つきのふね/森絵都
森絵都さんの小説を読むのはたぶん12年ぶり。
実家に「カラフル」と「永遠の出口」があって、何回も何回も繰り返し読んでたなぁ。
積読だったからいつ買ったか忘れたけど、
今回に関してはあらすじ云々よりも、
「色味が優しくて可愛いし、200頁くらいしかないからすぐ読めそう」って思って買った気がする。
(安直ですね、でもわたしよくやるんです、ジャケ買い)
実際ちょこちょこ読みしよ〜と思って
会社に置いてたんだけど
あまりにも話が面白すぎて
我慢できずに今日持って帰ってきた。(笑)
後半は一気に読んだのですが、、
たった200頁の中で、
すごくスピーディーに色んな変化が描かれて、
登場人物たちの心の成長と、心の崩壊と。
そしてストーリーも衝撃。圧巻だった。
2回も泣くとは。(笑)
映画化しそうだ、してほしい、もしかしてもうしてる?
「中高生の複雑な感情を描くのが上手だなぁ」っていうのが、初めて森絵都さんを読んだ
感想だったことを思い出した。
…ちなみに当時小学校5年生だったので、
今思えば森絵都さんに土下座したいくらい
生意気である。
(そんなに量は泣いてなくても)
たくさん泣いた後の、
水泳の後にも似た脱力感というか
放心状態な感じ?
心がぽわ〜としている。
すっごく心地良い。
いい本でした。