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日和とフィーカ〜2杯目〜

全国のスターバックス様


 ちょっと一息をつきたい時、少し時間を潰したい時、誰かと時間を共有したい時、そんな時に圧倒的な安心感を与えてくれるスターバックス(以下スタバ)。担保された空間が全国各地に構えられているという事実から、何かある度にお世話になる方も多いのではないでしょうか。
 何か作業をする時の選択肢の一つとして、日和もいつもお世話になっております。内装や客層などの違いはあれど、移動先なんかでも落ち着いて作業をするには、こういう環境はとてもありがたいです。というか作業をすることすらその空間を作る要素になっている感じがするというのもありがたい(笑)

 20年以上昔に(文字を打っていて指が震えた)「近所にすごい美味い飲み物の店があるぞ」と友人に連れて行かれたのがスタバのデビュー戦でした。その時に飲んだキャラメルフラペチーノの味の衝撃はいまだに忘れられません。当時としてはこのようなフレーバーのドリンクを、しかも様々なカスタムをするなんて田舎のガキンチョだった僕には斬新すぎたし、少し良い値段もするという大人の楽しみ方をしているような感覚さえありました。
 今では子供から大人までの定番の店となっており、そのあらゆる年代の人たちが、日々のお小遣いや生活費をスタバに行くために工面しているのかと思うと、その文化への浸透率の高さを感じさせられます。僕も漏れずにその中の1人というわけですがね。

フィーカ執筆中の卓上図


プレゼントフォーユー

 スタバの魅力はメニューの豊富さや店内やスタッフさん達の雰囲気など多岐にわたるものではあると思います。その中でも僕は、その一般浸透率の高さからくるギフトの贈りやすさがスタバをより魅力的にしているのではないかと思います。
 何かがあった時や、特に何も無い時でも、自分の良いと思うものを他人に送る。スタバに関してはみんなが普通にしてることかもしれないけれど、これってなかなか難しいことなんじゃないかと思うんです。魅力的なお店というと数え切れないほど存在していてスタバは全然行かないなんていう方もいるでしょうけど、嫌いという人はなかなかいないでしょう。おそらくね。これなら喜んでくれるかなというギフトの選択肢として、なんと優れていることでしょうか。

 余談ですが先日誕生日を迎えました。スタバで作業しているストーリーを載せる頻度が多かったからか、例年よりも多くスタバのギフトが届きました。その節は皆々様方、本当にありがとうございました。

 さて、ギフトの魅力についてですが、これはなんというか、空間共有の幅が広がるという感じでしょうか。どれだけ離れているとしても、このチェーン店という強み、変わらない魅力を介して、相手をちょっとした幸せを確実に届けることができます。受け取った側もまた同じように何かを送り返したり、別の誰かにもギフトを送ったりするでしょう。こうやって繋がっていく関係性はなんとも心地の良い感じがしますね。
 オススメのカフェのお菓子、豆、紅茶なんかを薦めたいという気持ち。そして、それを受け取る相手がどのような表情をしてくれるだろうかという相手を想像する時間。直接言葉を交わせなくても、相手のことを思いやる気持ちが募って生まれるギフトは暖かい愛なのです。

 「今あの人はどこで何をしているんだろう」なんてふと考えた時は、そう言えばそろそろあの人の誕生日だなんて思い出した時は、当たり障りのない挨拶とギフトを送りつけてみるのもいいんじゃないですかね。意図していないとしても、その行間には様々なストーリーが潜んでいて、受け取ったあの人やあなたの日々をささやかに彩ってくれるかもしれません。

〆。

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