ミスばかりで自己肯定感が下がってしまう同志へ
こちらの記事は、2024年7月発売の小鳥遊著作「『発達障害』『うつ』を乗り越え@小鳥遊がたどりついた 『生きづらい』がラクになる メンタルを守る仕事術&暮らし方」(ナツメ社)の内容に関連したものです。
ミスの繰り返しで自己肯定感が下がる
本来であればミスは誰でもするものであって、ミスをしたからといって自分の価値が否定されるものではないです。
しかし、ミスをしたことで他人に大きな迷惑をかけてしまったり、叱責されたり、そこまでではなくてもミスを繰り返してしまうと、しだいに自分で自分が認められなくなっていきます。私の場合、「自分はここにいない方がいい」と考えるようになり、職場へ足が向かなくなってしまいました。
もちろん、職場でのハラスメントによってメンタルが壊れてしまう場合も多々あります。むしろそのパターンが多いかもしれません。ただ、そういったハラスメントがあまりないような職場であっても、自分で自分を「ダメだ」と評価してしまい、ある意味自分で勝手に自己肯定感を下げてしまうこともあるのです。
そんな自分への対策
そうならないためにはどうしたら良いか。段階によっていろいろな対策はありますが、お手軽にできるものとして、こんなものがあります。
それは「俺って/私ってすごいから、~~したんだ」と近しい人に言うというものです。「~~」の部分にあまりすごくない行動を入れるのがポイントです。
「俺ってすごいから、今日一日会社で仕事ができたんだ」
「私ってすごいから、電車の乗り換えを間違えなかったんだ」
近しい人に言うというのも大事で、ぜひ「そうなんだ、良かったね!」とか「それは凄い!(笑)」などと返してもらって、このやり取りは完結します。
言ってみれば大したことないことを「すごいこと」と半ば強引に設定し、それを評価してもらうことで自分を認めやすくなり、自己肯定感を少しずつ上げることができます。