ。選曲にも驚愕だがその歌唱力は見事だったと言う他にない。実は自分はこの時少しオープンステージを離れて配信で見ていたのだが、会場中へ響き渡るエリーちゃんの高音は現地にいた人々も思わず振り向いてしまう程の迫力でこれはステージを見なければと慌ててガーデンステージに向かった覚えがある。
にじフェスでの海外勢最後の企画となった「Anisong Time!」。会場になったカフェステージはガーデンステージのそれに比べると小さくこちらも立ち見が大勢出ていた。海外勢の歌企画という事もあり特にENファンやKRファンの熱を強く感じた。アーカイブが残っていないのは残念だが、企画の最後に歌われた海外勢による「Virtual to Live」の歌唱はステージ中から大きな拍手とステージを彩るサイリウムで照らされた素晴らしいものだった。こちらは特別に切り抜きが公式から上がっているので是非聴いてほしい。
「舞元力一出張版」はもしかしたら前回のにじフェスのように田角社長の登壇があるかも…!?というちょっとした期待を込めてステージを見ていたがそんな事はなく、「ご飯のおかずNo1はなんだ」というイベントの最後とは思えないなんともゆるいテーマでのトークが繰り広げられた。
カフェステージの真裏にあるメインステージではその頃ソロステージが披露されており、メインステージの音がカフェステージにも聞こえていたのだがしっとりと不破湊が歌い上げる裏では一方その頃「豚骨ラーメンはご飯のおともなのか否か」論争が繰り広げられていて思わず笑ってしまったのだった。

2日間を通して言える事は「本当に楽しかった!」の一言に尽きる。
キービジュアルの「遊びつくせ」の煽りにもあるように2日間参加しても見れない展示もあるほどの充実感と満足感がある、そんなイベントだった。
このにじフェスで特に感じた事はライバーの存在を普段の配信よりも更に身近に感じられるという事だった。
壁を埋めるライバー達の背くらべや煽り合い、パネルで感じる身長差、私物展示などなど。例を上げればキリがない程だ。日常ではモニターの向こう側にいるライバー達の存在を自分達と同じ会場にいるというこちら側で感じられるという事に言葉では表せない程の感動があった。

にじフェス開催当日までは事前の視聴覚室や特別教室企画での多すぎる落選報告や直前での海外ライバーの数人が参加できなかったという告知もあり、高くなり過ぎた期待値もあったせいかネガティブな意見も多く、正直楽しいイベントになるのかどうか?という不安は少なからずあった。それを杞憂にしてくれたのはまさしくライバー達が感じさせてくれたその存在感が強いと感じた。

2021年にコロナ禍の影響を受けて無人開催となったにじフェス2021。更に続いたコロナ禍で延期になってしまったFANTASIA。そしていよいよ開催となった今年のにじフェス2022では海外勢の渡航とどうしても情勢に振り回されてしまったイベントになってしまったにじフェス2022。箱推しとしてはとても楽しめるイベントになったが視聴覚室や特別教室での参加人数の少なさに関しては単推しにとっては辛いものだったかもしれない。

にじフェス振り返り配信を通して改善案を語っているライバー達もたくさんいる。今回の初の現地開催となったにじフェスを通して次回のにじフェスにとても期待したい。



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