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ペンネームの作り方

 ネットで記事を書く際に悩むのが、ペンネームではないでしょうか。
 私もいくつか考えました。
 でも、ピンときませんでした。
 そこでどのような経過で自分のペンネームを決めたのか、以下にまとめてみました。
 まだまだ検討の余地はあるものの、自分の試行錯誤がペンネームで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

きっかけは朝

 まず、私のペンネームは『火山竜一』です。読み方は「ひやま りゅういち」としています。
 フリガナでもふらないと、誰でも「かざん」と読んでしまうでしょう。「かざん」より「ひやま」のほうが、名前らしい読み方だと考えています。
 もちろん、ふつう「ひやま」は桧山・樋山・飛山と、実際に使われている名前があるわけです。
 この名前を思いついたのは、朝でした。
 寝床から起きたときに、脳裏に閃いたのです。
 朝というのは、潜在意識が働く特別な時間ですね。心の奥底の望んでいることが、思わぬ形で表出することがあるようです。ただし、そのまんまで通用するかは、別ですが。 
 そこで、閃いてから、このアイデアを分析してみました。
 結果として、以下の理由から「意外にいいかもね!」となった次第です。 
 この名前の特徴を次のように私なりに分析してみました。

オリジナル性

 火山を名前に使ったのは、オリジナル性にこだわったのが、一つの理由です。印象的な名前にしたかったわけですね。
 火山という名前の方は、ほとんどいないのではないでしょうか。しかも、読み方が「ひやま」では、なおさらです。
 この名前が成功しているのかはわかりませんが、一回読み方を知れば、忘れにくい名前かなと思っています。
 ちなみに友人は、電話口で「おい、かざんりゅういちで、記事を書いているんだって」と、やっばり「かざん」と読みましたが・・・・・・トホホ。

わかりやすく

 次に考えたのは、画数が少ない方がわかりやすいかなと。
 画数が少ないと目に入りやすいし、頭に定着しやすいのではないか。読み方はさておいて、読み手には負担の少ないのがいいかな。
 というのは、私の実名は、実は画数が多くて、そのために小学校の一年生の頃に、こんなことがありました。
 テストの時間、名前を漢字で丁寧に書いているうちに、テストの時間が終わってしまったのです。
 やっと覚えたばかりの名前の漢字を、一生懸命書いているうちに、時間がなくなってしまいました。たぶん、下手な字が気に入らなくて、消しゴムで消しては書き直したりしていたのでしょう。
 まだ小学一年生です。不慣れなテストで、残り時間なんて、考えていなかったのです。
 まあ、ペンネームとテストでは、なんの関係もないことですが、こんな幼い頃の体験からペンネームは画数を少なくしようと決めていました。
 だからこそ、「竜一」なのですね。「龍一」より画数が少ないわけです。シンプルですね。
 四文字全体を、画数少なくするという方針で、一貫することにしました。

絵画的な視点

 ペンネームの形を絵画に例えると、「火山竜一」は縦書きでは、『中心線』が一本通っています。柱があるわけです。
 横書きでは、△の形をベースに、地面の上に立っているような、大地から力をもらっているような『安定感』があるかなと。
『中心線』と『安定感』の絵画の構成的な視点で気に入ったわけです。

音色はどうか

 音楽は苦手なので、『響き』については直感です。
 言いやすければ、よいというだけです。長すぎると、覚えにくいですからね。自然な響きでまとめたいものです。
 ここは、人により、大きく好みの分かれるところでしょう。

何に使うのか

 本当は、何に使うのか、的を絞ったほうがよいでしょう。時代小説・歴史小説などは、プロ作家の名前は実にそれらしいですね。司馬遼太郎氏なと典型ですね。
 自分のペンネームは、現実ではなく架空の世界を創作するのにむいているかなと、考えました。
 SF、ファンタジー、時代・歴史小説、エッセイ、ハウツウ、何にでも使えそうな気がしました。
 でも、一つに的を絞ってはいません。こればかりは、創作の浮気性は仕方がないところです。せめて「一」と入れて、方向性を自己暗示しようとしているつもりです。
 理想としては、自分の取り組みたい方向があるならば、その方向(ジャンル)をイメージできる名前がいいんでしょうね。

テーマは何か

 さて、ペンネームで、もっとも問題なのは、名前の由来、名前の背負っているテーマです。
 私はこう考えました。
「火山が爆発して噴煙が吹きあがる中を、巨大な竜が一匹這い出して、上空へ昇っていくような創作をしたい」
 これです。
 できる、できないは考えず、とりあえず、決めてしまいました。
「それが『ファンタスティックコント』かよ」
 と言われると、
 ちと言葉につまりますが、
 創作はこれからだということで・・・・。
 ペンネームでは、理由・テーマ・夢・志・目標といった自分の目指したい方向を大切にしたいものですね。

使った感想は

 なんとなく慣れてしまいました。
 他にペンネームが閃かないので、当分これでいこうかなと。
 賞への応募はどうか。まだわかりません。ただし、電子書籍の出版は、やはりこのペンネームの方がのかなと思っています。
 kindle、楽天koboなど、チャレンジする予定です。
 複数のペンネームを使うのも面白いと思うのですが、どうも思いつきません。以前、賞に応募して入選したり予選を通ったことはありますが、このころは実名でした。今度はどうか。
 占い師に相談しようかな。
 いや祈祷師がいいか。
 それよりも、まずは、一行を書くことでしょう。では。

ニックネーム

『ニックネーム』だけで、一つの記事になりますね。
 いや、独立した記事にすべき重要な要素でしょう。
 私はペンネームは考えてきたのに、ニックネームは考えたことがありませんでした。
 ところが、ネットの各記事を読んだり、電子書籍を買ったりすると、実に多くのニックネームに出会うのです。
 かえって、noteや電子書籍では、ニックネームがメジャーで多用されているようです。ニックネームの使用こそは、インターネットならでは特徴ではないでしょうか。
 一方、一冊の本に、ニックネームが使われている場合は、著者像がまったくピンとこないですね。実態不明で、どんな人物か、イメージが湧きません。
 書籍は実名かペンネームが伝統的なように思えます。
 ネットでは、かえってニックネームの使用は、「気軽に読める記事なんですよ」という言外のメッセージが伝えやすくて、読者に親しみやすく感じてもらえるのでは、ないでしょうか。
 ネットの記事は、本より記事の字数が少ないためと、スマホやパソコンでは、長い文章は目に負担感があるということから、ニックネームはネット記事には相性が良いのでしょう。
 作者が先々どんな記事を書きたいのかにより、ニックネームの使用も一つの方法でしょう。
 ペンネームを選ぶか、ニックネームを選ぶのかは、今後何を書きたいのかによりますね。でも、あまり考え込まずに、朝の思い付きのように、パッと閃いた方を選んだ方がいいかもしれません。
 
追記ーあれ、各章のタイトルが6文字になっちゃった。 



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