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美術検定4級合格をめざします!⑧ Matthias Grünewald1475/80-1528

⑧マティアス・グリューネヴァルト「キリストの磔刑」(イーゼンハイムの祭壇画)

【北方ルネサンス】ドイツ 
フランス、コルマールにあるウンターリンデン美術館

1512~16頃 
第1場面 閉じられた状態
※2組の両翼パネルがあり、3つの形状を呈する
第2場面 第1面の中央パネルが左右に開けられた状態
第3面 第2面の中央パネルが左右に開けられた状態

◆病院としての治療院が付属していた修道院(聖アントニウス修道院)のために4年かけて描かれた作品(不治の病で苦しむ患者がこのキリストの姿をみて死への恐怖を乗り越えていた
◆「キリストは地上に現れる際、私たち人間と同じ弱さと肉体をもち、同じように痛みも感じる」という聖フランチェスコの思想が背景にあると考えられる作品。
◆当時のドイツではこの作風が評価されていたが、次第にそのリアルさにイエスへの敬意が感じられないとして評判が落ちグリューネヴァルトの名前とともに長く忘れ去られていたが、役350年ぶりに再発見された。


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