影
今日、写真フォルダを見返していたんです。
そしたら私、影が好きなのかもしれないと
ふと気が付きました。
地面に映った木の影、
夕日が部屋に差し込み長くなったテレビ台の影、
読書灯に照らされた机の影、
そして日差しを受けた自分の影。
色んな影の写真がフォルダの中にありました。
なぜ影に惹かれるのか、
自分なりに考察してみたのですが、
言語化するのはそれなりに難しくて。
でも、影を見ていると、
世界の形がちゃんと分かるような気がするのは
確かです。
木の下から空を見上げると、
空と木の境界線って意外とはっきり分からなかったりします。(太陽が眩しいせいもありますが)
けれど、下に目線を移すと
木の輪郭をはっきりと捉えた影があって、
ああ、こんな形をしていたんだ
と思うことがあります。
その木がちゃんと今この瞬間に、この場所に存在していることを証明するかのように。
同じように、
私が今ここに存在しているという証明になるが故に、影に惹かれているのかもしれません。