ナナ

詩を書きます。ひそかに音楽家をめざしています。 作詞のお仕事はじめました。 ちょっと変わった音楽が大好きです。 V系バンドでボーカルしたいです。 https://lit.link/hiyori122

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    よくもわるくも ぜんぶわたしの制作物。

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雨の日モノローグ

塩月さんの素敵な曲の歌詞をつけさせていただきました。 本当に素敵な曲、素敵な歌声で耳が幸せになります。 自分の言の葉を聴くのは些か恥ずかしいですが… よかったら聴いてください。 当時の私曰く、「雨の日の憂鬱になる気持ち(一時的な感情)に流されて、常に憂鬱を求めてしまう(やる気がないからいいかって諦めてしまう)人間のひとつの性のようなものを書いた」そうです。

    • 立派な大人

      埃が舞った部屋に逃げ込んだ 大昔の私が眠る部屋 弱くてすぐ泣く世間知らず 自分にペテンをきかせた もういい年だからと そんな外壁は完璧かな? すでに中身はボロボロで 埃をかけ分けて私が起きようとしてる 起こさないで、まだ もっと我慢できるでしょう 大人になったと思っていたけど 思ったよりまだ子ども 人と聡明に話すよりも じゃれ合う方が好きだって きっとわたしがおかしいけど でもそれがわたしなのに なにがいけないの? なんでそんな目でみるの?

      • 生きてしまう

        なにもしなければ 平凡に暮らせるのに 衝動に駆られて 非凡を生み出してしまう 余計なことをした 自分でもわかってるのに 周りからの視線が突き刺さる みんな他所なんて気にしちゃいない それもわかってるのに 意識しちゃって眠れない日々 明るくなりゆく空を ぼんやりと眺める 僕はぼんくら ああ、目の前は照らされるのに 台本のない毎日を演じるのは大変だ 僕は何をしたらいいかなんて 誰に聞いても答えはなくて こんな曖昧な世界で ふらふらと生きてゆくには 頭と肝がついていかない

        • 知らないまま、綺麗なまま。

          私の癖が移ったことを 恥ずかしそうに言い訳する 私はその時なにを思ったのだろう 記憶の断片に 浮かぶ柔らかい出来事に つい、ぬくもりを求める 毎日服装を褒めてくれた まるで息を吐くように それを私は受け流したフリをして 全力で喜んでしまう まだまだガキな高校生だけど 背伸びをしたかった私 一生懸命あなたの好きな マカロンを作ったっけ わざわざ呼び出して バレンタインを渡した 本命とか義理とか何も言わずに ずるい子だ そんな後日の真夜中に タブーが起きる 携帯にあな

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          8本

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          ひとつの星

          悲しい夜に天を仰ぐと いつもより星が綺麗で 宙(そら)が心に寄り添ったか? なんて、馬鹿げたことを考える よく隣で笑う君から ふといい香りがして ズルいと思ってしまう 僕は簡単には落とせない 傍から見ると 僕らは恋人らしい 別に嬉しくはないけれど 嫌な気持ちでもない 君といると僕は かっこつけられずに 一言多く話してしまう 「僕は簡単には落とせないよ」とか 君から見ると 僕は「かわいい人」だと 別に嬉しくはないけれど 僕は特別なんだよな 君の特別ってなんだろう どん

          ひとつの星

          夢みて落ちて

          眠りに落ちた あの子とランデブー 目覚めはむず痒い ただの夢なのに 意識してしまう 妄想癖 捨てきれなかったんだ 今日はずっとあの子で 夢の続きを… もし2人恋に落ちたら 絶対に合わないんだ まるで月と太陽 裏腹にふくらむ妄想 手をつないで 抱きしめたら 口説かれる 押し倒される 夢の続きを 試してみたいけれど 僕を嫌いだろう? 頭ではわかっている でも、もしもがあるなら… 今夜も眠りに落ちて あの子とランデブー 至近距離でドキドキする 夢の中のあの子 ああ、恋に

          夢みて落ちて

          adore

          深夜の公園 ベンチでラジオを囲み じわりとにじむ汗を気にしながら 片手間に談笑する 鮮やかなネオン街から抜けた 夜遊びの離脱者 僕らは陽キャにはなれないねって 皮肉をいいながらノンアルを手にする こんな時間が いつまで続いてくれるのか 形のない幸せを手にした気持ち 君らもそう思ってるかな ずっとかっこいい僕でいたいのに それを許さない君たち それがとても居心地がよくて こんな日々が続けばいいのにと 勝手に思ってしまうんだ こんな幸せが続くのなら 生きていたいと思うんだ

          イクジナシ

          「さあ、どっかへ消えな」 蹴散らしてゆく君の顔は 野良猫のように険しい どうして?なんで?なんて聞けない 他人を牽制をするような どこか張り詰めた空気 僕はそれを嫌う平和主義 お前が消えてくれ 何も知らずに 僕らはメビウスの輪にはまってゆく 拗れた道は修復が困難だって もう諦めてしまおうか 過去の君はなかったことにして 未来に生きる方が楽だ 君と過ごした愉快な日々 それも忘れ1つできたヒビに 僕らは崩されてしまった もとにもどす道がわからない 君との思い出を埋めた

          イクジナシ

          毛玉

          白く凍りつく吐息を 包み込むような温かな口づけで 氷点下に落ちる街を横目に わたしたちは恋に落ちる ゆっくりと踏みしめた地面の 足の感触もきっと忘れやしない 大好きなあなたと2人 歩くだけで幸せ 真夜中の地平線 どこまでも続いてないような 続いているような 不安定な景色を眺め 深く暗い恋に落ちてゆく あなたの青色と わたしの桃色が絡み合う 視界なんて 呼吸なんて あなたで満たして わたしの命なんて しょうもないんだから あなたの手で輝かせてよと 懇願するわたしに 恋

          落胆

          ぼくには想像したくないことが 世界にはたくさん落ちている。 悲しい気持ちに焦がれてるあの子 たくさん手を差し伸べた 綺麗な海、楽しいお店 楽しいねと笑いあった それでも悲しみは消えなくて たくさんプレゼントした 美味しいご飯、かわいい人形 もっと、もっと頂戴。 悲しみを理由に 欲深くなるあの子 もうあげるものはないよ そう伝えると もう「ぼく」はいらない、と。 ああ、ぼくはあの子の欲求を満たす 道具にしかなれなかった ああ、ぼくはあの子の本性を 見抜くことが出来なかっ

          Funny shine

          夜の静けさに 恐怖を憶えたのはいつからだろう うるさいと感じながら 喧噪に飛び込んでゆく 居心地が良い訳でもないのに ただ、空白を埋めるように 僕の描こうとした道は もう既になくなっている 信じたくない、考えたくない。 彷徨う心を隠して その場限りでもいい愛を探す 押しつぶされないように 必死にもがく闇の空 光なんて幻想なのに 騙されていたいと願う 説教たれるつもりなら 他所でやってくれ ぼくらは空蝉の子 死の匂いだけが頼り 救いなんて求めてない サヨナラなんて理

          Funny shine

          ちいさいひと

          ぼくはめんどくさい ちいさなことをかんがえて おおきくココロをふるわせる ぼくはめんどくさい きょうのことをかんがえて いやなキモチをぶりかえす ぼくはめんどくさい 他人のことをかんがえて じぶんのキモチをおし殺す ぼくってめんどくさいよね あーあ消えてしまおうか でもでもまってこんなにも あなたのことをかんがえて くるしみながらしぬのはいや。 さいごにためしにぼくだけを 大切にして生きてみたい そしたらたのしくなれるかな そしたらやさしくなれるかな しあわせなキモ

          ちいさいひと

          煙幕

          かったるい空気に 嫌気が刺す 「気分が悪いんで」は本当のこと みんな心配してくれて なんていい言葉なんだと思った 扉の向こうには 澄みきった青空が広がって そんな光の中へ 紫煙をあげるのは なにかイケナイコトをしてる気分で わっるい気持ちになる 君たちの光の世界を 僕が壊してあげるよ、なんて。 悪戯な心も この煙に集う連中には 一切知られることもない なんて冷たくて愉快 僕はこの世界を愛している 愛しているからこそ 自分色に染めたくて 汚しあげてしまう 申し訳ない。

          幸福すぎない世界は彩りを魅せる

          晴天にぶつかる通り雨が わたしを心地よくさせる じめじめとした空気は 気持ち悪いのだけど それがとってもちょうどいい まっさらなノートに美しい字 緊張感を増幅させる このノートに相応しいペンを もっといいペンを買おうか 向上心?贅沢品? わからないけれどなんか 虚しくなっちゃって 綺麗なものだけ 見ていればよかったのかな そうしたらどんどん美しくなって 透明になっちゃうのかな 色のない世界なんてさみしいよ 嫌なものもしっかり見届けた先には きっと綺麗な色が混ざり合う

          幸福すぎない世界は彩りを魅せる

          火遊び

          無知だからこその 美徳として 恋に目覚めた あなたは火花 わたしを照らし、痛めつけ 知らぬうちに焦がしてゆく 火遊びはやめてなんて やぶさかではない あなたは火花 その炎を消して、早く わたしの恋が燃え尽きる前に 浅ましい夢に 恋焦がれて 果てたわたしの指先には あなたはなくて 哀れなわたしの情事を 平坦な天井が物静かに 見守り、押しつぶす ああ、なんて滑稽なのでしょう 優雅に舞えず 這いつくばり あなたを追いかける ガラスの靴なんてない かかとの折れた真っ赤なハイヒー

          美しき背徳

          狭い土地に敷き詰められた たくさんの欲望が この街の卑しさを とても上手に表してる ギラギラと輝くネオンに彷徨う 私たちの視線は 不意に重なり合った というよりも重ねられた 初めからそのつもりで? なんて聞くのはスマートじゃない もう大人なんだから 駆け引きくらいしなきゃ 本能の赴くままに 美しく廃れた街には かわいい女がウロウロしてるのに そちらを蹴って私を遊ぶのは きっとバカな女とバレたから もう大人なんだから 駆け引きくらいしなきゃ みんなの前じゃ忘れたフリして

          美しき背徳