![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129019157/rectangle_large_type_2_19524f4f795b882af631599252479df2.jpeg?width=1200)
ゴホン、昔ばなし。
(※お下品ネタです。
いやらしくはないですがおバカです。)
むか~しむかし、身なりも構わない、歯も磨かない男と、気が弱すぎる小綺麗な女がお付き合いをしておりました。
男のズボンが股ズレして破けていたので、女は「裏布をあてて縫ってあげるから、ズボンをお貸しなさい」と言いました。
ズボンを脱いだ男のパンツを見ると、パンツも股ズレをして破けていました。
「あらら、ズボンが破けてパンツが見えているのだとばかり私は思っていましたが、見えていたのはタマでしたのね。
いまは12月です。
タマ丸出しで寒くはないのですか?
しばらくはキンターマンとお呼びしますね」
女は呆れながらズボンやパンツを繕いましたが何度も男は破ってしまうため、最終的には縫い留められなくなるほどボロボロになり、ズボンもパンツも男に買い与えました。
女は男から贈り物をされたことがありませんでしたが、男が借金まみれと知っても金は貸さず、必要なものは与え、食事の世話もしていました。
「もし、あなたにお金が入ったならば、まず自身の借金を返し、身を立て直してちょうだい。お金は貸しません。何も返さなくていいからしっかりしてください」
男はしっかりできませんでした。
少しでもお金が入ればギャンブルをして、一張羅で、歯ブラシや髭剃りすら買わない生活を続けました。
お腹が空いたら女にお金を出させて食べ物をねだる生活を続けました。
女はついに怪獣タママルダシに別れを突きつけ、「二度と顔を見せないように」とシャットアウトしました。
怪獣タママルダシは後に女の家を訪ねましたが、会っても話してももらえず、諦めたようでした。
身なりに「無沈着」を通り越して「だらしない」を通り越して「ヤバい」まで達した男となぜ交際したのか…
女は後悔ばかりしたそうじゃ。
むか〜しむかしのお話。
![](https://assets.st-note.com/img/1706406902386-mvTYNYup0p.jpg)
❝怪獣シリマルダシ❞のおもちゃ
*****
実はズボンの股やお尻を外出先で破ってしまうのはチチも同じで、帰ってくるなり「ズボン縫ってくれ」と言われることがよくありました。すごい高給取りのくせにズボン一本買うのを惜しみ、シャツなどのアイロン掛けやボタン付けなどのメンテナンスを私がさせられていました。
怪獣シリマルダシと怪獣タママルダシは似た者同士で仲が良かったのでございましたでございました。
次はきちんと整容できる方と関わりたいと思います。