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誰かにSOSを出せるように…

適応障害を発症してから、自分を見つめ直す機会が多くありました。社会人になって「仕事がつらい、環境がつらい」と誰かに伝えることができたのは11月上旬でした。

今日は、私が大学生のときからお世話になっていた先生とオンラインでお話をしました。

まずは現状を伝えて、その先生と「ガイドゲーム」というゲームに取り組みました。

上のサイトに「ガイドゲーム」が分かりやすく解説されていました。そのサイトを見て、「ガイドゲーム」の概要を簡単にまとめました。

「ガイドゲーム」とは、悩みの正体や本当の自分の思いに気づき、人生を前に進めるための大人のディスカッションゲームです。最初に、悩みなど解決したいこと「テーマ」を決めます。そして雑談のように、テーマとは関係のないランダムに決められたお題(カード)について意見を伝え合います。悩みの本質は一つなので、テーマに対する答えや、本当の自分の思いに気づくことができます。

https://mindbrain-consultant.com/guide-game/より一部抜粋して引用

私は「どのようにSOSを出すか」というテーマを設定しました。テーマが決定した後、先生が持っていたトランプをランダムで選びました。私との対話のお題は「今の中国についてどう思いますか?」というものでした。

私は「最近は、悲しい事件が多く起きているイメージがあります」と答えました。その後、先生から「具体的に?」や「その事件の原因と答えた貧困や不況、社会の問題は中国だけ?世界的な問題?」、「日本ではどういうことがあてはまる?」などの質問をしていただき、私は知っている情報を答えていきました。

先生は、「じゃあこの問題とあなたがいま置かれている職場、学校には関係があると思う?」と質問し、私は少し悩みました。「もしかしたら、関係があるかもしれません」と答え、このテーマの対話は終わりました。

対話が終わった後、先生から

「あなたは自分が持っている知識を話していた。それは、予想通りだった。どう思う?という質問に対して、直接的な答えは言っていなかった。例えば、中国が好きか嫌いかという感情的な答え。きっと今までの人生で、自分の感情を隠してきたのではないかな。自分の感情を出したいけれど、ぐっとこらえている感じ。」

と言われました。先生が分析した通りでした。4月1日の教員生活が始まってから、私はずっと辛い思いをしてきました。しかし、その辛い思いは決して他の人には伝えることができませんでした。なぜならば、

先生方が「時間が無い。授業がフルコマ」と言って忙しくしているにも関わらず、教員1年目の私なんかが辛いと言っていいのだろうか。初任者研修などで同期に会って、同期が辛いと話している中で私が「私も辛い」と言うことによって、空気をより悪くしてしまうのではないか。

と考えていたためです。

さらに、SOSが出せない状況は幼少期から親の言いなりになり、親の機嫌を取って過ごしてきたことも関係しているのではないかと分析していました。本当にその通りでした。心を見透かされているような気がしました。

その先生と話して、まずは「誰かにSOSを出せるようになる」という目標を立てました。

適応障害を発症されている方々の中にも「誰かにSOSを出したいけれど、なかなかできない」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。私もその一人です。私も今すぐには「誰かにSOSを出せるようになる」ことは難しいです。

そのため、
「誰かに言えなくてもnoteSNSなどを活用して自分を発信する」
「ルーズリーフに自分が抱えているモヤモヤを書き出して、自分からモヤモヤを離す」
「これおかしいな、変だなと思ったことを信頼している人にメッセージを送ってみる」
という小さなステップから登っていきたいと思います。

誰かにSOSが出せますように…。

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