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手作りフレッシュワインジュース

フレッシュ葡萄ジュース
実家で収穫した葡萄を使いワインの作り方でジュースを作りました。もちろん家庭でもアルコール1%を超えるものを製造すると酒税法違反となります。


実家に遊びに行くと帰る時はいつも食べきれない位のお米やお酒、お菓子などお土産として持たせてくれる。ありがたいことなのだが中には「要らない」と言っても無理やり渡されるのは少々迷惑な話だ。ある年の秋には庭で収穫した

父「甘いからもっていきなさい」

と白葡萄と黒葡萄を買い物袋一杯渡された。


果物は嫌いではないが味見程度で十分で葡萄であれば3粒ほどいい。しかも妻は果物アレルギーで食べられないが、断るとがっかりするので貰って帰る。貰った葡萄は冷蔵庫の中で袋に入ったまま1週間が経ち10日位が経った。が、獲れたて新鮮の為かほとんど貰った姿のままだった。そのまま腐らして捨ててしまうのは申し訳ないと思い自家製ワイン風ジュースを造ろうとネットで調べ見よう見まねで造ってみた。


葡萄の品種は分からないが味見をすると白葡萄は酸味がほとんどなく種はあるが中心までとても甘い。黒葡萄は1粒の大きさが巨峰のように大きいが甘さと酸味が程よくある。お店で売れそうだ。

作り方はすごく簡単
まずは、葡萄を洗い潰す。フランスではよく足で潰している様子が流れるが、私は大きめのスプーンで潰す。

次に瓶詰                              前もって準備した安いワインのスクリューッキャップの空PETボトルに皮ごと詰め込こみあとは発酵を待つだけ。これだけだ。

発酵 
2週間位すると小さな気泡が上がってきた。蓋を開けるとプシューと炭酸が抜ける音がするようになった。こうなると楽しくなる。醗酵のスピードも速くなり、葡萄のカスが上に押し上げられボトルから飛び出そうになる。蓋を締めておくとボトルがパンパンに膨れ上がった。ほっておくとボトルが破裂したり葡萄にカビしまうという事なので、朝起きて蓋を開け炭酸を抜きボトルを振る。これを会社に行く前と帰ってきてからと寝る前にする。

濾過                                1か月位が経つと気泡が常に蓋の当たりまできてボトルから出てしまう位になりジュースとしての飲み頃だ。これ以上はアルコールが発生してしまうので葡萄のカスを取り出す。泥水の様にごっている葡萄ジュースをキッチンペーパーやコーヒーフィルターで濾過。上手く出来ず大き目のカスは取れたが濁っている。でも一応完成。(150ml位)

試飲                                試飲するのはとても勇気が必要だった。醗酵といえば聞こえが良いが葡萄を約一ヶ月腐らしてきた。香りも葡萄が腐った匂いがする、見た目も泥水のようで素人が見よう見まね作ったジュース、安全の保証はない。        試しに指に付けて味見、そして1口。時間を置き体に変化がない事を確認した。
味わいはほのかな甘さ、さわやかな酸味でとてもバランスが良い。グレープフルーツのような感じで、後味が葡萄の腐った味わいが残る。たぶん濾過が不十分だったのだろう。妻の分を残しておいたが一口も飲むことはなかった。

以上

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