日和しんや
カフェとコーヒー、それに付随する物語をちょっとしたフィーカとして飲み干してみてください もしよければ、1杯のコーヒーとちょっとしたお菓子をひろげながら、僕と言葉を交わすように読んで貰えれば、僕が嬉しいです。
人生終わっていくだけなんだし、楽しまないと、損じゃない?
テーマは無差別。 短文の記事が増えるかと思います。
頂いたテーマを元に短編エッセイ、小説を作っていきます。 テーマはコメントや各SNSから募集中しています。
近頃自分の時間を持つことが増えた。 どういうことかと言うと、今まで時間がなくて後回しになっていたことをやってやろうという時間が取れるようになっているというだけだ。最近では家にいる時はあらゆる作業を中断して全ての気力を集中させてドリップコーヒーをいろんな条件を試しながら何杯か入れてみたり、部屋の模様替えをしてみたりしている。またふらっと外に出て、根の谷川の流れを見ながら川の流れに逆らって歩いてみたり、あてもなく路地を歩いてまだ見たことのなかった街の様子を細かくマッピングしている
冬の磁石 今日は深酒しすぎた影響なのか、目覚ましが叫びだすより少しだけ早く目が覚めた。カーテンを開けると、天気予報を裏切らない晴天が部屋を覗き込み、その瞬間の眩しさに少し顔を顰めてしまう。まだ夢現のリビングと外界の色彩が次第に混ざり合い、今日という1日が始まったことを自覚させられる。本日は12月24日、クリスマスイブだ。とはいってもどうと言うことない、いつもと何も変わらない1日が始まっただけである。 「どうとでもない」という通りに特別な用事もなく、唯一にして絶対のタスクは、
風の中で映る記憶 晴天の下、所用がありバイクに跨っている。まぁなんてことはないただの帰省です。夏の終わり頃はことごとく悪天候を引き当ててしまい、全くツーリングに出かけることもできなかったので、僕は久々の帰省の足を愛車のReble250に委ねることにした。 時間が押していたため(二度寝した上にバイクの鍵がなかなか見つからなかったから)やむをえず高速道路のルートを選択する。パワー不足故にできればのんびりと下道で向かいたかったのだが、まぁ致し方ない。何せ自分のせいなのだから。
休日の朝、いつもの目覚ましの時間より少しだけ遅れて目を覚ます。ああまだ寝てられるな、と思いながらも気だるく起き上がり、洗濯と洗い物を済ませる。仕事終わりに家事をする気にならないことが多いので、どうしても片付けが追い付かずに物が溜まってしまう。そんな物どもを片付けるためにはこのタイミングしかないのだ。 程々に掃除を済ませた後に冷蔵庫を覗くと、朝食を切らせていることに気づいた。そういえば先日の晩酌で色々と摘んでしまっていたことを失念していた。 まぁいいや。珈琲を入れることとし
ボソボソ独り言 マイペースにnoteを書き始めてから1年弱が経った。 マイペースというか、もはや進んでないくらいだ。 ただ文章書いてみようという事で気まぐれで始めた物だが、せっかく色々と楽しさが潜んでいるならそれを楽しまないのは損だよね。って感じで色々とやってみましょう。 少しほかの人達を見てみたらほんのりと意識している事が見えてくるし(気がするだけ)、色んな人がnote戦術なんかを纏めたりしているので、それに乗っかったりフラフラしたりしてみます。 まずは忙しさにかま
1ヶ月が経過したものの、気分とnoteの所在地はまだ東京のまま。まだ少しの間、東京という町にお世話になろうかと思います。 人や物や音楽やお店、これらと僕たちとの出会い方というのはありきたりなきっかけによるものもあれば、はたまた想像出来ないほどのシチュエーションに潜んでいることも少なくはない。 好きな芸能人がCMをしているアイテムなんか最速で手にしたくなるものだと思うし、友人に勧められたアーティストをYouTubeで何気なく再生してみたらむしろ自分の方がハマってしまうことだっ
最近夜中に記事を書いては一時保存にいくを繰り返している。 芸術品を作っているという訳ではなく、なんとなく気になった事柄や思ったことについて書き出しているはずなのに何故それをボツにいかせてしまうのだろうか。おそらくこんな物見せたくないなといった思考が真っ先に働いてる。裸のような文章を見せるのが恥ずかしいからちょっと控えようと言ったような理由ではなくて、なんか気に食わないなと頭をよぎって途中でやめてしまっている感が強い。 思い起こせば昔からこのような気質で同じようなことをしてき
シューという名の女の子 この日の用事をあらかた終わらせた僕は、まっさらなその後の予定に何を描き加えるべく、スマホを片手に左右に立ち並ぶビル郡を見渡しながら歩いていた。日中はビルの窓の一つ一つから、さまざまな店が顔をのぞかせては手招いていたが、20時を過ぎる頃になるとこの通りからは人の声も減り、示し合わせたかのように看板がしまわれ始める。なるほど、街自体におおよその活動時間があるようだ。しかたない、違う場所に移動しよう。 僕は今東京に来ている。これまで、大学や仕事やそれ以外
旅とイベントタイトルについて 今週末からちょっとした旅に出る。旅と言っても用事をつくったので、そのついでと言っては失礼だけれども、会いたい人に会いに行くという僕の中でのバカンスだ。 明日は仕事とボーカルレッスンと後日のイベントの作業、明後日は広島の横川でイベントに出演するため一日中拘束される。そして出発はその翌日と、着実にリミットは迫っている訳なのだが準備はいつもの如く全く進んでおらず、今この時も「なんかnote書きたくなってきた」と久々にスマホをポチポチと叩いているといっ
椅子に腰をかけたまま思い切り伸びをする。これはかつて国家試験で死ぬほど机に向かっていて時に身につけてしまった癖だ。どこの椅子であろうとも、問答無用で自動的に手が天高く伸びてしまう。例えその場がどれだけ厳格たる聖域だとしても、その無意識下の衝動を抑えることはまるでできないのだ。確信すらしている。 伸びをするという動作は肩や腰が凝ってしまうからと、それを解消するために始めたことのように思う。しかし、今となってはそんな肩凝りなどとは無縁の生活を送っているにも関わらず、この癖は僕
That's for Sure 窓際に座り、好きな曲を聴きながら読書をしている。空は晴天で見渡す限り雲ひとつなく澄み切った青。ガラス越しに差し込む光は僕を含む休日の街を照らしている。ああ、以前にもこんな場面があった気がするなと思い出し、何となくプレイリスト外の曲を検索、再生。冒頭に流れ始めるピアノの音と共に当時の光景が頭の中で再生される。 何年も前の話、何かきっかけがあったかなど全く覚えていないが、ジャズの出来合いのプレイリストを必死になって聴いている時期があった。作曲者や
今朝は早くも遅くもないくらいに目が覚めた。時間にすると8時か9時か、はっきりとは分からない。というのも目が覚めてからすぐスマホがベッドから落下してしまい、拾うという動作がこの世の何よりも億劫だったので時間を確認することが出来なかったのである。(僕の部屋には時計は置いていない) 無駄にサイズ感のあるベッドなので、何度か端まで身体をはい寄らせなければ、あるいは寝返りを1回転ほどしなければたどり着くことが出来ない。たったそれだけと思うかもしれないが、その「たったそれだけ」がその瞬間
こんにちは。なんだか久々の記事(日和とフィーカを書く前の文章です)になってしまいましたね。 今回はただただ思考を垂れ流すための文章でまとまったものではありません。 ずっと停滞していた状態から年明けと共に一気に色々と始めて、程よい良いストレス感で進行していたのですが、ある拍子に急に過負荷に傾いてしまい、ダウンしてしまいました。ちょっと動ける状態ではなかったので、まあしょうがないかとペース配分を考えながら、体力を蓄えていました。そんな時に考えていたことについてです。 気が向い
全国のスターバックス様 ちょっと一息をつきたい時、少し時間を潰したい時、誰かと時間を共有したい時、そんな時に圧倒的な安心感を与えてくれるスターバックス(以下スタバ)。担保された空間が全国各地に構えられているという事実から、何かある度にお世話になる方も多いのではないでしょうか。 何か作業をする時の選択肢の一つとして、日和もいつもお世話になっております。内装や客層などの違いはあれど、移動先なんかでも落ち着いて作業をするには、こういう環境はとてもありがたいです。というか作業をす
午前10時半、僕は新幹線で移動をしている。所用のため1週間ぶりの関西入りである。昨日も予定が入っていて、そのために既に移動が済んでいるはずだったのだが急遽流れてしまったために、広島で所用を済ませつつ、突然できた空き時間を使って気になっていたアニメを大量に視聴した。 アニメは良い。筋書きのあるものを何も考えず空っぽな頭で受け入れることでキャラクターの言葉や心情がビシビシと流れ込んでくる。お茶子ちゃんの未成年の主張で泣いてしまった。 曇天な空の下、音速に近い速さで走り続けてる僕
前書き:僕たちの日々 皆さんは人間の五感について意識したことがあるでしょうか。視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚の5つの感覚のことです。人によってその感じ方に違いはありますが、それらは感じようと思わなくても自然に働いて、何かしらの情報を身体にもたらしてくれる物ですね。 春夏秋冬の季節の匂い、旅先での風景、大切な人と繋ぐ手の感触、ちょっと奮発して食べるディナーの味、街中で耳にする喧騒や音楽。感覚があるからこそ、それらを感じ取ることができていて、それ故に感覚はあらゆるモノと切り離すこ