余裕を生み出す
こんにちは、さゆり先生です。
前回の『7歳までに大切なこと』の記事に、大事にしたいのは子どもを取りまく空間が『あたたかい空間』であってほしいことを提案しました。
でもね、そうは言うけど、日々の忙しい育児や保育の中でそう言う空間を作り出すことが決して簡単なことではないこと。。。
よーくわかります!!
家事と育児だけでも大変なのに、仕事をしている人は仕事で大きくドーンと時間を使い、自分の時間を持つと言うことがままならない。
そして気がつけば、どんどん心の余裕がなくなっている。
余裕がない時に笑顔が出ますか?
余裕がない時に人に優しく出来ますか?
あたたかい空間を生み出すことはできますか?
目の前に作り出されている空間は自身の心の状態の反映とも言えますね。
わたしも自分の育児を振り返ると、反省することが山ほどあります。
特に、あれもこれもマックスで忙しくやっていた過去の自分について考えます。その証拠は、小さな娘たちと写っている写真に写る自分。
そこには、無理に笑っている顔、、、笑っているけど目が笑ってない、、、
いかにも余裕がない顔、そんな写真が多くて、、、、😢
そんな過去の自分に伝えたいことがあります。
あれもこれも頑張ることは悪くはないけどね、もっと心に余裕を持ったらよかったかもねと。
心に余裕を持つってどうしたらいいのだろうか?
そんなこと、あの頃、考えたこともなかった。。。ただただ、反省です。
余談ですが、毎日、シュタイナー幼稚園の子どもたちと過ごす中で訓練したことがあります。それは、褒めることが難しい大変な子どもほど、認めてあげられること、感謝できることを見つけてあげて、それを本人に伝え、親に伝えると言うこと。
別の例えで言えば、これは自分の置かれた環境がゴミ山のように思えて途方にくれる状態でも、その中から一個ずつそこにあるお宝に気づいていく作業にも似ています。
一つ、二つ、三つ、、、ゴミ山からお宝を見つけることができる目が育てばそこに隠されれていた多くのお宝に気づき始めます。
そして、最初はゴミの山にいると思っていたけど本当は宝の山にいると気がつくことができます。
これを実生活に落としてみましょう。
あなたは、
本当はとても恵まれた環境に置かれています。
本当は求めればもっとサポートを得られます。
でも、余裕がないからそれが見えない。。。
見えないと、自分はとても不幸だと思ってしまうことも。
OOがないから。親が悪いから。政治が悪いから。社会が悪いから。パートナーが協力してくれない。。。
外に求めている限り、あなたは幸せを見つけることも、心に余裕がない生活から脱去することもできません。
わたしがここで提案できるいくつかの余裕を生み出す方法を紹介します。
ちなみに、これはわたし自身が自分のためにとる方法です。必ずしもそれが個々に当てはまるわけではないでしょう。でも、参考になることはたくさんあると思うのでピンときたら、ぜひやってみてください。
家事は適当に、でも丁寧に
家事には毎日絶対にしないといけないことと、しなくてもいいことがありますね。しなくてもいいことを生真面目にしない。2日や3日に一回、もしくは1週間に一回でもいいんです。でも、やる時は丁寧にする。丁寧にするとき、その時間を瞑想のような禅の時間と思って集中してやってみましょう。
欲を言えば、丁寧にする作業を小さな子どもたちに見せましょう。子どもが少し大きくなったら一緒にやるのもとてもいい時間になります。
家事も仕事のうち。そういう仕事ってね、『作業』を超えて丁寧にすると、それは時間を切り売りするような仕事ではなくなり喜びに変わります。
喜びに変わるとその時間は豊かな時間になります。
アートな時間をもつ
一人の時間を持てたとき、そして持てないときでも、何かをアートするというのは、心の中に余裕を生み出してくれます。
ちょっと煮詰まったとき、わたしは手仕事をします。
裁縫道具を取り出して、前から気になっていたものを作ります。
わたしの場合、手仕事では済まないくらい、どうしようもなく腹が立っているときは、Youtubeカラオケを楽しみます。そして難易度の高い歌を歌う練習に集中すると、怒っている場所から抜け出ることができます。
これ、アートな時間?
はい。
歌うことはアートな時間です💞
ちなみに、娘二人も、勉強などや人間関係で煮詰まったときは、ピアノをひたすら弾いたり、絵を描いたり、ギターを弾くことに集中したり。。。
アートな時間のあとは、なぜかスッキリします。
心が整う感じ。
身の回りにある小さなことへの感謝
ないと思っていたものは、本当はただ見えていないだけ。。。ってこと多いものです。
自分が本当はいかに恵まれた環境にいるのか。
周りからサポートをもらっていたか。
ここを今、自分がかけてるメガネを外して、マクロなメガネ(視点)とミクロなメガネ(視点)で自分の状況を観察してみてみましょう。一段高いところに登って、森という全体像をみながら一本、一本の木をみるような感じ。
そうするとね、小さすぎて、平凡すぎて見えてなかったことに気がつくことができるかもしれません。それは、平凡すぎて、当たり前すぎて、気づかなかった自分の周りにある幸せかもしれないですね。
そこに気がつくとふと心は軽くなり、笑顔が戻ります。
自分に余裕がないなあって感じたとき、
目の前の空間がちょっと”やばい”と感じたとき、
一度立ち止まってみましょう。
そして余裕がない自分を一度受け入れて、大きく深呼吸をしてみましょう。
きっと、あなたの中に余裕を生み出せます。