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IX(意識改革)オンライン空間に場を創る

初めまして。
関西大学松下ゼミ所属の藤本です。
2021年4月21日(火)に株式会社オカムラさんのプロジェクト「WORK MILL」というプロジェクト活動の一つであるIX道場「意識が変わればすべてが変わる」に参加させていただきました。

登壇者は
株式会社レセオ代表取締役で、神戸大学客員准教授でもある山本晋也さん。
株式会社場活堂代表取締役の泉一也さん。
株式会社オカムラ関西支社マーケティング部マーケティング推進室の岡本栄理さんです。

私はこのイベントに参加したことにより、変化の激しい今の時代に柔軟に対応していくためにはIX(意識改革)は欠かせないスキルだなと感じました。

ではさっそくイベントの内容を振り返っていきたいと思います。

IXとは?

IXは「DX(Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)」が語源となった言葉です。DXは2004年に西洋で生まれた概念であり、それは約14年後の2018年になってようやく、日本でも広まり始めました。

海外の概念が日本に浸透するまでに時間がかかり過ぎる。日本からも発信していこうではないか。

そこでDXを元に晋也さんが提唱した概念が

「IX (Ishiki Transformation/意識トランスフォーメーション)」です。

これはDXよりも次元の高いものです。
なぜならそもそも意識が変わらなければDXは浸透しないからです。
例えば、DXに基づいて新しいシステムを会社に取り入れ効率化を測ろうとしても、現場の社員がそのシステムを面倒がっているとなかなかうまく浸透しない。これはIX(意識改革)が起こっていないからDXが失敗する典型的な例です。

このようにIXはDXに先立つ概念なのです。

晋也さんの望むこの概念の集大成は、子ども同士でさえも「君、IXした方がいいんじゃない?」と言うくらい、日本の文化として浸透させることです。またこのようにおっしゃられていました。

みんなでIXを起こしてほしい。みんなの経験談が教科書となる。例えば主婦のIX、ビジネスマンのIXの経験談をまとめて、困ったらそれをみて「こんなIXがあるんだな」という気付きを得て欲しい。それはきっとみんなが前向きに、能動的になるために役立つはずだ。
IXとは自分の認識できる意識の幅や奥行きをどれだけ持てるかというゲームのようなもので、大人なるにつれ行動範囲が広がり意識が拡大してくる感覚と似ている。知らなかった世界をみたとき意識の拡張が起こる。


IXは道であり、終わりのない、道場のようなもの

練習あるのみ

実際に参加者の悩みをIXしていただきました。

① 人前で話すのが苦手で、どれだけ準備しても、緊張のあまりうまくいかない。

→話すこと自体ではなく、自分が伝えたいことにフォーカスしよう。暗記をしてはいけない。相手は話し手の言葉よりも意識を汲み取っている。たとえ滑舌が悪くても伝えたいとい意識で話せば伝わる。

② コロナ禍により、コミュニケーションの方法がオンライン化したが、オンラインでは盛り上がりに欠ける。

→会ったことがない人でも意識が密になれば通じ合える。オンライン上でも工夫すれば遊べるし盛り上がれる。チャットでも口語や絵文字を使うといった工夫をすることで楽しめる。

③ コロナで部員と楽しいイベントができず、部員の部活動に対するモチベーションが低下。

→オンラインでもイベントはできる。例えば、「どうしたらオンラインで楽しいことができるかという話し合いをネットで配信する」というイベントをする。とにかく、発想の転換を行って面白いことを考えてみる。

④ 日常的に遊びの意識を保つにはどうしたらよいか。

→1つ目は、自分が遊びと感じられるものに囲まれるように意識すること。自分にとっての遊びは何かを考える。遊びは自発的に行えるもの。
2つ目は、遊びの対義語である「強制されて嫌なこと」を減らすように意識すること。例えば皿洗いがめんどくさいという意識だったら「皿洗い楽しい、面白そう、やってみよう」という意識に変える。

自分が思っていなくても言っていることのほうが勝つ。モノを失くした時に「最悪や」と言葉にすることで最悪な世界になる。でも、そのとき最悪だと思っても「ついてるわ」と言ってみるとそう思うようになる。自分の言葉が誰に一番届きやすいかというと、自分に一番届く。骨電動的に言葉が自分に振動する。人生なんてちょろいと言えばちょろくなるが、ちょろいわけないやろと言うとちょろくなくなる。

また参加者からIXの事例が紹介されました。

白い薬を受験前に飲まされ、その夜はよく眠れ、万全に受験を迎えることができた。10年後聞いたら、あれは薬ではなくラムネだと言われた。自分はIXしていた。

意識が変わるだけでこんなにも見える世界が変わってくるのですね。


イラッとした時はIX(意識改革)のチャンス

例えば、緊急事態宣言がいつ出るのかわかなくイライラしたとき、緊急事態宣言がいつになるかは予測できることではないので、イライラするのではなくて曖昧性をもったまま進んでいくしかないです。イライラしたときほどIXをして前向きに捉えることが大切です。

まとめ

今のように変化の激しい時代で、その変化に受動的になると辛い気持ちになります。どんなネガティブなことが起きても前向きに捉えるように意識改革(IX)することが大事です。みんなでIXを広めていきましょう。

個人的に「自分の言葉が誰に一番届くかというと自分に届きます。骨電動的に言葉が自分に振動する。」という話がとても印象に残りました。これを元に自分がネガティブな気持ちになっていたり負のオーラにとりつかれているときこそ励ましの言葉や前向きな言葉を口にしてみてIXをしよう思いました。楽しいイベントありがとうございました。これからも楽しみにしています。


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