私的夏休みの課題図書
夏休みなんてないといえばないのだけれど。
気分だけでも夏休みを味わいたい!
学生の頃は全く本を読まなかったので、
夏休みの課題図書とか読書感想文とか、
死ぬほど嫌だった記憶がある。
読書そのものが嫌いというよりは、
おそらく感想文を書くために本を読むことが億劫だったんだと思う。
この文章から自分の経験と結びつく主題を読み解かねばならない...!と気を張ってしまうからだろうか。
大人になった今は、
そんなこと気にせずのびのびと読書ができる。
ということで!
私が選ぶ私のための夏の課題図書をご紹介。
1.自由研究には向かない殺人 / ホーリー・ジャクソン
2022年本屋大賞の翻訳小説部門1位になった時に知って、いつか必ず読もうと思っていた作品。
今はもう3作目まで出ているらしい。
高校生のピップが長い夏休みの自由研究として、5年前に町で起きたクラスメイトの失踪事件を調べ、事件の本当の真相を解明していく青春ミステリー。
こういう頭の切れる少年少女が事件の真相に迫っていくミステリに弱い。
さわりだけ読み始めているけど、既におもしろい。
2.百年の孤独 / ガブリエル・ガルシア=マルケス
文庫化される時に予約までしておいて、
まだ1ページも開いていない。
これだけ話題な今!!読むしかない!!
放っておくといつまでも積んでしまいそうなので、
ここで課題図書に取り上げることで、自分を鼓舞していこうと思う。
既に読了された猛者はいるだろうか?
3.転の声 / 尾崎世界観
既に紹介した2冊が結構分厚いので、
比較的薄めの本をチョイス。
第171回芥川賞候補作!
候補作の中でも一番気になっていた作品がこちら。
「俺を転売してくれませんか」
帯のこの一文のインパクトで、買おう!と決心。
尾崎さん、いつか芥川賞とってほしい。
個人的な偏見だけど、
若くて青い作品は芥川賞選考委員の好みに合わない(というか青過ぎてオジサン達が読むとタジタジしてしまう)から選ばれにくいのだと思う。
誠に本当に勝手ながら...
でも私はそういう作品が好きなので受賞して欲しい!
以前は芥川賞発表までに、
候補作5作品全部ひと通り読んで、どれが受賞するか予想するひとり遊びをしていたのだけれど...
最近は全然できてない。
4.おわりに
以上が私の夏の課題図書3冊です。
皆さまの夏の読書の参考になれば幸いです。