9月、10月に読んだ本のまとめ
はれるや( ´ ▽ ` )ノ。です。
9月は3冊、10月は1冊と読書数が減りました。noteファーストだったせいかな。
推し燃ゆ / 宇佐見りん
この表題、確かに、推しが炎上した話だが、そして、時代的には、現在、よくある推しを推している話だが、とにかく内容が重い。主人公のあかりは推しを推すしかできない生きることに不器用な存在。いや、できないことだらけでどうにか推すことで生きている存在。その推しが炎上して引退した。このあと彼女は生きていけるのだろうか。芥川賞受賞の本作品。読むのがつらかった。
追憶の烏 / 阿部智里
第2章、第2巻。第1章の最終巻と前巻(第2章、第1巻)をつなぐ物語。娘、紫苑の宮を金烏代にしようとするに金烏・奈月彦。雪哉が山内を離れ、外界に行っている間に事件は起こった。山内は崩壊に向かっている。その最中に起きた衝撃の事件。紫雲の院の陰謀を暴くべく、奈月彦の兄、長束は呼び戻したばかりの雪哉に調査を依頼する。事件は意外な結末を迎え、雪哉は変わった。うーん。著者は最高のストーリーテラーだ。これは、前巻「楽園の烏」をもう一度読み返さねば。
JKⅢ / 松岡圭佑
シリーズ第3巻。島を脱出時に匿った千鶴が夜の街に出かけて殺された。彼女といっしょに殺された女子高生の母がEEこと紗奈の顔を覚えていて犯人グループを追い詰めることができた。このあとは、ひたすらバイオレンスの連続。復讐は遂げられる。死者は罪に問われない。彼女はこれからどこに行くのか。本シリーズはこれで終わってほしい。再開するなら別シリーズで。しんどかった。
高校事変17 / 松岡圭佑
瑠那の記憶が蘇る。どうやって内戦の中東から、ゲリラとして育てられた瑠那が神社の娘として育てられることになったかが明らかになり、EL累次体の黒幕が明らかになる。瑠那と凛香に結衣も加わり、敵との戦いが続く。正義のために戦う同志は次々と倒れ、優莉家の結衣たちだけが悪者とされ指名手配される。全面対決が始まることを匂わせて次巻に続く。もうむちゃくちゃなバイオレンスシリーズだ。この先も目が離せない。
9月、10月のまとめ(ひとこと)
推し燃ゆ:これ、最後までよく読みました。自分を褒めてあげたい。
追憶の烏:すごい。そういうことか。うなりました。
JKⅢ:激しいアクション。勧善懲悪。孤軍奮闘。
高校事変17:四面楚歌。さあどう乗り切る? 信じられるのは兄弟姉妹のみ。