どうていを卒業できた話(2)
前回書いてから1ヶ月経ってしまいました。やばい。
さて、私がバイトへ行っている中、留守番していた彼女にヤバイ日記を見られてしまったわけですが、その日記の内容はクリスマスプレゼントがめんどくさいとか、マッチングアプリをしたいとか、とにかく最低なものだったわけです。
当然彼女は激怒し、泣き出してしまいました。私は何も言葉にできずに、ただごめんということしかできませんでした。100%私が悪いわけですから、彼女の言葉を全て受け止めて、ひたすらごめんと謝っていました。ごめんと言いすぎて、
「さっきからそれしか言わねえじゃねえか!!!」
と怒鳴られてしまいました。
「すみませんでした。」
と謝りました。
人間というものは相手が100%悪いと確信した瞬間、鬼になるものですから本当に恐ろしい時間でした。彼女も怒り疲れてしまって落ち着いた頃、話の展開は今後のことに変わっていきました。
「ひよこ君はどうしたいの?」
彼女はこう問いました。正直私は別れたくありませんでした。まだ童貞を卒業していないから。しかし、この状況で私が別れたくないなんて言い出すのはおこがましいことだと思い、彼女に判断を完全に委ねようと思いました。
「僕はAちゃんを傷つけてしまって、人間として最低なことをしたと思う。もう僕が言えることなんてないし、いう資格もないと思う。」
「正直私もどうしたらいいかわからないよ。だって今まで優しくしてくれたのに。もう信じれなくなっちゃいそうだよ。」
「本当にごめんね。でも今まで優しくしていたことは嘘じゃないし、裏で悪いことを考えていたわけではないんだ。本当に優しくしたくてしたんだよ。それは信じて欲しい。本当にごめん。」
この言葉を言った時、何故か涙が溢れてきました。この涙が効いたのだと思います。私たちはハグをしました。
「今回は許すよ。もう絶対しないでね。」
こうしてなんとか危機を乗り切ったわけです。
今回危機を回避できたポイントは2つあると思っておりまして、1つ目は彼女のどんな罵声も全て受け入れてひたすら謝ったこと。2つ目は別れたくないと自分から言わなかったことです。
言い返すと、怒りを増幅させてしまうきっかけになりかねませんのでやめましょう。また、もしもこちらから別れたくないと言ったら、彼女はいやだと返事をするだけでいいことになってしまいますよね。それをさせないことで別れを切り出すハードルを上げることができたのです。参考にしてね。(しないでね。)
本題ですけど、その晩にようやくいざというときにふにゃふにゃになってしまっていたものが、そうなる前に勢いよく入れることができたので、私は卒業できたのです。本当にようやくかあっという感想でした。早く卒業したくてたまりませんでしたから、本当に嬉しかったです。
そしてその晩から翌日まで、猿のように6回も事に及んでしまったのは、ここだけの話。
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