SNSと勉強時間の記録は止めた【資格勉強】
ブラック企業の元社員です。
残業45時間(実際は100時間)
かつて実態とかけ離れた少なすぎる残業代に失望した経験があります。
あの会社に私の労働力を無償提供していた事は、今思えば人生の無駄でした。
ただ、当時異常なプレッシャー環境に飲み込まれてサービス残業を受け入れてしまった自分がいます。
遅く残れば残るほど評価され、女性社員以外で早く帰るのは評価が下がる風潮があり、抗う事は難しかったです。
環境に飲まれずやっていく事は、相当強い気持ちが必要です。
閑話休題。
転職後の現在、自己研鑽で社労士の資格勉強をしています。
合格に1000時間超掛かると言われている資格ですので、受講しているスタディングの機能で勉強時間を記録しています。
しかし最近、勉強時間の正確な記録をつける事を止めました。
理由は、環境に飲まれず自分のペースでやっていく為です。
SNS機能の弊害
スタディングには勉強仲間機能と言われるSNSがあります。
勉強版Twitterのような作りで、受講者同士が交流できます。
面白いのが、学習記録もセットで投稿されるところです。
学習履歴に加えて呟きを投稿できるので、その日の学習の感想を記録しておく事ができます。
呟きは自由なので、文章ゼロで淡々と投稿する人もいれば、資格勉強に全く関係ない仕事の愚痴を書いて投稿する人もいました。
そして、勉強仲間機能プロフィールにも勉強時間が表示されます。
日記感覚でたまに投稿する程度で、最初は記録をつける事を楽しんでいました。
投稿数が増えてくると、稀にリプライをくれる方もいました。
そこで意識させられてしまったのが、人の目です。
公共の電波でわざわざ自分の学習履歴を投稿し、人様にお見せする以上、より正確な記録を取らなければと考えました。
この考えが後々苦しくなってきます。
スタディングの学習履歴は、WEBで操作した時間は自動記録してくれますが、それ以外はカウントされません。
なので、PDFにダウンロードしたテキストを読んでる時間を手動追加しないといけません。
これが中々の手間です。
しかし勉強仲間機能に投稿する人達は、コツコツと手動追加している人も多かったです。
私もこれくらいやらなければ、と考え始めた時にふと我に返りました。
なぜここまでして記録をつけているんだっけ?
SNS引退
いつの間にかSNSの世界に引きずられていたようです。
まず勉強仲間機能は切ってSNSはサクッと引退しました。
目的は合格であり、学習履歴を披露する事ではありません。
また、人の目も意識しなくなり、わざわざ手動追加してまで正確な記録をつける事もキッパリ止めました。
資格勉強の習慣はこの数ヶ月で定着化し、軌道に乗っています。
記録をつけるより、インプットの質を高める方策に注力する事にしました。
SNSの魔力
早い段階で切り替えられて良かったとしか言えません。
あの界隈を見た人にしか伝わらないかもしれませんが、独特の魔力と言いますか、引きずり込まれるモノがありました。
平成のオンラインゲームのアングラ感に似ています。
社労士試験は受験者は多いとは言え、身の回りには仲間はそういません。
試験勉強という共通目的があるマイノリティが集まって、講義ネタ等で盛り上がっているのです。
受験者特有のノリは意外と面白いモノもあり、ハマる人はどっぷりハマると思います。
ブラック企業で環境に飲まれた経験もあり、これ以上このSNS環境に染まるのは危険だと察知しました。
自分のペースで粛々と取り組みます。