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夕立とともに 明日への闘志は消えた 明日も、雨か。 形や情景は好きなのだが 人間には不得意…
偏屈な自身の文章が許せないために 筆を折った 癇癪などと軽率な言葉で片付けるような ぬる…
わたしの心をかけぬけた ドキリとした気持ちはきっと 気のせい 目配せして手繰り寄せた男は 1…
そっと 誰にも知られないように ひっそりと 声に出したいことがある 誰かに知られたいけど 知…
わたしは、揺られていた。 ふいについた降りますランプは 子どもがわからずつけたらしい わた…
煙が揺らめいている 薄暗い部屋の傍ら 床に灰を散らす 酔いどれのMr.XXX 待受は若い女かと思…
ぼんやりと生きたい日の ゆるやかな時の流れは とても素敵だ。 音楽もかけず ただ空を眺めて 意識もまるで離脱したかのように 遠くに飛ばしたまま 門限もないので帰りが遅い。 しかしながら 喧騒から回収された時の わたしの耳は とても重たい沈黙で満たされ 目を閉じても 自動再生される残像に ため息を漏らすことは 鎮痛剤と同じで 一時的な安定でしかならない。 気がついたら 音のない深夜になっていて わたしはまた 自動再生される残像と戦うことになる。 過去なんてサッパリ忘れてし
ゆっくりと沈んでゆく 空気の泡は段々と減り 小魚たちは僕を避けるように 群れを束ねてゆく …