ボーダーラインは何処だ
なんつって、カッコつけて始まりましたが、今回はコミックの話を・・・。
私はあんまりコミック読まないんですよ、アニメもしかり、まあジジイだから・・・。
なので、多くは語れませんが、若き日の私に強烈な爪痕を残してくれた作品を・・・。
迷走王 ボーダー
原作 狩憮 麻礼
作画 たなか 亜希夫
この作品の前に
同じ「原作x作画」タッグの第一弾、「ア・ホーマンス」というのがありまして、松田優作 監督・主演で映画化もされました。
たぶん石橋凌の俳優デビュー作じゃなかったかな。
その前は、「ARB」(アレキサンダー・ラグタイム・バンド)って、イカしたバンドやってましたね。
たしかに、松田優作が
やりたがるほどの、カッコよくてシブい作品なんですが、私には少々固ゆで (ハードボイルド) 過ぎました。
半熟タマゴが好きなんです。(笑)
で、第二弾が本作です。
不思議なハードボイルド感とユーモア、ズッコケていて、でもカッコいい。
境界線の上を綱渡りしているような、いやすでに向こう側へ行っているのか!?
私たち小市民が、越えられない、越えちゃいけない、と思ってるボーダーライン。
だが、そんなちっぽけなモノに縛られるな、ボーダーラインは自分で決めろと、ヤツらは教えてくれる。
普通って何
って、さかなクンもおっしゃっております。(笑)
まぁ、便所に住むのは普通じゃないが・・・。
この原作者の「狩憮麻礼」(カリブ マレイ) 先生、残念ながら数年前に亡くなってしまいましたが、よくこんなハナシ考えついたなぁ〜と思うほどの漢気あふれる奇才、いや天才。
私が最初に知ったのは、谷口ジローと組んだ「青の戦士」や「LIVE!オデッセイ」という作品でしたね。
名前のとおり、ボブ・マーレーを愛し、ブルーハーツにふるえ、ボクシングに涙する、固ゆでタマゴ野郎です。
硬派で知られ、たまに揉めごと起こしたり (汗)
あらすじは、ここでは書きません
興味ある方は是非!!
迷走王ですから、最後のほうは若干迷走ぎみですが、それがまた面白い。
私はいたって平凡なジジイですが
唯一、ボーダーライン (社会人としての常識) を越えちゃっているのが、左耳のピアスですかね。
会社員で白髪あたまの還暦ジジイが、目立たない大きさとはいえ、ピアスはアウトでしょ。
って、自分で言うな!!
あっ、無精ひげもダメか!?
もう外すタイミングが分からず、開き直ってる感じもある。(汗)
さて、BGMはこれで
スライドギターの名手、ライ・クーダーの「アクロス・ザ・ボーダーライン」
このボーダーラインはメキシコとアメリカの国境ですね。
岩だらけの砂漠とサボテン・・・
昔、パイオニアのCMに使われてました。
その編集バージョン。
って、ブルーハーツじゃないんかい!? 笑
では、では、また次回。 ありがとうございました!!