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これからの働き方サロン通信Vol.02

こんにちは、これからの働き方サロン運営担当です。
もうすぐ秋ですね。秋といえば芸術・美食・読書....そして勉強の秋!
ということで今回はサロンで行われたオンラインディスカッションの様子をお伝えします。

・リモートワーク に関する障壁

今回のオンラインディスカッションでは、『リモートワークを自社で導入しようとした時に障壁になること』をテーマに議論をおこないました。
コミュニケーションやマネジメント、セキュリティの問題、成果や顧客関係への不安など様々な意見が出ましたが、集約すると以下のようなものでした。

・リモートのせいにしているが実はリモートの問題ではない
・ただ未知のものに不安を感じている
・ノウハウを知らなくてリモートにできないと思い込んでいる
・環境を整えず場所だけリモートにして、リモート失敗と捉えている

では具体的にどういった議論が行われたのか順を追ってみていきましょう。

・リモートのせいにしているが実はリモートの問題ではない

Aさん「会社でリモートワークの導入にトライした際、1人アウトプットが出ない、連絡が取れない人が出たことで、全ての人がそうなるという話になってしまいました。そしてリモートワーク は不採用となりました。」

すでにリモートワークを会社内でトライした方のご意見です。このケース、本当に“リモートワーク”が原因なのでしょうか?オフラインでも起こりうる個人や組織の問題を、リモートワークの問題と置き換えてしまっている事例は少なくありません。また、上記のようにリモートワーク=サボるという懸念はよく耳にしますが、一方で出社させ時間で仕事を評価する不都合も実際に出ています。
フリーランスや個人で業務を受けている側からは以下のような意見が出てきました。

Bさん「クライアントに週何日出社を求められていました。ですが出社しても常にやることがあるわけではなく、それでも席にいる必要がありました。その空き時間に他の仕事ができるのに、と思いました。」

石倉「出社しているからちゃんと仕事していると思っている。だけど、それだと”何をするか”のプライオリティが下がってしまいます。”ちゃんと”ってなんだっけという部分を考え直す必要がありますよね。」

・ただ未知のものに不安を感じている

リモートワーク にする際の障壁として、コミュニケーションが減るという懸念は多く聞かれますが、実際はどうなのでしょうか。
当サロンの参加者からも次のような意見をいただきました。

Cさん「社長が、会う=ウェットなコミュニケーションだと思っており、そこに重きを置いていたため、リモートワーク は導入していません。」
Dさん「お客様から問い合わせが来た時の対応に不安を感じ、導入できていません。」

このような意見がある一方、会社でリモートワークを部分的に導入し始めた参加者からは、以下のような意見が出ています。

Eさん「slackを社内数人で試しに使ってみたら、オフラインより多くの情報が入ってくることがわかりました。」
Fさん「リモート前提で仕事を受けていれば、前提条件を伝えていることもあり、会えないから仕事を任せないと言われたことはありません。」

Fさんはこうした効果を実感できたことが後押しとなり、徐々に他の部署の方にもslackへの参加を募る予定だということでした。オンラインのコミュニケーションにすると情報量が増える体感は、ぜひマネジメント層にこそして頂きたいところですね。

・ノウハウを知らなくてリモートにできないと思い込んでいる

そのほかにセキュリティ面や業種特性の課題をあげる企業も少なくありません。
参加者からもちらほらと意見があげられました。

Gさん「セキュリティ面から、リモートワークする場合は会社のパソコンを利用しなくてはならず、操作が難しいため、できる業種が絞られてしまっていました。」
Hさん「人材紹介業なので、面接は個室で、という法律などの問題があります。」

石倉「弊社でもPマークとって、リモートだけど免許がおりましたけどね。紹介免許、派遣免許をもっているのは弊社だけじゃないのかなー。
候補者的にも、夜から面接とかよりオンラインなどで面接できたほうが負担がすくないと思いますけどね。」

これにはみなさん「へー!」と驚かれていました。これだけIT技術が進化し、廉価でサービスを受けられる時代なので、解決策となる手段は多岐に渡るのではないでしょうか。

・環境を整えず場所だけリモートにして、リモート失敗と捉えている

さきほどの内容にも該当しますが、そもそもリモートワークを導入するためには、会社でのコミュニケーションのやり方から評価制度まで、まずは環境を見直す必要があります。

リモートはあくまで場所の話。そのベースとなるコミュニケーション方法や評価制度がオフライン前提であれば、場所だけ変えても当然不都合が生じます。
そうした環境を整えず行ったと思われる事例もいくつか見受けられました。

Iさん「社内の一部がリモートワークにトライしてみたが、その部がNGを出したので導入できませんでした。」
Jさん「客先常駐している外部の人は基本リモートNGとなっています。」

石倉「時間縛りで報酬を決定しているビジネスモデルにも課題がある。」

・リモートワーク導入ガイドライン制作部隊結成!

ディスカッション内では「マネジメント層にslackを眺めてもらうことからまず始めてもらい、情報量を体感してもらうのはどうだろう」という案も出ました。
リモートワークは難しいと思い込んで抵抗を感じているケースも多いのですが、リモートワークに繋がる小さなタスクであればトライすることはできそうで、その経験が”リモートワークって案外できる!”に繋がりそうだという考えです。

そこで、これからの働き方サロンでは『リモートワーク導入ガイドライン』を作成する運びとなりました!

このガイドラインを制作するのはもちろん、これからの働き方サロンのメンバーです!個人、企業問わず、それぞれが実践してみた結果を反映しながら作っていくことになりました。小さなタスクに挑戦しながら成功体験を積み重ねて、当たり前にリモートワークができるようになるガイドラインを目指します。
このプロジェクトは結成したてで、まだ模索段階ではありますが、今後サロン内で議論を交わしながら練り上げていきたいと思っています。
もしこのガイドラインがあれば、皆さんも自分の所属する会社や個人として、リモートワークにトライしてみたいですか?ご意見などもお待ちしてますね!

さて、ここまでオンラインディスカッションの様子をほんの一部ですがお伝えしてきました。次回はゲストを迎えた勉強会の様子をお伝えできればと思っておりますので、お楽しみに!

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