Pino

東京の大学生。カメラと美術館巡りが好きです。

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東京の大学生。カメラと美術館巡りが好きです。

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自己紹介

はじめまして。 この投稿を機に、改めてnoteをしっかり書こうと決意しました。 私は東京の大学に通う学生です。 趣味はカメラ、映画鑑賞、読書、音楽鑑賞、 美術館と喫茶店に行くこと、です。 緩急のないコンテンツが好きで、 特にオチのない、淡々と流れる映画や本ばかりに触れている気がします。 音楽もとにかく優しいものが好きです。 (青葉市子、カネコアヤノ、wave to earth、リュックと添い寝ごはん、など) 観察も大好きです。 なぜなぜ期が一生続いていて、人や自然や

    • 北海道旅行記➀-農村の風景-

      今年の夏、初めて北海道に上陸しました。 最初に訪れたのは、小樽から車で40分程の場所に位置する赤井川村。 赤井川村は四方八方を山に囲まれた〈カルデラ〉状の地形をなしています。 人口は1165人(令和2年時点)。 約600世帯が、広大な自然の中で暮らしています。 まず、森を抜けて見えてきたのは、本州とは一味違う農村の風景。 本州よりも気温が低いからか植生も異なり、 どこかフランスの田舎を連想させます。 赤井川村には、 大きなスーパーマーケットやショッピングセンターはありま

      • 秋が待ち遠しいこの頃

        連日続いている雨のせいか、 気温が以前よりも少し下がって、 秋がとても待ち遠しく感じます。 夏は暑くて思うように出掛けられないので、 毎年秋が近づくと、 外出衝動に駆られるものです。 芝生の上でピクニックをしたり、 川沿いを歩いてカフェ巡りをしたり、 美術館に行ったり、 やりたいことは山積みです。 秋には、儚さを感じます。 あっという間に色づいて、 私を見て、と 言わんばかりに存在感を増したと思えば、 すぐに葉を落としてしまう木々たち。 冬の訪れを予報するかのような

        • 夜明けのすべて【映画】

          三宅唱監督、映画「夜明けのすべて」を、 今更ながら鑑賞しました。 原作の小説は以前読んだのですが、 予告編がすごく素敵だったので、 映画も観てみることにしました。 それぞれの生きづらさを抱えた山添くんと藤沢さん。 毎日を確かに生きながら、徐々に心を開いていく二人。 二人を優しく取り囲む人々との交流や、 季節の移ろいなども含めて、 本当に最初から最後までとても美しい映像作品でした。 日常生活での「生きづらさ」という部分に関しては、 これまで私自身も少なからず感じてきたこと

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        自己紹介

          面接

          先日、新しいアルバイトの面接に行きました。 私はあまり話すのが得意な方ではなくて、 頭の中でしっかり言葉を文章に組み立ててからではないと、 自分の想いをきちんと伝えられないような感じがするのです。 けれど、 考えて考えて、頑張って練った文章を口に出してみると、 なんだか人間味の無い会話になりがちで。 そういうわけで、 面接にはかなり苦手意識があります。 今回面接に行った企業は、 昔から愛用している生活雑貨や食品、衣服等を扱うブランドだったので、 素直に商品が好きな気持

          今を生きる

          「今を生きる」ってすごく難しいことのような気がするんです。 物理的には、 私たちが生きられるのは「今」だけなのですが、 過去や未来に囚われて、 気が付いたら時間が過ぎ去っているということが多々あります。 先日、 ディズニー&ピクサーの最新作「インサイド・ヘッド2」を 観たのですが、 その映画の中で登場する新キャラクター”シンパイ”に とても親近感が湧きました。 シンパイは、 ここでAの選択をしたら、こうなって、その後こうなって、 逆にBの選択をしたら、ああなって、 とい

          今を生きる

          何者でもない自分

          就活真っ只中の大学3年生、 絶賛悩み中です。 私の大学生活の中での大きなテーマは「自分らしさって何?」でした。 大学進学で上京し、様々なバックグラウンドを持った人々と出会いました。 今まで真面目に誠実に生きてきたはずなのに、 自分の持っているもの全てを人と比べて、 何も誇れることが無いことに絶望しました。 今ではそんなことない!と感じることができるのですが、 その時は「何者でもない自分」という現実に 耐えることができませんでした。 そして、人との関わりを極力避け、 本

          何者でもない自分

          西洋絵画の400年

          先日、静岡市美術館で開催されている 「西洋絵画の400年」を訪れました! 私は西洋絵画、特に印象派が大好きなので、 これは見逃せないと思い、早速足を運んできました。 平日のお昼ごろに着きましたが、展示が始まったばかり ということもあり、人は比較的多かったです。 分類も分かりやすく、作品の数も適当で、 心地よく鑑賞できました。 前半は、絵画のジャンルごとに作品が展示され、 後半は、ジャンルに捉われない新しい画法や主題を求める時代に 生まれた作品たちが並べられています。

          西洋絵画の400年

          The Sense of Wonder

          今日はついに!! レイチェル・カーソンの 〈センス・オブ・ワンダー〉をお迎えしました。  本屋さんで度々目にしていたのですが、 買う機会がなかなか巡って来ず、 本日やっと手に入れることができました。 まだ半分くらいしか読めていませんが、 自然の描写が本当に私好みなんです。 学校で、 自然環境と人との関わりについて 考えることが多いので、 自然に触れることが 子供にとっても大人にとっても、 人間らしく生きるためには不可欠である、と 私自身痛感しています。 大人になるにつ

          The Sense of Wonder

          今日、写真フォルダを見返していたんです。 そしたら私、影が好きなのかもしれないと ふと気が付きました。 地面に映った木の影、 夕日が部屋に差し込み長くなったテレビ台の影、 読書灯に照らされた机の影、 そして日差しを受けた自分の影。 色んな影の写真がフォルダの中にありました。 なぜ影に惹かれるのか、 自分なりに考察してみたのですが、 言語化するのはそれなりに難しくて。 でも、影を見ていると、 世界の形がちゃんと分かるような気がするのは 確かです。 木の下から空を見上

          昨日、野菜の収穫を体験しました。 トマト、ピーマン、きゅうり、なす、インゲン。 どれも艶があって、連日の強い日差しに負けないくらいキラキラしていて。 久しぶりに自然に触れたもので、 農場に向かうまでに出会った、 お花や草や水路の水や木漏れ日なんかにも いつも以上にときめいてしまいました。 日差しは刺さるように厳しいけれど、 目に入る光景は木々の緑と畑の緑で とても青々しいのです。 都会の中にいると 忙しない日々に追われてしまいますが、 せめて自然にときめく心は 失わ

          月とコーヒー

          この本と最初に出会ったのは神保町のカフェでした。24のお話からなる短編集ですが、その時は最初の3つほどしか読めず、何ヶ月か経ってから本屋さんで見かけたので思わず購入しました。 寝る前に読む話、それも続きが気になって眠れないものではなく、あれはどうなったのだろうと考えているうちに眠りに落ちてしまうような話を、ということで著者の吉田篤弘さんが書かれた本です。 読んでみると本当にその通りで明確なオチとか大逆転劇とかそういうものはないけれど、読み終わるとふわふわと現実と夢の境にい

          月とコーヒー

          アメリ

          好きな映画を聞かれて真っ先に思いつくのが、2001年公開の『アメリ』です。 幼い頃から孤独で、空想の世界で生きてきたアメリは、自らのアパートで見つけた宝箱を持ち主に返すために冒険に出ます。これをきっかけに他人に幸せを与える喜びを知り、ある時青年ニノに出会います。アメリは今まで経験したことのない感情に戸惑いますが...。 アメリを1番最初に観たのは最近で、昨年の秋頃だったと思います。この映画の存在自体はそれまでも知っていましたが、第二外国語でフランス語を履修しており、フラン

          高畑勲展

          高畑勲展に行ってきました!平日に訪れましたが、空いていてじっくり見ることができました。所要時間は一つひとつゆっくり見て1時間半~2時間程でした。 「太陽の王子 ホルスの大冒険」を始めとする初期の作品から、「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」などを経て、2013年の「かぐや姫の物語」まで、日本のアニメーション界を牽引し新しい表現方法に挑戦し続けた高畑勲の軌跡を辿ります。 「火垂るの墓」や「かぐや姫の物語」などは何度も見たことがありましたが、初期の作品は

          高畑勲展