勢いあまってNikonのフルサイズカメラを買った話
ここ最近の記事を振り返ってみると自分のフルサイズへの物欲が多分に表れている。
そんなオッサンは勢いに身を任せ、色々な壁を突破し、遂にフルサイズをポチッてしまった。
記事タイトルや過去記事でも大体わかるとおり、購入したカメラはNikon。
そしてやってきたカメラは
Z6Ⅲ・・・
ではなく Z8!
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なぜこうなった・・・
(やっちゃった)
というわけで、今回Z8を購入した経緯とZ8で撮った写真を紹介したいと思います。
確実に分かっていることは、来月のカードの引き落としがエグい事と、最高の満足感を得た事。
これからNikonのカメラの購入を検討している方や
物欲の狭間でモヤモヤしている方の参考になれば幸いです。
当初はZ6Ⅲを購入するつもりだった
今回カメラを買った一番の動機が
フルサイズでZレンズを使ってみたい!
この想いが高まりすぎたことに尽きる。じゃあボディはどうすると考えた時に、最新のボディであるZ6Ⅲか、見た目がめっちゃカッコいいZfかの2択をまずは悩んだんだけど、Zfのグリップがどうしても気になって最終的にZ6Ⅲと決めていた。
そしてYoutubeでZ6Ⅲ関連の動画を見まくったり、子供と一緒にカメラのキタムラに実機を見に行ったりするうちに、ふとある事に気付いてしまった。
価格差
Z6Ⅲの登場の際に色々騒がれてた事として、価格設定がかなり高いという事が上げられる。
Z6シリーズといえばNikonフルサイズの中ではド真ん中のベーシック機。これが昨今の世界情勢の影響か約40万という値段で発表されたからそれはビックリもする。
現在、Nikonのフルサイズミラーレスカメラの中でZ6Ⅲが値段的にどのポジションに位置しているのかというと
高画素機であるZ7Ⅱより高い。
これを見ちゃうとZfにまた目うつりしてしまいそうになったんだけど、それよりもっと気になってしまったのがZ8。
10万上乗せで買えちゃう?
10万っていう高額な金額が何故か安く感じてしまうこの錯覚。これはNikonの策略なのか?
でもまだこの時は理性があって、さすがにZ8は無理でしょ〜と思ってた。
ただ、価格差10万を安く感じてしまったアホな自分は、Z8はどんなカメラなのかと興味津々になってしまってZ6Ⅲの時と同様、Z8を調べまくってしまった。
Z8の魅力
Z6Ⅲがもともと高めに価格設定がされていたせいで自分のカメラ選びの対象に入ってきてしまったZ8。
よほどの魅力がないと買わないぞ。
そんな意気込みでスペックを見て感じた事が以下。
メカシャッターレスが凄い
自分の本職が機械にたずさわる関係上、メカシャッターという可動部が無いこの構造はかなりの魅力に感じてしまった。現在のカメラのメカシャッターの寿命が大体10万〜20万回とか言われているけど、可動部というのは必ず劣化する。シャッターに可動部が無いという事は物理的な寿命は無し。ただでさえ故障しにくいと言われているNikonのカメラが更に故障に強くなるというのはハンパない安心感。
4500万画素の高画素とデータサイズ
特に高画素にこだわりは全く無かったんだけど、どうもZ8のRawデータは設定で圧縮方法を高効率★にする事で高画素データだけど品質劣化を軽減し、だいぶ容量を少なく出来るみたい。実際のところRawデータが30MBくらい。α6700も30MB程度でほぼ一緒。ここはかなりの魅力。あと単純に高画素という部分も繊細な描写とトリミング耐性が期待出来てかなり良いポイント。
4軸チルト背面モニター
自分はミラーレスカメラで自撮りとかしないのでバリアングル液晶へのこだわりは全くない。
ただ、この4軸チルト。これは魅力。
ワンアクションで色々なアングルでの撮影に対応出来るというのは、なんか本当に写真を撮る道具として作られてるなという感じがしてかなり好感がもてた。
Z9ゆずりのAF
Nikonのカメラでよく言われるのがAF性能の弱さ。
自分が価格が安いZ7ⅡやZ6Ⅱ、Z5を候補にしなかった理由がコレ。
でもそんなNikonのカメラの中でAF性能が素晴らしいと言われているのがZ9。フラッグシップだから当然といえば当然なんだけど、Z8のAFはそんなZ9と同等と言われている。AFに不安がないというのもかなりの魅力。
このタイミングでしか買えない
もう完全にZ8の魅力に取り憑かれてしまったオッサンが完成。でも金額がな〜と最後までこの問題に悩んでたんだけど、最終的にはこんな心理に落ち着いた。(落ち着いた?)
Z8とZ6Ⅲ。どちらのカメラを買うにせよ高額になるのは変わらない。ここで価格差10万を惜しんでZ6Ⅲを購入したとして、後からZ8が欲しいなんてことを思っても絶対に買える気がしない。それはお金の問題もさることながら、嫁の了解を得る事が出来ないというところが大きい。
今回はしっかり嫁に話して了解をギリギリもらっている分、勢いに身を任すなら今のこのタイミングが最適・・・。
最適なのだ!!
であれば今の自分に出来るのは
嫁の気が変わらない内に最速でポチる事。
ウダウダ考える事はやめた。
稲妻のようにクリックしましたよ。
レンズ問題
当然フルサイズ用のZレンズを持ってないので今回レンズも購入したんだけど、これはもう心に決めていた。
大三元の標準ズームレンズ。
Z 24-70mm f2.8 S
もう遠回りはしない。
Z8を買ったのにNikonのSラインを買わずして何を買う。
勢いがある今だからこその選択という事で、これも嫁が洗い物している間に秒間20コマくらいの速さでポチる。
Z8のファーストインプレッション
描写とかについては今後使ってみてから追々語るとして、まず感じた事が以下。
デカい!重い!最高だ!
α6700を使っている身としては当然のことなんだけど、持った感じズッシリくる。ただグリップのホールド感が最高でそこまで重くは感じない。そしてこの中身詰まってます感の重厚感が何とも心地が良い。
α6700と変わらない感覚で使えるAF
3Dトラッキングのおかげでα6700と変わらない感覚で撮影することが出来る。被写体認識も素晴らしく今のところ全く遅いとは感じない。充分すぎる。
DXクロップでも約2000万画素
もうちょっと拡大して撮りたいなんて時にボタン一発でDXクロップできるのがめっちゃ便利。しかもクロップしても約2000万画素を確保できるので十分にキレイな写真が撮れる。これが高画素機の恩恵。
α6700に比べバッテリー持ちは若干悪い
α6700に比べるとバッテリー持ちは若干悪く感じた。でも一日に500枚程度くらいであれば普通に持つと思う。予備でバッテリー1個あれば全然安心。
しかもNikonはSONYにくらべると純正バッテリーが安い。これは地味に嬉しかったりする。
写真機として4軸チルトは最強
本当に使いやすい。これだけでもZ8買ってよかったと思える。 横構図も縦構図も色々なアングルでワンアクションで撮れる。この快適さは素晴らしい。
写真が美しい
出てくる写真がキレイすぎる。何か上手くなった気にさせる。細かいところもキレッキレ。
これはZレンズの恩恵も多大にあると思う。
あとは階調の広さ。これはフルサイズだから感じるのか高画素だからそう思うのか自分ではハッキリわからないんだけど、光芒とか黒色の写り方とか現像する時に明らかに違いを感じる。
これが高画素機か〜
これがフルサイズか〜
と、写真を見るたびにいちいち感動してしまう。
α6700はどうするの?
Z8の導入でα6700は使わなくなるんじゃないのか?
自分でもそう思っていたけど、何故かZ8を買ってからまた一段とα6700が好きになってしまうという訳がわからない状態になっている。
というのも、APS-Cのコンパクトに機材を揃えられるというメリットが如実に分かったから。
Z8で中望遠以降の機材を揃えるとなると、やっぱりそれなりにデカいし持ち出すには一苦労。
なにより望遠レンズは高い。
その点、今持ってるα6700とSONYの70-350mmGレンズの組み合わせなら、かなりコンパクトに持ち出す事が出来て写りも良い。そしてAFもばっちり。
なので今後の使い分けとしては
メインがZ8とZ24-70f2.8S
(105mmまでDXクロップで対応)
望遠域はα6700とFE70-350Gレンズ
以上をレンズ付けっぱなしで2台持ち運用にする。
ショルダーバッグにも入るので、とりあえずは大丈夫でしょう。
まとめ と Z8の写真たち
ということで今回は我が家にやってきたZ8の紹介でした。
Z8を購入して思ったのは
結婚とカメラ購入は勢い
誰にでもオススメとはいかないカメラだけど、フルサイズでフラッグシップ級の性能を体験できるカメラとして他社に比べ圧倒的に安いZ8は一考の価値があるカメラだと思います。
(安いとは?金銭感覚がヤバい)
最後にZ8で撮った写真を紹介して終わりたいと思います。
また写真が好きになりました。
20代のような勢いだったオッサンの記事を御覧いただき、ありがとうございました。