マガジンのカバー画像

リレーエッセイ

19
リレー形式の連想エッセイで書いた記事をまとめていきます
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

リレーエッセイ「UFO」(連想#6)

トミーくんが書いた前回のコラムは「タイムトラベル」がテーマ。 私もトミーくんと同じく、タイムトラベルと言えば「ドラえもん」のイメージが最初に思い浮かぶ。パラレルワールドとか、四次元とか、藤子不二雄作品からは少年時代にSFの基礎を叩きこまれた。当時はまだまだ「漫画を読むとバカになる」と言われた時代だったけど、漫画を読んでいたからこそ培われた想像力や知識は少なくなかった気がする。自由に漫画を読ませてくれた両親に感謝だ。 タイムトラベルと言えば、2000年にアメリカに現れたタイ

リレーエッセイ「タイムトラベル」(連想#5)

 note上でエッセイをリレー形式で書いていくこの企画。 5回目の今回は、友人のはじめくんが書いたテーマ「締め切り」からバトンを受け取って、連想をした結果、「タイムトラベル」というテーマで書いていこうと思う。 何故「タイムトラベル」か? まずはこのキーワードにたどり着く経緯を説明させてもらおう。 はじめくんの「締め切り」の記事からは、それを英語でdeadline(死の境界線)と言うように、守れなかった場合の尋常でないプレッシャーがひしひしと伝わってきた。 もちろん僕も長い

リレーエッセイ「締め切り」(連想#4)

トミーくんが前回書いたエッセイのテーマは「小説家」が題材だった。思い返してみると、トミーくんとは好きな漫画、映画、音楽の話はよくしてきた気がするけど、お互いに好きな小説家の話をした覚えがない。 トミーくんが挙げていた小説家のなかでは、私は筒井康隆が好きだ。たくさん読んだわけではないけれど「虚航船団」「脱走と追跡のサンバ」が印象に残っている。そういえば、大好きな映画「時をかける少女」の原作も筒井康隆である。いつか全制覇したいと思っている小説家のひとりだ。 トミーくんは江戸川