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生きている実感と虚無感

とくに鏡を覗くときかもしれません。自分がここに在るという実感を得ているのは。

いまここにいて生きているのだと、実感を得ることが多いです。目が動いてる、歩いている、息をしている。おそらく瞑想状態にあるのでしょう。瞑想は一般的に良いものだと言われているので、私のこの状態も良いのでしょうか。

ただし、意図してこの状態になっているのではなく、ふとした瞬間にこの状態になるのが面白くありません。生きていてここにいて、だから何なのだろうと思考がよぎるときがあるのです。

たしかに、いまは生きている。だけども、あと60年たたないうちに終わるのだろう。だとしたら、いまここにいる理由は何なのだろうと、哲学チックに思考が走ってしまいます。死にたいわけでは決してないのだけど。

お金の心配をしているのでしょうか。同じことを繰り返している日々に飽きているのでしょうか。

生物の歴史として見れば、個の人間に生きる意味なんてものはないのでしょう。でも、生きている当事者としてはそんな大きな世界を見てもそれこそ意味がないというか。

存在することに対する曖昧な感じ。雲をつかむような感じ。これを虚無感というのでしょうか。虚無なのかなあ、もう少し複雑な感情なのかもしれません。

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