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私は厳しいひと、です。

私は発達障害を抱えているとハッキリしました。


私は幼い頃から聞き分けがよく『多動・衝動性』は皆無でしたが、母親には『この注意力散漫がぁっっつ!!』と毎日叱り飛ばされました。
おそらく、周囲に気を取られやすい向きはあったのではないかと思います。
今でこそ私は整理整頓の鬼で、私の部屋は常にピカピカですが、小さい頃は整理整頓が苦手で、親に物を投げつけられたり壊されたりしていました。

子供の頃は字を書くのも下手でした。
字に興味を持ったのは早く、字を読み始めたのは3歳、書き始めたのは4歳でした。
しかし形が悪いので習字にも通わされ、結局上達せずに退塾しました。
ただ、私は綺麗な字が書きたいと思って努力をしました。
今では『綺麗な字を書かれますね』と周囲から言われています。

整理整頓や、物品のラベリングなどはやらなければ出掛けるときに手間取ります。
相手のある約束や仕事の場合、周りに迷惑がかかります。
何度もミスをすればやがては自分が困ります。

やらなければならないことはリストに書き出し、済んだら『OK』と赤字で書き込みます。

部屋のあちこちにメモや付箋が貼ってあります。

自分でやらなきゃ誰がやる。

自分でやらなきゃ、自分が困るだろ。

そうやって工夫して生きてきた。




最近、かつての交際相手に言われてきた色々なセリフが思い出されて、そのたびに私の神経を逆撫でします。

『うわっ、〇〇の部屋めっちゃキレイ…落ち着かんわー。
ナニコレ、緊張するー』

私『キチンと整理しておかないと出掛けるときに時間がかかるの。
時間に遅れたりしたらまずいじゃない?』

『えーっ、そんなことくらいで俺は怒られないし、怒られても平気だけど?
あーハイハイって感じ〜(笑)』

私『(家族経営みたいな職場だとそんな感じなのかなぁ?)』

色んな人がいるのはわかっていました。
ですが…釈然としませんでした。

彼は字が苦手な人でしたので、『就活時に書く文字くらいは丁寧に書きましょうよ』と私が諭した際に、逆ギレされました。
『字がキレイなやつは、❝そうゆう字を書かなければ認められなかった哀れなやつ❞だ!
かわいそうだなぁと俺は思うね!!』
『(んー、そういう考え方もあるんだろうけど…なんか、八つ当たりされてる気もするし…だけど面接官も読めないよ…この字は)』
↑結局これは『履歴書をパソコンで作ったらどうかな?』に落ち着きました。

(一般知識も無いため『…あれ?』と思うところがある人でした。彼なりの生きづらさはあったように思います。彼は『俺は障害者なんじゃねぇ!』と言い張っていましたが、正直気の毒に思えてこれ以上強くは言えませんでした。)


自分が出来ないことも頑張って努力や工夫をしてきた私には、彼の発言は苛立つものでした。
まるで私の努力を馬鹿らしいと言われているようですごく腹が立ちました。


周りを頼れない環境で育った私と、家族がすべて面倒を見てくれる環境で育った彼とは根本的に考え方が真逆でした。
すぐに別れました。

最近、ふと思い出すんですよ。

『〇〇は厳しすぎる!
ボクにはできないっっ!!
やろうとすること自体が無駄なの!
エネルギーの無駄なの!!
やりたくないの!』

確かに…、向き不向きを考えて『やるやらない』を決めるのも一つの策だ。

しかし向いていることだけをやって一生をやり過ごすのは不可能だから、向いていないことも『自分がやれる方法でやる』んだ。
いや、やってきたんだ。


こんな感じの『やだもん!できないもん!』って男性としか縁がなかった私も情けないですが、関わった場合も直ぐにお別れできるようになってよかった……と思っています。

私は『イラッ』とするし、相手はどんどんスレていきます。
どっちもしんどいですからね。


彼のような人はご両親に守られすぎて『自力での成功体験』が少ないのかもしれません。
『やってみたら案外できるかも?』『やってみようかな?』という視点が無くなってしまったように見受けられました。
それでも、成功体験は自分で作るしかないんです😅



私は『自分にも他人にも厳しい』タイプなんだろうなとは思っています。

世の中には『周りがなんとかしてくれる』、ゆるふわな環境にいる人もいます。
それはそれで恵まれています。

単に私は厳しさを持たなければ生き抜いてこられなかっただけなんです。
これはこれで逞しかったと思います。

ゆるふわ=悪ではない。

同じように、
厳しい=悪でもない。


ただ合わないだけなんです。


生まれ育ちが違うんだもの、
合わない人なんていて当たり前なんですよ。

障害の有無に関係なく、自分の努力を馬鹿にされたら誰だって気分良くはないでしょう。






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