とある大学生の将来の夢
私は北海道の理学療法士養成校で勉強している大学1年生です。
今回は、私の将来の夢について書いていきたいと思います。
第一章 ステイホーム期間に考えていたこと
私が通っている大学では、コロナの影響で、当初の予定よりも一ヶ月ほど遅れて、前期の授業がスタートしました。
その期間に自分の将来について考えることが何度かありました。
というのも、それまではなんとなく理学療法士になるということだけは決めていましたが、将来やりたいことがあまり明確ではありませんでした。
そこで、自分自身の視野を広げる、人脈を広げるという目的の元、様々な医療系のオンラインのコミュニティに参加してみました。
これらのコミュニティに参加して分かったことは
・初対面の人でも、人生を楽しんでいる人はすぐに分かるということ
・人生を楽しんでいる人は、自分が心からやりたいと思ったこと、自分がワクワクすることをやっているということ
ここで私は、
「資格に縛られる必要はないんだ」
ということに気づきました。
これは、当たり前かもしれませんが、意外とできていない人が多い印象です。(特に医療系は)
このような思考を経て、
自分が本当にやりたいこと・ワクワクすることは何なのか?
ということを考える日々がスタートしました。
第二章 予防医療の重要性
理学療法士がリハビリの対象としている疾患は生活習慣病が原因である場合が多いため、未然に防ぐことができる可能性が高いという特徴があります。
また、悪化すると四肢を切断したり、最悪の場合、命を落としたりすることがあります。
このような疾患を未然に防ぐことは、健康寿命を伸ばすこと、患者さんの人生をより豊かにすることにつながり、そして、増大し続けている社会保障費の問題解決にもつながると考えています。
確かに、疾患を発症してしまった患者さんへのリハビリは欠かせません。
しかし、今後は人口減少・少子高齢化が進み、近くに病院がないという患者さんが増加することはほぼ確実です。
脳梗塞などの一刻も早い治療が必要な疾患を過疎地域で発症してしまった場合には、救急車が来るまで時間がかかるため、救命率が下がってしまいます。
ここで、
「救急車がダメならドクターヘリがあるじゃないか?」
と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ドクターヘリを1台維持・運用するコストは初期導入時に約3億円、毎年のランニングコストとして2.3億円かかると言われています。(『シン・ニホン』第6章より)
ドクターヘリを否定するわけではありませんが、あまりにも高コストすぎるため、導入できる自治体はごくわずかです。
もし仮に、命は救えたとしても、何かしらの障害が残ってしまう可能性があります。
また、自宅が過疎地域にあるため、退院後に継続的なリハビリを行うことが難しくなってしまいます。
このように、救命救急のシステムの問題点、その後のリハビリの問題点を考慮すると、これまでよりも予防医療の価値が高まっていると感じました。
第三章 予防医療の問題点
私は理学療法士の方が主催した地域の転倒予防教室のようなものを何度か見学させていただいたことがありますが、それらに参加していた方々は自分の健康に対しての意識がそれなりに高い方ばかりでした。
つまり、転倒予防教室は一定の効果はあるかもしれませんが、その効果をもたらす対象者が限定されるということです。
予防医療という観点から考えると、より多くの方々に対して、アプローチしていく必要があります。
しかし、先ほども述べたように、近くに病院がない地域もあり、そのような地域で転倒予防教室を頻繁に開くことは現実的に難しいと思います。
第四章 予防医療×テクノロジー
そこで、テクノロジーと予防医療の融合が一つの解決策になるのではないかと考えています。
例えば、ウェアラブルデバイスを過疎地域の方々の付けていただき、心拍数や血圧、血糖値などをモニタリングできるようにすることで、生活習慣病の予防のための遠隔での運動指導、さらには、退院後の遠隔リハビリなどに活かすことができると思いました。
これにより新たに病院を新設するコスト、その病院までのインフラを維持・管理するコストを削減することができます。
また、スマホで電子決済した際に、買ったものの食べ物のカロリー、栄養成分が全てわかるようにし、その日の体調と予定、運動量、消費カロリー、天気などを総合的にAIが判断して、帰宅方法、ルートを提案することで、社会人の運動不足、生活習慣病の改善に繋がるのではないかと思いました。
このように、日常生活の中に、健康を意識するきっかけを“さりげなく”埋め込むことが必要であり、今後の予防医療の課題でもあると感じました。
第五章 結局、何を目指すのか?
前置きが長くなってしまいましたが、一言で言えば
ヘルスケア業界から様々な社会問題を解決したい!!
ということです。
しかし、医療という閉鎖的な環境に籠っているだけでは社会問題の解決につながりません。
そこで、思いついたのが、従来型の予防医療ではなく、もっと広い意味合いの“予防医療”とテクノロジーの融合です。
ただし、予防医療における、テクノロジーの活用・デジタル化は医療のことのみを考えているだけでは、最大限の効果を引き出すことができません。
ヘルスケア、モビリティ、エネルギーなど様々な視点からのアプローチを仕掛けることで初めて便利で、効率的で、強固な仕組みを作ることができます。
全てのことを担当できるわけではありませんが、このようなシステム作りに理学療法士として、関わりたいと考えています。
この仕組みは、過疎地域だけではなく、今後増えていくであろうスマートシティにも活用することができると思っています。
いわば一種の「まちづくり」ということですかね。
想像するだけでワクワクしてしまいます。笑
(余談になりますが、河野大臣と平井大臣には期待しています。笑)
なかなか難しい目標設定ではありますが、人生100年時代ということを考慮すると不可能ではないと思っています。
既存の枠組みに囚われない形で、世の中を変えたい
今後も変わることがあるとは思いますが、現時点での将来の夢はこんな感じです。
読んでいただきありがとうございました。
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